<スポーツ雑感+ 2024/12/27>
来年秋に開催される「東京2025世界陸上」の観戦チケットを、2024年12月25日から2025年1月7日までのチケット年末年始特別販売で購入した。どうせ大会が近づくとうずいてきて、観に行きたくなる自分の性分を十分にわかっているからだ。
男女の100m準決勝、決勝などがある9月14日(日)のイブニングセッションのメインスタンド(100m走に近い方)3層、8000円(カテゴリーB)の席を確保した。チケットぴあで買ったのだが、チケット料金8000円に、特別販売利用料(1枚につき)550円と特別チャージ(1枚につき)550円が加わり、合計金額は9100円となった。「世界陸上なら、まぁいいか」と思ってはいるものの、この「特別販売利用料」と「特別チャージ」とは何だろうかという疑問がわいてきた。
普段のチケットぴあなら、チケット料金に追加されるのは、システム手数料330円(1枚)、発券手数料165円(1枚)、それに決済手数料330円(購入毎)の合計825円だ。これについても、常々、高額だと感じているものの、システム、発券、決済は必要な手続きなのだからと、自分で自分を納得させている。それに対し、世界陸上の「特別販売利用料」と「特別チャージ」の合計1100円は、「特別な大会だから、普段より高いんです」と言われているようにしか思えない。こんなことなら、特別分を外出しにしないで、チケット料金に含めてもらった方がよっぽどスッキリする。
さらに、不可解な点も。世界陸上の観戦チケットは、ぼくが利用した「チケットぴあ」のほかに、「TBSチケット」でも購入できる(この2つでしか購入できない)。ちなみに、チケットぴあもTBSも大会のスポンサーである。そのTBSチケットで観戦チケットを購入すると、チケット料金はもちろん一緒なのだが、「特別販売利用料」はかからず、「特別チャージ」の550円(1枚)だけが追加される。つまり、合計金額は、チケットぴあで買うよりも550円安くなる。実質的に2重価格になっていると言えるのではないか。ダイナミック・プライシングとは違うので、あまりよろしくないのではないか。
以上が、実際に観戦チケットを買ってから気づいたことだ。とりあえず言えることは、「これから世界陸上の観戦チケットを買うのであれば、TBSチケットの方がお得です」。