10月5日出発。白山禅定道(旧越前禅定道)を行き、南竜山荘で泊まり、翌日は別山からチブリ尾根を下るというルートに挑戦。初めて白山に登頂させてくれた仲間と同行。
しかし、無理のない行程にしたものの、市ノ瀬から出発し、一日9時間歩くことになる。今までの登山で、一日に長く歩いたのは、白山をその日のうちに頂上へ行って室堂に泊った時と、黒ボコまでの、モッコウバラさんとの日帰りでゆっくり9時間歩いたことで、その実績だけで行けるのだろうか心配だった。天気と仲間に助けられ何とかたどり着けることを祈り出かけた。
今までの山行きで、幸いにも筋肉痛になったことがないということは強みではあるが、体力がある筈もなく、上へ行けば心拍数は上がりっぱなしで、しんどいことは予想できた。
食料や飲み物は仲間に持ってもらい、わたしのザックは少しでも軽くという配慮をしてもらった。
さて、6時50分市ノ瀬で登山計画書を提出。
白山遭難の碑にお参りし出発。
禅定道というからには、修行のような登山道なのではないかとドキドキする。真夏にはにぎわっていた白山も、この時期は車は殆どない。まず目指すは、木立の間から見える「六万山(ろくまんざん)」。次に「指尾山(さしおやま)」を経て、慶松平まで4時間かかり、ようやく観光新道へ入る予定だ。
わくわく吊り橋。
いざ行かん。
林道を経て、一旦道路に出て、控えめな道しるべ「白山禅定道」の登山口を見つける。
途中で見つけた塚?山田さん?ちゃうやろ。何ですか?疑問を残したまま通り過ぎる。
いつも思うのは、登り始めって足が動かないのに、歩き始めると何となく調子づいてくる。
8時40分「六万山」に到着。そして、下る。当然だが、次の山へ行くには、一旦下るのである。せっかく登ったのに下るのだが、下りながらも白山に近づいて行くのでひたすら歩く。
どこが登山道なのか分からない。岩をよじ登り、すき間を縫っていく。
巨木が多い。巨木に驚いていたら、次々にあるので、これを撮っていたら巨木アルバムが出来そうなので、写真を撮るのを控えた。
木をくぐり、岩をよじ登り
「指尾山」に9時20分に到着。再び下る。
登山道は枯葉が積もってふかふか絨毯のように気持ち良い。巨木、巨岩と変化に富んでいるので楽しい。変化に富んでいるついでに、マムシの日なたぼっこ。刺激を与えないように通り過ぎる。ギャーと思いながらシャッターを押している。
「剃刀窟」(かみそりいわや)がある。泰澄大師が剃髪した場所とのこと。
またまた岩をよじ登り、身体の小さいわたしはそろそろ疲労とお腹が減ってくる時間。なかなか休憩をとらない仲間に必死で着いて行く。
木道にホッとするのもつかの間。
梯子段をよじ登る。きつい・・
おまけに、明日はあの尾根を下るのだと思うと気が遠くなりそう。いや、まだ始まったばかりだ。
次々に現れる梯子段。さて、どうなるのか。
梯子みたいなとこ、登るの楽しそう〜 だけど荷物背負って何個も続くと、、、まさに修行ですなぁ
まさしく修行です。
昔は山は山岳信仰の場で、女性は登れなかったそうです。
立山も白山も女人禁制でした。
白山は加賀禅定道、美濃禅定道、越前禅定道があり、今回は越前禅定道からいきました。
これは、歩き出すと徐々に心拍数が上がり、血流が増して、筋肉へ送られる酸素が増えるためです。
ですから、休憩するときも心拍数をある程度高めに保てる範囲で休みます。
大休止の後は、朝の歩き始めと同じようにゆっくりスタートしないと疲れます。
いったん筋肉が疲れてしまうと回復は容易ではありませんので、歩き出しはゆっくりです。
それにしても、よく頑張りましたね。
『ギャーと思いながらついシャッターを』
これよく分かります。(^^;
私も以前に秋の別山チブリ尾根で猛毒のカエンタケや
30センチほどもある山ナメクジに出くわしギャーと
思いながら写真とってました。
巨大ナメクジは写真がないと誰も信じてくれない、
けどそんなおぞましい写真は人に見せられない、
悶々とした覚えがあります。(笑
そうですか。勉強が足りませんね。
ただ頑張ればよいというものではないようで、この後大変でした。
山は、気象、植物、生理学、いろいろな勉強が必要ですね。
楽しい山行きには、料理学も。
巨大なめくじは危険ですか?
ヒルではないですね。
ギャーですよね。
でも、山の魅力にはまります。
コメントありがとう。
すごい!!
深田久弥としげ子夫人が登ろうとして雨が降って登れなかった山ですね。
気をつけて行ってらっしゃい。
体力はないのですが、気力だけでは登るのはつらい・・