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観客席で思ったこと ~200文字限定のスポーツコラム~
 



<カタールW杯雑感+ 2022/12/7-3>
ポルトガル対スイスを観たルセイル・スタジアムは、今大会の最大のスタジアムで決勝戦の会場でもある。公式ファンガイドでは収容人数8万人となっているが、グループステージのブラジル対セルビア戦で88,103人、アルゼンチン対サウジアラビア戦で88,012人を記録し、この日の入場者数も83,720と、キャパ超えの数字が発表された。
見た目にはわかりにくいが、スタンドは7層に分かれていて、ぼくの席はバックスタンドの7層の上方だった。スタジアムに入り、7層までひたすら階段を上る。みな、息をきらせながら、黙々と上る。りっぱな外観のわりにエスカレーターもないのか、とぼやきたくなる。そして7層に着いたのはいいが、上方の席なので、さらに1階分上るというおまけつきだった。
たどり着いた席からの視界は絶景だ。日本なら、埼玉スタジアム2002のアッパー最上段くらいの感じだろうか。たぶん、埼スタもゴール裏にスタンドを重ねれば、同じくらいの規模のスタジアムになるのではないか。
当然、ぐるりと屋根に覆われているので、8万人の大歓声がガンガン響きまわる。この日も、後半、ロナウド出場を催促するロナウド・コールが何度も響き渡った。
サッカーを十分に楽しんだ後は、帰りも大変だった。8万人のほとんどが、メトロの最寄り駅ルセイルQNBを使うからだ。スタジアムから駅まで混雑緩和のために迂回させられ、進んでは止まり、ぼくがメトロに乗れたのは、試合終了から1時間半後ぐらいだった。それでも、まだ後ろには大勢のファンが列に並んで残っていた。
ただ、こんなスタジアムでの苦労も、「W杯あるある」のひとつ。W杯観戦の旅を楽しむためには、「鷹揚さ」が必要なのだ。










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<カタールW杯雑感 2022/12/7>
現地観戦の最後はポルトガル対スイス。ロナウドを先発からはずしたポルトガルが6対1と圧勝した。ポルトガルは、消化試合だったグループステージの韓国戦とはうってかわって、伸び伸びと活き活きとしたパフォーマンス。そして、21歳のラモスがハットトリック、ベテラン39歳のペペもゴールを決めた。予想外の展開にスタジアム全体があきれるほどだ。終盤にロナウドが交代出場すると、すっかり「お花見試合」になってしまった。




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