2014年の作品、タイトルは「火花」。
なんとドイツロケ! ドイツを舞台にした綺麗なラブストーリー
かと思いきや・・・・途中からかたき討ちになって行く。
まぁインド映画の基本は喜怒哀楽てんこ盛りなので、
単純なラブストーリーだとウケないのかもしれない。
<ストーリー>
アルジュン(ラジニーシュ・ドゥッガル)はドイツに住み、
配達のアルバイトをしている。ある日、街で大学の同級生だった
アヌパマ(シッダシュリー・ガングリー)に会い付き合い始める。
アルジュンの学生時代の回顧・・・子供の頃、家族を殺された彼は、
養父(ランジート)に育てられていた。ある日、学校で
女学生に対して手荒な事をした有力者ババジ(アシュトッシュ・
ラナ)の息子を殴ったアルジュンはババジに仕返しをされる。
ババジに脅迫された養父はアルジュンをドイツへ送る。
ここから政治の話になって、ちょっとつまらなくなった。
登場人物が誰であるのかの説明の為だけど、ちと長かった。
20年前、政治家のバブーラール(ゴビンド・ナムデヴ)は、
ババジの指示で仲間と一緒にライバルの一家を襲い、
皆殺しにしたのだった。見張り役の男(サンジェイ・ミシュラ)は
首尾を確認しに入りタンスに隠された赤ん坊を見つけたが、
殺す事ができず連れ帰った、しばらくは自分の元で育てたが、
おりを見てアルジュンの養父に預けたのだった。
バブーラールは養父を襲いアルジュンを呼ぶように要求する。
養父は理由が解らぬままアルジュンをインドに呼び戻す。
アルジュンは病院に駆けつけたが、義父は事故だと嘘をつく。
アルジュンは街で見覚えがある男と遭遇し声をかける。
物心ついた頃(養父に預けられる前に)一緒にいた男だった。
男はアルジュンをバブーラールの家に連れて行き紹介する。
バブーラールは自分で殺しておきながら、ババジの父親が仇だと伝え、
恨みを晴らしたいアルジュンはバブーラールから拳銃を受け取る。
バブーラールはババジ達をおびき出すが、計画に気付かれており、
撃ち合いになる。アルジュンは格闘の末に仇を討つ。
終了~。
当然、ドイツに行く必然性はなく・・・・。ドイツでなくても
どこでも良かったのであった。
なんだかな、盛り上げりにかけたし、
ラジニーシュのファンでも作品としてはイマイチだったなぁ。