いつも思うことだが、弓道をしていなかったら、この時間に、この道場で、この人達に会うことが出来ない。奇跡すら感じる。
朝に弱いわたしは、6時前に家を出て2時間走って来る自信がなくて前泊した。おかげで、美味しい寿司を頂き、聞くところによると、そこの娘さんも実は弓道をしていて、当日講習会に参加していた。
羽咋の道場へ来たのは何年ぶりだろう。県体が持ち回りで開催されていた頃、羽咋の道場へは何度か来た。懐かしい道場のたたずまい。立派な白い塀にへばりついて、県体の応援をしていた。殿と並んで立っていた気がする。あの頃、H先輩もY先輩もいた。みんな旅立ったのだ。じわーーー
挨拶に「初めまして・・小百合です」と、言いそうになった。そのくらい、雰囲気がほんわかしていた。
熱意が刺激を呼び、刺激が熱意となる。そんな風に、両S先生の熱意が能登の地に根付いて、称号者や七段の先生の誕生を助けたに違いない。その熱意はまたはね返って戻ってくる。波及する。