絵本堂でつい衝動買いした「絵あわせかるた」。お正月に5才と3才の孫に買ったが、内容が少し難しいかなとも思えた。
しかし、これが思いのほか楽しんでくれた。おまけに、下の子は字も読めないのに覚えるのでびっくり。
「天知る 地知しる・・・・」「子知る 我知る」2枚の札を持っていう。「ぼくのまえに道はない・・」「ぼくの後ろに道はできる」つぶやいている。字は読めないので、記憶と感覚で合わせるのだろう。
そして、意味を聞いてくる。「ななころびやおきって?」「ころんで、起きて、ころんで、起きて」と、説明しながら、若いうちは、「七転び八起き」だが、年をとると「ひと転び寝たきり」となる。と、密かに思う。
「吾十有五にして学に志し、三十にして立つ」とか、「恐れ入り谷の鬼子母神」とか、3歳や5歳の口から出てくると笑える。方丈記あり、論語あり、千代女の俳句あり、光太郎の詩あり、宮沢賢治の詩あり、と、バラエティに富んでいる。
デザインが、解りやすくてよいのだろう。ことのほか喜び、カルタと違って、けんかにならない。
自分で欲しい物を拾うという遊び方をしている。それでいいのだと思う。
そういえば、わたしもことわざかるたで遊び、百人一首で坊主めくりをしたっけ。
綺麗な畳のへりに座っている札の天皇が欲しかった。
今や好きな札というのは、「さつ」と呼んでいる。それは情緒がなくわびしい。
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