<スポーツ雑感+ 2024/12/19-2>
昨日、東京五輪談合事件で独禁法違反に問われた「セレスポ」に求刑通りの罰金2億8千万円、同社の前専務・鎌田被告に懲役1年10月、執行猶予4年(求刑・懲役1年10月)の有罪判決が、東京地裁から言い渡された。受注者側として、有罪が言い渡されたのは博報堂(控訴中)に続いて2社目。セレスポ、鎌田被告も控訴するようだ。なお、発注者側の元組織委・森次長は有罪が確定している。
セレスポは、この8月に、一連の談合事件を担当している安永裁判長について、公平・客観性のある審判が期待できないとして、忌避を申し立てしたが、却下されている。セレスポにとっては、その予想どおりになったとも言える。年明けには、電通グループ(1月30日)、東急エージェンシー(3月21日)に判決が出る予定だが、個人には執行猶予がつくだろうが、博報堂、セレスポと同様に、罰金、懲役は求刑通りになるのだろう。同じ裁判官の下、個々の事情がくみ取られることはなさそうだ。
昨日の公判では、一般傍聴券42枚に対して、80人以上の希望者が並んだ。残念ながら、抽選に外れてしまって傍聴できなかった。そのこともあり、モヤモヤしたものを感じながら、セレスポ有罪の報道記事を読んだ。