カレーなる日々 / शानदार दिन

インドの日常を中心に日々を綴っています。

チージー・ソース。

2020年11月15日 22時19分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

私が買い物に行く店はスーパー、コンビニ、八百屋、よろず屋
(懐かしい響き、死語か?インド風に言えばゼネラル・ストアか)
あたりである。ちょっとこじゃれた食材が入用だったり、
絶対入手したい時にはちょっと離れた所にあるスーパーを
数軒使い分けている。その中でもあまり行かないスーパーへ
行ってみたところ、見かけない物が売っていた。

チーズ・クリームである。チューブ入りはインドでは珍しい。
最近はインド人もこういった物を使うようになったのか。
高いのか?と思ったら99Rs(約150円)。
試しに買ってみた。

 

味は思っていたのとは違い・・・・甘かった。
インドなので塩気が強いのかと思っていた。
これね、インドのマヨネーズっぽい。
インドのマヨネーズって酸味も旨味もなくて、
甘いぼやけた味なんだけど、ぼやけ加減がそれっぽい。
パンチがないので、唐辛子と混ぜて使おう。

そして意外にも溶けなかった・・・・。

とりあえず、パスタソースやシチューに入れてみた。
パンの生地に混ぜてもイケるかも?

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【インド映画】 ~デー・ターリー~

2020年11月14日 22時00分59秒 | 映画 / MOVIE

2008年の作品、タイトルはヒンディー語で「拍手を」。

3人の親友のうち2人がカップルになると言うストーリー、
特にこれと言って考えさせられる事もなく、感動もない。

  <ストーリー> 

アビィ(アフターブ・シブダサニ)、パグルー(リテッシュ・
デシュムク)、アムー(アイーシャ・タキヤ)は親友である。
アビィの父親(アヌパム・ケール)はお金持ちで、アビィは
仕事には全く興味がない。惚れっぽい性格で24歳まで、
たくさんの女性に声をかけまくったがどれも上手くいかなった。

パグルーとアビィの父親はアヌーにアビィとの結婚を勧める。
アビィはアヌーに好きな人がいる事を打ち明けると、
アヌーは自分だと思い込んでしまう。

ところが・・・アビィからカルティカ(リミ・セン)を紹介される。
初めての本当の愛だと言うアビィ・・・。
パグルーはアヌーのために作戦を練るが、ことごとく失敗する。
カルティカはパグルーとアヌーに宣戦布告する。そして、
アビィが資産家だから結婚したいとはっきり言うんだけど、
馬鹿なのかな?

二人がアビィに忠告しに行くとアビィは激怒。
ところが居合わせたカルティカをアンジャリと呼び、
すがりつく男が・・・・。

アビィはカルティカと結婚するために外国へ行くと告げる。
パグルーとアヌーは空港でカルティカを誘拐し、
アビィと結婚しないと言う手紙を書かせる。

カルティカの家に着替えを取りに行ったパグルーは、
カルティカがアビィに近づくために作戦を立てていた事を知る。
そしてカルティカをアンジャリと呼んだ男を調べ始め、
男がアルコール依存症から立ち直るグループで、
過去を語るのを聞く。全てが上手く行っていた人生が、
アンジャリと出会った事で壊れてしまった事を。

パグルーはアンジャリの実家を訪ねるが、崩壊しているおり、
それが原因でお金に執着するようになった事を理解する。
また別の男性もアンジャリのせいで全てを失った事を知り、
アビィに話すが・・・。

アビィはアヌーのお蔭で立ち直り父親の会社で仕事を始め、
アヌーへの愛を深めていたが、アンジャリが目の前に現れた事で、
再び心はアンジャリに捕えられてしまう。

 魔性の女だわ・・・・。

アビィはパグルーとアヌーがアンジャリを誘拐した事、
友情を利用して騙した事を持ち出しアンジャリと復縁する。
悪い女から救うために努力したパグルーとアヌーだったが、
馬鹿なアビィは、複数の男性の人生を台無しにした悪女と
結婚しようとする。自分も同じ目に遭うのに・・・。

パグルーとアヌーは結婚式にアンジャリに騙された男性達を
連れてきて結婚式を台無しにするが、実はアンジャリは、
式の前にアビィに自分ではなくアヌーと結婚するように話していた。
アビィはアヌーに結婚を申し込む。

 

 パグルーとアヌーによって誘拐(監禁)されていたアンジャリは、
 二人からいろいろな事を聞き、三人の関係を学んでいた。
 それで最後がこのような展開になったのだが、心の動きや、
 考え方が変わった所は良く解らなかったなぁ。

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ストロベリー・リップ・バーム。

2020年11月13日 22時23分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

インドを代表する日用雑貨品とサプリメントのブランドと言えば、
「ヒマラヤ」であろう。シャンプー、歯磨き粉、石鹸、クリーム、
化粧水、乳液、ローション、リップクリームなど。

私が使用しているのは主にサプリメントやのど飴で、
日用雑貨品や化粧品の類では顔につけるクリームと、
洗顔ジェルくらいしか使っていない。

先日、ボディローションを買いに行ったら、
このリップ・バームがおまけについていたので、
迷わず購入したのだ。(笑)このリップクリーム、
今までは普通の透明の物だけだったが、
ストロベリー味らしい。

