2019年の新しい作品、タイトルはヒンディー語で「困難」。
これも珍しいギリシャロケ、しかもホラー仕立て?
せっかくギリシャまで行ったのにホラーなんか撮らないで、
エーゲ海の美しい景色を撮ればそれだけで十分じゃないのかな。
<ストーリー>
ガンジス河の閉鎖されていたガート(沐浴場)の閉鎖を解く、
神がかった力を持つ男アビール(ラージニシュ・ドゥッガル)。
ところ変わってギリシャに旅行に来た女性4人組タッブー
(シャファク・ナーズ)、ライン(アルチャナ・シャストリ)、
ニバナ(プージャ・ビシュト)、シマル(ナジア・ハッサン)は、
ガイド兼運転手ヴェダント(クナル・ロイ・カプール)の案内で、
途中で雪景色を見ながら滞在の為に借りた別荘に辿り着く。
ギリシャって暖かいイメージがあるけど雪降るんだね。
道中から数人は何かの気配を感じており、別荘の中でも幽霊を見る。
そして全員が幽霊の存在を感じるようになると
ヴェダントも実態を知り、別荘のオーナーに掛け合う。
場面変わってバラナシ。ニバナ(プージャ・ビシュト)の父親が、
娘を救う為にアビールにギリシャに行って欲しいと懇願する。
断るアビールに父親は娘の写真を握らせて立ち去る・・・・。
写真を見て驚くアビールの回想シーン・・・。
アビールとニバナは恋人同志だった。
そんな偶然あるのかなぁ?
家に戻れない4人は教会に身を寄せる。ヴィダントは
十字架を手に4人のパスポートを取りに家に行くが、
パスポートを手にした時に十字架を忘れてしまい幽霊に襲われる。
そこにアビールが登場すると幽霊は消えてしまう。
アビールには家に取つく霊の存在が見えている様子。
アビールは再会したニバナにバラナシでの経緯を話す。
アビールの父親は祭司であったが濡れ衣を着せられて殺され、
そのガート(沐浴場)が閉鎖されていたのだった。
アビールとヴィダントは4人と一緒に一軒家に戻る。
幽霊はネガティブな人に宿るようで、最もネガティブな
ラインをベッドに縛り付け呪文を唱え霊を透視しながら絵を描く。
するとヴィダントはその男を知っていると言いアビールを、
クラブへ連れて行くが3年前から来ていないと言われる。
アビールは渓谷で呪文を唱えながらラインに問う。
ラインにはジェイコブと言うギリシャ人の男が降臨していた。
さらにニバナにも霊が降臨しジェイコブに殺された、
GFのシエラだと名乗る。ジェイコブは浮気をしており、
シレナを崖下に突き落とし殺したが、自分も足を滑らせて、
頭を打って死んでしまったのだった。
ヴィダントとタッブー、シマルの三人を避難させたアビールは、
霊を身体から離す為に呪文を唱える。シマルとヴィダントは、
途中で白骨化したシレナを発見し、ヴィダントは頭蓋骨を持ち、
アビールの元へ戻る。アビールの祈祷が通じ霊が二人から離れる。
うう・・・ん、この作品もホラーにラブストーリーにと、
1本の作品にあれもこれもテンコ盛りにし過ぎて、
収拾がつかなくなっていたのは「スパーク」と同じ。
しかし・・・ホラーに歌って踊ってはいらんな。
本格的ホラーじゃなくて、ちょっと脅かしただけかな。
日中のシーンが多かったせいで恐怖は感じなかったし。
2本続けてハズしたわ。ラジニーシュは作品に恵まれないな。
もっと硬派なアクション物も観たいなぁ。と思う。
ホラーは「1920」で演じたし、バラナシ出身というのも
「ダイレクト・イシュク」と同じ。「スパーク」はドイツで、
こちらはギリシャ。なんだかなぁ、設定がワンパターンだなぁ。