来年のロンドン五輪のメインスタジアムが、五輪終了後、サッカー・プレミアリーグのウエストハムの本拠地となることが決まった。同じく名乗りを上げていたトットナムに勝ったかたちだ。
ウエストハムは陸上トラックを残したまま多目的競技場として使うことを約束。一方のトットナムは作り直してサッカー専用スタジアムにする計画だった。
結局、ロンドン五輪の遺産(レガシー)を、そのままのかたちで残すことになるウエストハムの計画が採用された。もともと、五輪招致の段階で、メイン会場をそのまま残すことを主張していたので、当然といえば、当然の結果だと言える。
ただし、サッカーファンからみると、やはり残念。まして、イングランドのプレミアリーグである。これまで、陸上兼用スタジアムを本拠地にしたプレミアリーグのクラブはあっただろうか?十分とはいえないが、ぼくの記憶にはない。
これも時代の流れなのかもしれないが、早ければ2012年のシーズンから、陸上トラックで囲まれたピッチでおこなわれるプレミアリーグがお目見えすることになる。サッカーの母国にふさわしくない、新しいサッカーシーンが生まれることになる。
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