出してみると、若干赤い色ではあるが、
唇に塗っても目立たない。
匂いはストロベリーと言われれば・・・
そうかもしれない程度の淡い香りで味もしない。

実はこれまでも透明のリップバームは使った事があるのだが、
潤いが長続きしないのでリピート購入はしなかった。
私はメンタムリップ派なので、日本で必ず買ってくる。

というわけで、やっぱりリピートしないな。
ちなみにストロベリー味は45Rs(約70円)。
ばらまき用のお土産に買う人は結構いる。

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【インド映画】 ~コーイー・アープ・サー~

2020年11月12日 22時23分59秒 | 映画 / MOVIE

2005年の作品、タイトルはヒンディー語で「誰かあなたのような」。

学園物であるが、単純な三角関係や四角関係ではなく、
重大な問題を乗り越えて真実の愛を見つける。
子供っぽい恋愛ではなく感動できる作品。

ディパンニータ・シャルマは珍しい東北地方のアッサム州出身。
どことなく東洋っぽい顔立ち。

  <ストーリー> 

デューク大のサッカー部のキャプテン・ローハン(アフタブ・
シブダサニ)とシミ(アニータ・ハッサナダニ)は幼馴染である。
ローハンはシミに協力してもらい自分が想いを寄せる美術部の
プリティ(ディパンニータ・シャルマ)にラブレターを渡す。

 インド映画で初めて見た、ラブレターで告白!

シミのコーディネートでファースト・デートに成功するが、
プリティはローハンとシミがあまりにも仲がいいので疑っている。

シミとヴィッキーの婚約セレモニーに二人は出席するが、
プリティの疑いは晴れなかった。セレモニーの途中で、
ヴィッキーが仕事へ向かうと、ヴィキーのビジネス・パートナーの
ランジートがシミをレイプしてしまう。ローハンが駆けつけたが、
ランジートは逃走し、途中で事故を起こし死んでしまう。

ローハンは何があってもシミの側にいると誓う。
誰にも事情を説明できないシミは学校を休み続ける。
ローハンの努力によりシミは学校に来始めたある日、
ヴィッキーを車で空港へ迎えに行ったシミは、
具合が悪くなり事故を起こしてしまう。そして、
妊娠している事が発覚する。

シミは婚約セレモニーの日にランジートにレイプされた事を
話すとヴィッキーと両親は婚約を破棄し、シミの両親までもが、
シミを非難する。父親は堕胎を勧め中絶する事になるが、
母体の危険もあり母親は中絶を中止させる。

シミは学校を止める事をローハンに伝えると、
ローハンはシミの子は自分の子供であると校内に
アナウンスし結婚する事を宣言する。
全てを受け入れる事を決心したローハンは、
シミの両親に会いに行き受け入れもらう。

ところが・・・ヴィッキーが現れやり直したと申し出ると、
シミは受け入れてしまう。

 それはないなぁ・・・・・。

ローハンのサッカーの試合の日。シミはヴィッキーと観戦に現れる。
シミはローハンがプリティの事を愛していると思い、
ヴィッキーとよりを戻し仲が良い芝居をしていたのだった。
試合の途中でシミが産気づくとローハンは助けに向かおうとする。
それを見た監督は止めようとする。相手チームの選手はわざと、
ローハンに反則をさせ乱闘にさせる。

全員が一緒に病院に駆けつけ、シミは女児を出産する。
誕生を告げに行ったナースがあまりの人数に誰が父親かわからず、
シミに問うとシミは涙を流している人が父親であると告げる。

ナースは涙を流しているローハンをシミの元へ呼ぶ。
プリティ、ヴィッキーやみんなに促されローハンはシミの元へ。。
サッカー選手にさせると言うローソン、
女の子だからサッカーはしないと言うシミ。

3年後、サッカーの試合に駆け付けるシミと子供。

 えっ!3年後でまだ大学生なの???。
 インドの場合、日本と違って大学は4年生ではない。
 学部にもよるけど、通常1年か2年・・・・。
 なんか特殊な学部ではなかったようだけど、留年してるの?
 ここが一番の疑問であった。

 最後の最後にどんでん返しもあり、なかなか面白かった。
 ローハンは心広いなぁ。ごくわずかな人以外は、
 本当にローハンの子供だと思ってるだろうね。

 ヴィッキーがよりを戻しに来た時、ヴィッキーの両親は、
 同意していたのだろうか? どういう心境の変化だったのか?

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【インド映画】 ~ライフ・メン・カビー・カビー~

2020年11月11日 22時22分59秒 | 映画 / MOVIE

2007年の作品、タイトルはヒンディー語で「人生には時々」。
主人公が出版した本のタイトルである。

大学を卒業した5人の男女が、5年後の成功を賭ける物語り。
この5人の中では恋愛関係がないのが特徴と言えば特徴。
みなそれぞれの分野で成功を勝ち取るために行動を起こし、
様々なバックグラウンドと人間関係のしがらみに、
巻き込まれながら大切なものを手に入れて行く。

  <ストーリー> 

マニーシュ(アフターブ・シヴダサニ)が「人生には時々」の
出版会見を行っているシーンから始まる。自分と親友である
ラジーブ、イシタ、ジャイ、モニカの4人の物語を書いたのだ。

