2005年の作品、タイトルはヒンディー語で「誰かあなたのような」。
学園物であるが、単純な三角関係や四角関係ではなく、
重大な問題を乗り越えて真実の愛を見つける。
子供っぽい恋愛ではなく感動できる作品。
ディパンニータ・シャルマは珍しい東北地方のアッサム州出身。
どことなく東洋っぽい顔立ち。
<ストーリー>
デューク大のサッカー部のキャプテン・ローハン(アフタブ・
シブダサニ)とシミ(アニータ・ハッサナダニ)は幼馴染である。
ローハンはシミに協力してもらい自分が想いを寄せる美術部の
プリティ(ディパンニータ・シャルマ)にラブレターを渡す。
インド映画で初めて見た、ラブレターで告白!
シミのコーディネートでファースト・デートに成功するが、
プリティはローハンとシミがあまりにも仲がいいので疑っている。
シミとヴィッキーの婚約セレモニーに二人は出席するが、
プリティの疑いは晴れなかった。セレモニーの途中で、
ヴィッキーが仕事へ向かうと、ヴィキーのビジネス・パートナーの
ランジートがシミをレイプしてしまう。ローハンが駆けつけたが、
ランジートは逃走し、途中で事故を起こし死んでしまう。
ローハンは何があってもシミの側にいると誓う。
誰にも事情を説明できないシミは学校を休み続ける。
ローハンの努力によりシミは学校に来始めたある日、
ヴィッキーを車で空港へ迎えに行ったシミは、
具合が悪くなり事故を起こしてしまう。そして、
妊娠している事が発覚する。
シミは婚約セレモニーの日にランジートにレイプされた事を
話すとヴィッキーと両親は婚約を破棄し、シミの両親までもが、
シミを非難する。父親は堕胎を勧め中絶する事になるが、
母体の危険もあり母親は中絶を中止させる。
シミは学校を止める事をローハンに伝えると、
ローハンはシミの子は自分の子供であると校内に
アナウンスし結婚する事を宣言する。
全てを受け入れる事を決心したローハンは、
シミの両親に会いに行き受け入れもらう。
ところが・・・ヴィッキーが現れやり直したと申し出ると、
シミは受け入れてしまう。
それはないなぁ・・・・・。
ローハンのサッカーの試合の日。シミはヴィッキーと観戦に現れる。
シミはローハンがプリティの事を愛していると思い、
ヴィッキーとよりを戻し仲が良い芝居をしていたのだった。
試合の途中でシミが産気づくとローハンは助けに向かおうとする。
それを見た監督は止めようとする。相手チームの選手はわざと、
ローハンに反則をさせ乱闘にさせる。
全員が一緒に病院に駆けつけ、シミは女児を出産する。
誕生を告げに行ったナースがあまりの人数に誰が父親かわからず、
シミに問うとシミは涙を流している人が父親であると告げる。
ナースは涙を流しているローハンをシミの元へ呼ぶ。
プリティ、ヴィッキーやみんなに促されローハンはシミの元へ。。
サッカー選手にさせると言うローソン、
女の子だからサッカーはしないと言うシミ。
3年後、サッカーの試合に駆け付けるシミと子供。
えっ!3年後でまだ大学生なの???。
インドの場合、日本と違って大学は4年生ではない。
学部にもよるけど、通常1年か2年・・・・。
なんか特殊な学部ではなかったようだけど、留年してるの?
ここが一番の疑問であった。
最後の最後にどんでん返しもあり、なかなか面白かった。
ローハンは心広いなぁ。ごくわずかな人以外は、
本当にローハンの子供だと思ってるだろうね。
ヴィッキーがよりを戻しに来た時、ヴィッキーの両親は、
同意していたのだろうか? どういう心境の変化だったのか?