<スポーツ雑感+ 2025/1/13-2>
高校サッカー決勝の前に、国立競技場にある「秩父宮記念ギャラリー」に寄ってみた。旧国立競技場の「秩父宮記念スポーツ博物館」にあった「秩父宮御遺品室」を、現国立競技場でリニューアルしたとのこと。目測で約40~50㎡ほどの部屋の片側の壁に、「スポーツの宮様」秩父宮雍人(やすひと)親王にまつわるものが、もう片側に、3月までの企画展として「全国スポーツ写真・スポーツ俳句コンクール2024入賞作品」が展示されていた。入口はわかりにくく、入ってみて、その狭さに驚いてしまった。率直に言って、秩父宮親王への畏敬があまり感じられない、とってつけたスペースのように思えた。
日本唯一の総合スポーツ博物館を謳い、スポーツ専門図書館も併設していた「秩父宮記念スポーツ博物館」は、旧国立競技場から現国立競技場へ移されることなく、現在、長期休館中。日本のスポーツ史を語るお宝は船橋市の倉庫で眠ったままだ。どこかの記事に、建て替えられる(2028年完成?)新秩父宮ラグビー場内に、「秩父宮記念スポーツ博物館」を設置すると書いてあったと記憶しているが、どうなのだろうか。
また、国立競技場は、2025年度からJSC(日本スポーツ振興センター)に替わって、NTTドコモやJリーグなどによる共同事業体が運営することになる。この民営化のなかで、国立競技場の採算性を高めるためのさまざまな活用が検討・実施されるはずだが、博物館はその対象にならないのだろうか。
いずれにしても、日本のスポーツの発展に貢献した先人たちの功績に真摯に向き合い、広く伝える場が、再び、1日でも早くできることを願う。