2000年5月、ラジーブ・(ディノ・モレア)、ジャイ
(サミール・ダターニ)、イシタ(アンジョリ・アラグ)、
モニカ(ナウヒード・シルシ)とマニ―シュは大学を卒業するが、
飲酒運転で逮捕された留置場の中で、これからの5年間で
誰が一番成功するかを賭ける事を決める。

5人の5年間の紆余曲折が語られていく。

ラジーブは兄でビジネス界の大物サンジーブ(モニシュ・
バール)の助けを借りず自分でビジネスを始める。
ある日、ジャイに政治資金を求められサンジーブを騙して
資金を調達するが、当選した政治家がサンジーブに
お礼の電話をかけた事でバレてしまう。

ラジーブは兄と決別しビジネスをドバイに求め成功し、
経済界の新生として認められるが・・・株式市場の暴落により、
全てを失ってしまう。

ジェイは銀行の頭取の息子であったが政治家を志し、
未亡人である母親の反対を押し切って政治の道に進む。
党内で頭角を現す為にデモなどを企画し認められていく。

そしてライバル党首の隠し子を暴き引退を求めに行くが、
党首は心臓発作を起こす、ジェイは助けを呼ばず死なせる。
葬儀で党首の妻の哀しみを見て精神的に追い詰められ、
カウンセリングを受けるようになる。

ジェイの父親は権力に負け自殺しており、弱い父親を嫌って
いた事がジェイを政治に向かわせていたのだった。
次の選挙で若手のナンバーワンとして立候補する事に。

モニカはボリウッド女優を目指しBFモヒット(アヌジ・
サウヘネイ)に協力を求める。モヒットはモニカとの
結婚を考えていたがモニカの夢に協力する事にする。

最初の映画では大部分が他の女優に吹き替えられてしまい、
モニカは激怒し関係者を非難するが、仕事がなくなる。
2度目の仕事の主演のロヒット(ラジャット・ベディ)に、
仕事を条件に関係を迫られ身をゆだねる。

モニカはモヒットにロヒットとは何の関係もないと、
嘘をつきとおすが、ロヒットの力添えでトップ女優となる。

 モニカとロヒットの間には恋愛感情はなく、
 仕事をもらうためのギブ&テイクだった。
 ロヒットはちゃんと約束を守ってモニカをスターにしたんだから、
 いい人じゃん。(違うかな?)

イシタはゴシップ誌の仕事をしており、スキャンダル写真を
元に経済界の大物ラージ(ラジェンドラナート・ズッシー)に
取り入り関係を持ち、その写真をゴシップ誌に売り込む。
それが元でラージは離婚しイシタと結婚する。
お金が目的で結婚したイシタはセレブな生活を満喫する。

イシタはラージに子供が欲しいと話すが、ラージは前妻との間に、
子供がいるのでいらないと言い、更にイシタが望む経済的な物は
全て与えているはずだと話す。そしてラージの浮気が発覚する。

 所詮、そういう男である。経済力があれば・・・

マニーシュは婚活サイトで知り合った銀行員のリチャ(コーエル・
プリ)と結婚するためにつきまとい2年後に結婚。
翌年、マニーシュは会社を首になるが、その日にリチャの
妊娠を知る。しかし二人は笑い飛ばした。

マニーシュはある女優のゴーストライターを引き受ける。
そして長女が誕生し全員が集まって祝う。

5年後・・・5人が集まる。それぞれに地位を確立しており、
甲乙つけがたい状況である。そこでモニカの電話が鳴る。
5人は病院へ駆け、モヒットが自殺を図った事を知る。
モヒットはモニカとロヒットが一緒にベッドにいた所を
目撃してしまったのだった。

 モニカとロヒットに間には恋愛感情はなかったのだがら、
 モヒットはなにも死ななくてもと思うが、
 ずっと騙されていた事がショックだったのかな?
 早まらず話し合うべきだったと思うけど・・・。

葬儀の時、モニカは報道陣に真実を話し旅に出る。
ジェイは自分が死に追いやった政治家の家を訪ね真実を告げ、
自宅に戻り父親の写真を飾る。イシタはラージに離婚を切り出す。
ラジーブは会社を立て直す為に支援を買って出たのが、
サンジーブだと知り関係を修復しに戻る。マニーシュは、
自宅に戻り「人生には時々」を執筆する。

出版会見に戻りマニーシュは4人とリチャを壇上に呼ぶ。

 5年間で栄光も挫折も味わい、ツライ事と向き合い、
 30歳前に本当に正しい事を見つけられたのだから、
 5人とも成功したと言えると思う。

 5年後の成功を賭ける、ところは「3イデオッツ」
 (邦題:きっとうまく行く)ぽいなぁと思ったら、
 こちらの方が先だった。「3イデオッツ」は2009年で、 
 10年後の成功を賭けると言う話で、しかも競争をしてる
 つもりだったのは一人だけだった。

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【インド映画】 ~アンカヒー~

2020年11月10日 22時22分59秒 | 映画 / MOVIE

2006年の作品、タイトルはヒンディー語で「語れない」。

日本であれば親子や兄弟、親族関係、夫婦、恋人同士などが
共演したり、監督や脚本を担当した作品に関係者が出る事は
あまりない(と思う)。インドでは・・・そういうコネは
普通に利用されている。公私混同は当たり前である。

この映画はバット一族のヴィクラム(写真左)が監督し、
GFであったアミーシャ・パテルを起用している。
上記右側はスシュミタ・センでこの映画のモデル。

カヴィアは元ミス・ワールドの女優と言う設定で、
スシュミタは元ミス・ユニヴァース。
ヴィクラムが27歳で監督した「ダスタク」に
スシュミタが20歳で主演した時に出会い、
ヴィクラムはシェカールのように妻子を捨ててスシュミタの元へ。

バット家はマヘーシュもだけど自分と関係があった、
女性の話を映画にする家系なのか?
転んでもただ起きないと言うか、何でも飯の種にすると言うか。

母親役のアミーシャは当時31歳、父親役のアフターブが28歳、
娘役のリシターが25歳と・・・ちょっと無理があった。
なお、これも良くあるケースであるが監督自身が出演している。
大体の場合は重要な役柄ではなく、その他大勢のシーンとか、
背景に映り込む程度であるが。

  <ストーリー> 

シーナ(リシター・バット)が帰宅すると母親のナンディタ
(アミーシャ・パテル)が父親のシェカール(アフターブ・
シヴダサニ)から会いたいと言う手紙が来た事を知らせる。
シェカールは16年前に二人を捨てて家を出ていたため
シーナは会わないと言うが、シェカールが病気で余命幾ばくもない
事を聞いたシーナはシェカールに会う為にムンバイに行く。

病気で衰弱してしまったシェカールはシーナに
16年前何があったのかを記した日記を手渡す。

医師であるシェカールは、腕を切り自殺を図って病院へ
運び込まれた女優のカヴィア(イーシャ・デオル)の手当てをし、
インタビューアに事故であると発表した。
見舞いに来たBFのロヒットにカヴィアは激高し、
ロヒットはTVでカヴィアを悪く言う。
(自殺の原因はロヒットの女性関係のよう。)

退院したカヴィアは情緒不安定になり、悪夢にうなされ、
仕事でもNGを連発しシェカールを呼ぶ。
友人の精神科の医師クナル(アミン・ハジー)はシェカールに、
深入りしないように忠告する。

1週間後、シェカールは学会でゴアに行くと、
カヴィアは彼の行き先を調べて現れ関係を迫る。
シェカールは自宅に帰るが、
妻のナンディタとの関係がギクシャクし始める。

シェカールはカヴィアに誘われて逢うようになると、
家族に対して後ろめたい気持ちになり、
カヴィアにもう逢わないと告げる。するとカヴィアは、
病院へおしかけ騒いだためシェカールは抱きしめる。

そして、ゴアでのシェカールとカヴィアの写真が新聞に載る。
シェカールはナンディタに問い詰められ、
ゴアで関係が始まった事を白状する。ナンディタは、
カヴィアの家に行きシェカールを返して欲しいと頼む。

シェカールはナンディタがカヴィアを訪ねた後、
精神的に追い詰められたカヴィアが自殺を図った事で、
ナンディタを攻め、結婚が間違っていたと言ってしまう。

 自分が悪いくせに。でも離れた心は戻るわけがないので、
 ナンディタは身を引くしかないなぁ・・・・。

シーナがシェカールの事で学校でいじめられていたため、
シェカールはナンディタと一緒に呼び出される。シェカールは、
シーナに問い詰められ嘘をつくが家に戻るとは言えなかった。

家庭があるシェカールと関係している事が雑誌に載り、
カヴィアの評判は落ち仕事が来なくなった。カヴィアは
忠告したマネージャーを解雇し、深夜に帰宅したシェカールに
今すぐナンディタに電話して離婚するようにと言う。

 こういう常識を逸脱した人と一緒にいて安らぐのか?
 と思うけど何も見えなくなっているのであった。

離婚に同意したナンディタにシェカールは全財産と親権を
渡す事を決め、全てを捨ててカヴィアの元へ行く。
シーナが病気になっても、ナンディタはシェカールへの連絡を拒む。
見かねた友人が電話をしたがカヴィアはシェカールを呼び出す口実だ、
と狂ったように叫びシェカールを行かせないようにした。
限界に達したシェカールが君は病気だ、狂っていると言うと、
カヴィアは拳銃を持ち出し自分に向けて引き金を引く。

シェカールはナンディタに謝罪をするがナンディタはシーナと
プネに引っ越す事を決めていたためシェカールを追い返す。

日記を読み終わったシーナはシェカールの元へ行く。
シェカールは手を合わせ謝罪し、二人は抱き合う。
翌朝・・・シーナは父親が微笑みながら天国に行った事を知る。

プネの自宅に戻ったシーナは母親に父親を許してくれるように、
頼みナンディタも受け入れる。

 ・・・・16年間・・・・。
 あの時、すぐにはシェカールを許せなかったとしても、
 数年後には許して元さやに戻っても良かったなじゃないかと、
 私は思った。私なら許してるな。きっと。

 ヴィクラム監督は、この映画を通して、別れた妻子に
 謝罪したかったのかもしれない。
 でも、スシュミタだって女優として現役で頑張ってるんだし、
 この作品を撮った事に異議はなかったのだろうか?
 心広いなぁ。映画監督と付き合なら映画にされる覚悟がいる。

 アフターブ、久々に見たけど、やっぱりいい男だわ。
 特に目がいい(笑)。

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ジャハズ・マハル。

2020年11月09日 22時31分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

ちい散歩の2回目。
今回はちょっと足を延ばしてクトゥブ・ミナールのある、
メーロウリ地区まで行ってみた。

時代はデリー・スルタン朝の5番目の王朝、
ローディー朝(1452~1526年)の頃の建物。

周囲は普通の商店街でイスラム教徒が多いようで、
モスクと肉屋、魚屋が並んでいる。

正面から見たところ。

日本の鎌倉幕府の頃、西方からイスラム教徒が攻めてきて、
デリーのメーロウリを都としたため、この辺りには、
デリー・スルタン朝時代の遺跡が多い。

アフガニスタン、アラビア、イラン、イラク、
モロッコ、トルコ辺りからの巡礼者の為の宿泊施設であった
と言われている「ジャハズ・マハル」である。

周辺の池に映った姿からヒンディー語で、
船の宮殿と言われている。

宮殿の前には池があるのだが・・・・・
現在ではこの通り真緑色~。
残念ながら宮殿は池には映らないのであった。

それから宮殿と池はちょっと離れており、
池に映ったかどうかも怪しい感じ。
まぁ昔は宮殿と池の距離が近かったのかもしれないけれど。

丸いドーム型の屋根をもつ四角い建物で、
宮殿の中央には中庭がある。残念ながら中には入れなかった。

イスラム建築の特徴の一つは透かし彫りの窓である

マディア・プラデッシュ州のマンドゥの遺跡の中にも
同じ名前の由来の宮殿があるが、あちらの方が大きくて、
立派な建物であった。

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【インド映画】 ~ハム・トゥム・オール・ゴースト~

2020年11月08日 22時11分59秒 | 映画 / MOVIE

2010年の作品、タイトルはヒンディー語で「私達、君と幽霊」。
1993年のハリウッド映画「愛が微笑む時」に触発された作品。
これはアイアンマンのロバード・ダウニー・ジュニア主演だけど、
ストーリーが極似しているわけではない。

  <ストーリー> 

ロンドンのファッション業界でカメラマンとして活躍する
アルマーン(アルシャド・ワルシ)はGFのゲーナ(ディア・ミルザ)
と結婚を望んでいる。

アルマーンは自宅で誰かが会話する声を聞いたり、
他の人が見えない人物が見えたりするせいで、
不眠症に悩まされていおり、ゲーナはアルマーンの不審な行動に、
心を乱されている。

ある夜、バーで飲んでいるアルマーンの前にカプール(ボーマン・
イラーニ)と名乗る男が現れ自分が幽霊であると言う。
姿は見え声も聞こえるが存在がない事にアルマーンは、
カプールが幽霊である事を確認する。

アルマーンは死んでしまった人たちの魂を助けるために、
協力する事にし、子供、男性(カプール)、女性の3人を選ぶ。
子供は自分の父親を助けてほしいと望み、アルマーンは
子供に連れられて家に行き死にかけてる父親を助ける。
息子が見えない父親が手を伸ばし息子に触れた時に、
存在を感じるシーンは良かったけど・・・。

アルマーンはカプールの変装をして銀行に行き色々やるのだが、
どう見ても似ていないし、死亡した後は速やかに手続きが
行われているはずで、合点がいかない。自宅に行き妻と会話
(アルマーンが代弁)し在りし日を忍ぶ。

3番目の女性は生前ゴアに住んでおり、浮気した夫に殺されたいた。
残された息子を探して欲しいとの希望だった。アルマーンはゴアに
行く事に決めゲーナを誘う。ゲーナはアルマーンの行動を見て、
精神に異常をきたしていると思っており入院を勧めるが同行する。
そして間違いなく狂っていると思いこむ。

アルマーンは警官の友人の協力で女性が昔住んでいた家に行き、
一枚の写真を見つける。谷手掛かりはなくロンドンに帰るが、
記憶がよみがえる。女性はアルマーンの母親だった。

8カ月後・・・ゴアの教会で結婚式を挙げるアルマーンとゲーナ。

 アルマーンの家庭の描写がなかったのでこういうエンディングに
 なるとは思っていなかった。幽霊であるカプールとアルマーンの
 やり取りはそれはそれで面白かったのだが。たぶんそれは、
 ボーマンの演技力で引き出されていたのだと思われる。

 幽霊物は何本も観たけど、一般人に見えない人が見えてしまい、
 聞こえない声が聞こえてしまう人が幽霊と会話している姿は、
 周りから見れば独り言を言っているようにしか見えないので、
 気がフレたと思われてしまう。これは仕方ないのか。
 にわかに信じられないとは思うけれど、私はその人を信じたい。
 確かに本当に狂ってしまっている場合もあるだろうけれど。
 私のように見たい人の前には幽霊は現れないそうだ。残念。

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【インド映画】 ~マイネ・ピヤ-ル・キューン・キヤー~

2020年11月07日 22時11分59秒 | 映画 / MOVIE

2005年の作品、タイトルはヒンディー語で
「私はなぜ恋に落ちたのか」。

監督はコメディ専門のデヴィッド・ダワン(ワルンの父)。
面白くないわけがないと思って観始めたんだけど・・・
カトリーナ・カイフ演じるソニアが面倒くさい女で・・・
同じ事を繰り返すので半分まで行くまでに、
疲れたと言うか飽きた。だって次が想像できちゃうんだもん。

そしてよくあるがサルマン・カーンと弟のソヒルの共演。
一つの情報として・・・当時39歳のサルマンと
22歳のカトリーナ・カイフは数年前から付き合っていた。
インド人だったら当然知っているわけで、
そう言う事を想像させるのも手なのかもしれない。
興行的にもお客が呼べると言う宣伝効果もあるのだと思うけど、
日本じゃあまりやらないキャスティングだと思う。

  <ストーリー> 

ソニア(カトリーナ・カイフ)がサミール(サルマン・カーン)の
写真を胸に抱き泣きながらベッドに倒れ込む。
ガスの臭いに気がついた隣の部屋のピエール(ソヒル・カーン)が
窓を破ってソニアの部屋に入る。ソニアは自殺を図っていた。

所変わって病院。サミールは優秀な医師で女性患者にモテるため、
面倒な関係になってしまうが、その都度「結婚している。」と
嘘をつき難を逃れて来ていた。ソニアが自殺をほのめかすメールを
送っていたためサミールは慌ててソニアの家に向かう。

実はサミールはソニアを愛しており結婚したいのだが・・・・
女性を口説く時には結婚している事にしていたため、
(必要ないのに)離婚する必要があるのだった。
ソニアがサミールの妻に会いたいと言ったためサミールは、
看護師のナイナ(スシュミタ・セン)に芝居を頼む。

ナイナは預かっていた甥と姪を連れて会いに行く。
するとソニアは子供達と遊びたいと言い、サミールが、
ナイナに新しいBFがいると言うとそのBFにも会いたいと、
次から次へとめんどくさい事を言う。

 また何かと言うと自殺の芝居をするし、命令するし、
 めんどくさい女である。ソニアとは関わらない方が・・・。

サミールは間違ってナイナに贈り物を届けてしまい、
ナイナはサミールに愛されていると勘違いを始める。
ピエールもソニアを気に入っており、隣のベランダから
ソニアの部屋に侵入してきて干渉し始める。
ソニアはサミールの離婚が成立していない(と思っている)ため
サミールとの関係に踏み込めないでいる。

さらにソニアが離婚裁判の傍聴を希望したため、
サミールは友人の弁護士ヴィッキーに裁判の芝居を依頼する。
そこへサミールの母親が故郷からやって来る。ピエールが
離婚裁判の話をすると、離婚するためにはまず結婚する、
必要があると言う。(ごもっとも。)

母親は(芝居の)裁判に乗り込みナイナを気に入り、
離婚の必要はないと裁判をぶち壊してしまう。

ソニアは一人でドバイへ旅立つ。サミールの母親は気を利かせて、
サミール夫婦にドバイへのハネムーン旅行をプレゼントする。
サミールはナイナを置いて一人でドバイへ行きソニアと落ち合う。
しかしなぜかピエールもソニアについて来ていた。
残されたナイナはサミールの母親に見つかってしまい、
甥と姪も二人の子供だと誤解されてしまう。

どんどん嘘は大きくなり収集不可能になっていく・・・・。
サミールが帰宅すると母親に呼ばれたナイナと甥と姪がいた。
困ったサミールはナイナに悪妻の演技を依頼し、
ナイナは母親に嫌われようとメイド代わりにこき使う。
サミールは母親にソニアのビデオを見せナイナと離婚して、
ソニアと結婚する承諾を得る。

サミールとソニアの結婚式の日、ナイナは病院を辞め、
ソニアに全てを打ち明ける。教会(キリスト教徒だった??)、
サミールを愛しますか? と言う神父の問いかけに、
ソニアはNOと答える。神の前で嘘をついてはいけないと。
付き添いのピエールがソニアに愛を告白する。
サミールは去り、新郎が変わって式は続く。

ヴィッキーはサミールを連れ出し空港へ向かい、
ナイナに飛行機の問題があるから降りるように告げる。
ナイナは冗談だと取り合わなかったが隣の席の男性
(アルバーズ・カーン)が騒ぎ始め飛行機は離陸できない。
渋滞にはまった二人は通りがかったバイクに乗り空港へ。

サミールはナイナを引き留めるがナイナは搭乗口へ、
そこへサミールの母親と子供が現れ引き留める。
母親に諭されサミールは謝罪する。

 最後の最後にサルマンの弟アルバーズが登場し、
 三兄弟そろい踏み。これもお約束か。

 前半の流れがモタついて飽きた。後半は少しテンポが上がったが、
 全体的にサルマンの演技がひどく臭かった。
 コメディだからか? 表情も身のこなしもヤリすぎていた。
 特に兄弟喧嘩のシーンはまるで漫画だった。

 サミールの話が全部芝居(嘘)だった事を知ったソニアが、
 サミールに愛想をつかすのはいいとして、ピエールと結婚?
 ソニアにフラれたサミールがナイナに求愛?
 まぁ映画だからいいかっ。

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【インド映画】 ~アルジュン・レッディ~

2020年11月06日 22時09分59秒 | 映画 / MOVIE

2017年のテルグ語映画、タイトルは主人公の名前。
2019年にヒンディー語映画の「カビール・シン」として、
観ているがこちらがオリジナルである。

タミル語でも「アディッティア・バルマ」としてリメイクされているが、
正直なところカビール・シンと観た印象としては、
それほどの名作ではないか・・・と思う。

テルグ語(テランガナ、アンドラ・プラデッシュ州)映画の、
ヒンディー語吹き替え版で観たのだが、英語のセリフや、
一部のヒンディー語の所はヒンディー語の字幕が入っていた。

なおシャリニ・パンデイはこの作品がデビューの当時23歳。
テルグ映画の俳優はほとんど知らないので新鮮だった。
顔がちょっと濃いけど、たまにはいいか。

  <ストーリー> 

アルジュン(ヴィジェイ・ダベラコンダ)はカルナータカ州の、
マンガロールにある病院の天才的外科医であるが、
アルコール依存症である。

学生時代・・・アルジュンは優秀であったが性格に問題があり、
サッカーの試合で喧嘩となり、学長に退学か謝罪かを迫られ、
退学する事にする。しかし、校内でプリティ(シャリニ・パンデイ)
を見かけ恋に落ち退学を翻しプリティの勉強を手伝う事にする。

アルジュンは自分の気持ちを全校に公表し、
プリティにマンツーマンで勉強を教える。
最初は迷惑そうだったプリティだが次第にアルジュンに惹かれて行く。
アルジュンが学位を取るために3年間ムスリーの大学に行く事に
なった時にはプリティはアルジュンと離れられなくなっていた。
プリティは3年間ムスリーへ通い二人の絆は深まった。

学位を取ったアルジュンはプリティとの結婚しようとするが、
プリティの父親はカーストが異なるためアルジュンを
門から中へ入れようとしなかった。怒ったアルジュンは、
プリティに対しても酷い事を言ってしまう。そして、
6時間以内に答えを出すように告げる。
帰宅したアルジュンは泥酔した挙句モルヒネを打って意識を失う。

昏睡しから覚めたアルジュンはプリティの結婚式が、
突然行われている事を知り式に乗り込むが、
なぐられた上に警察に通報されてしまう。家に迷惑をかけたため、
父親は激怒しアルジュンを家から追放する。

親友シヴァ(ラフル・ラーマクリシュナ)の協力で、
アルジュンはアパートを借り病院に就職する事が出来たが、
心の傷はいやせず、いつしかアルコール依存症になっていく。
子犬を飼いプリティと名付け可愛がる。

ある日、女優のジア(ジア・シャルマ)が病院に来て、
アルジュンの治療で回復した事でアルジュンを気に入り、
アルジュンもプリティの事を話し二人は付き合う事にするが、
ジアが本気になってしまうとアルジュンはプリティを思い出し、
関係を終わる事にする。

休日のアルジュンは病院からの緊急電話で呼び出される。
一旦は断ったが病院に向かい手術室で倒れてしまい、血液検査で
アルコールとコカインが検出され、病院から訴えられてしまう。

裁判でアルジュンは真実を述べ有罪となり5年間の医師免許停止、
そして家も追い出され愛犬プリティと一緒に街をさまよう。
シヴァがアルジュンを探し祖母が亡くなった事を伝え自宅へ戻り、
父親と和解し、アルコールや薬物と決別する事を誓う。

街へ出かけたアルジュンは公園にいるプリティを見かけるが、
お腹が大きかったことから声をかけずに立ち去る。
全てを忘れるためにイタリアへ旅立つが、
プリティの事ばかり思い出してしまい、話をする事を決意する。

帰国したアルジュンは公園に行きプリティに話しかける。
話を聞こうとしないプリティにシヴァが状況を説明する。
それをきっかけにアルジュンが話し始めるが、
プリティはアルジュンのほほを叩き始め、その後にキスをする。
驚くアルジュンにプリティは自分が離婚した事、
お腹の子の父親がアルジュンである事を打ち明ける。

二人は一緒にアルジュンの家に行き結婚する。
プリティの父親も謝罪しにくる。
タイトルバック・・・結婚式のシーン。
海岸のベッド、親子三人のシーンで完。

 せっかくのイタリアロケなのに、暗いシーンばかり。
 もったいないなぁ。あれを撮るために何故イタリアに行く
 必要性があったのか? ただ行きたかっただけか?
 2019年にヒンディー語版でリメイクされているが、
 ラストだけは大きく違っていた。予算の関係だろうけど。

 やはりこちらがオリジナルなせいか、テルグ映画なせいか、
 人間関係の描写が濃いように思った。単に顔が濃いだけ?

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【インド映画】 ~ハイウェイ~

2020年11月05日 22時05分59秒 | 映画 / MOVIE

2014年の作品。

冒頭からインド各地の風景が映るので、
旅行好きにはたまらない。各地を知っている人なら、
ここはラジャスタン、ここはラダック、ここは・・・と
思い出に浸れるし、知らない人なら、この風景もあの風景も、
みんなインドなのか? と思うだろう。インドは広い。

全編を通してアーリヤ・バットとランディープ・フーダの
二人芝居的な感じで進んで行くのだが、この二人の演技力に
恐れ入る。アーリヤは当時21歳、恐ろしいまでの才能。
それに引けを取らないランディープも凄い。

「ラブ・キチュリ」みたいなチャラけた作品じゃなくて、
個人的にはもっと意味のある作品に出るべきだと思う。

  <ストーリー> 

舞台はデリー。結婚式の買い物をしている様子、
設営をしている様子がホームビデオで映し出される。

式を翌日に控えたヴィーラ(アーリヤ・バット)は家を抜け出し、
新郎ヴィネイ(アルジュン・マルホトラ)の車で、
つかの間のドライブへ出かけた。式の前夜とは思えないほど、
二人とも冷めている。それもそのはず・・・・
親が決めた上流階級の結婚に愛はなかった。

給油で訪れたガソリンスタンドは強盗に襲われており、
ヴィネイは抵抗しないまま車を奪われてしまう。
ヴィーラは4人の犯人にそのまま連れ去られてしまう。
名前からヴィーラが政治家の娘だと解り、
辿り着いたアジトの仲間たちは混乱する。

マハヴィール(ランディープ・フーダ)は仲間たちと、
ヴィーラを連れ出し車を乗り換えながら移動する。

最初は逃げ出そうとしたヴィールだが次第に旅が楽しくなり、
人前で顔を隠したり、検問で見つからないように、
荷物に隠れたり協力的になる。そしてマハヴィールに、
自分が9歳の時、叔父から性的虐待を受けた事を打ち明ける。
母親はそれを知っても黙っているように言った事も。
いつしか二人の間に信頼関係が出来て行く。

デリーではヴィール誘拐が大事件となっていた。
一味から身代金要求の電話は、SIMカードの操作で、
発信地はインドのいろいろな場所からだった。
仲間の所へも捜査の手は伸び、マハヴィールの手配書も
各警察署へ発信され、各地で検問が行われるが、
逃げていると言うよりは旅を楽しんでいる様子だった。

マハヴィールも子供の頃に家出をし、
現在に至っている事を思い出す。そしてヒマーチャル・
プラデシュ州のある町で警察にヴィールを連れて行き、
自分は立ち去るが、ヴィールは拒否し後を追う。

二人はラダックへとたどり着く。
ヴィールの夢の一つは山の上に小さな家を持つ事だった。
マハヴィールは現地の人に掛け合い一軒の家を借りる。
ヴィールは家を気に入り部屋を整え食事の用意をする。
その様子を見たマハヴィールは母親の事を思い出し涙する。

翌朝、家を取り囲んでいた警官たちが静寂を破り発砲し、
マハヴィールは撃たれて死んでしまう。ヴィールは鎮静剤をうたれ、
デリーへ移送される。自宅へ戻ったヴィールは家族の前で、
母親の制止を振り切り叔父が自分にした事を話し始める。

ヴィールは家を出てマハヴイールと一緒に旅した道を辿る。
数年後・・・缶詰工場を管理するヴィールは、
丘の上に家を建てて住んでいる。子供の頃を回想すると、
そこには子供の頃のマハヴィールがいた。

 アーリヤ・バットの為の映画だったけど、
 ランディープ・フーダも良かった。
 過去の出演作品を観て思うのは、彼の持ち味は、
 抑え気味の演技である。オーバーアクションにならず、
 (臭くないって事)派手ではない、嫌味のない演技。

 あと私は旅好きなので、こう言うロード・ムービーは、
 大好きである。景色や街並み、人々の生活が垣間見れる、
 それだけで満足してしまうのだった。

 二人の関係は同志的なもので恋愛感情ではなかった。
 追手が来るのが数日遅れ、二人の生活が続けば、
 関係に変化が起きたかもしれないが・・・。

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【インド映画】 ~ラヴ・キチュリ~

2020年11月04日 22時05分59秒 | 映画 / MOVIE

2009年の作品、タイトルは恐らく「愛の混沌」。
キチュリはインド式の粥であるが、いろいろな物が混じった、
と言う意味もあるので恐らく・・・。

プレイボーイ役のランディープ・フーダは初めてだが、
過去に観たアーミル・カーン、ボビー・デオル、
アフタブ・シブダサニらと比べてどうなのか?
楽しみである。ちなみに私的№1はアフタブ・シブダサニ。
嫌味がないプレイボーイで憎めなかった。
 (ん・・・タイプなだけか? 笑)

  <ストーリー> 

ハリヤナ州のチャンディーガル出身のビル(ランディープ・
フーダ)は、ムンバイの5つ星ホテルでシェフとして働いている。
ある夜、泥酔し同じホテルのフロントで働くサンディヤ
(サダー)の家に行き誕生日おめでとうと告げる。

ビルの部屋の隣人女性は人妻も女子高生もみんなビルに
色目を使っている。・・・これほどモテモテであるが、
ビルはどちらかと言うと奥手のようで(笑)
気持ちは動いても腰が引けてしまう。

 この辺が都会育ちのプレイボーイと違う所か?

職場の他のシェフたちもビルがお客に声をかけ、
電話番号を聞き出すようにけしかけるが、
本人はなんだか乗り気でないようである。

ある日、サンディヤに縁談が持ち上がるが、
ビルに気があるサンディヤはわざと断られるように
相手が引いてしまうような作り話をする。

ビルはサンディヤの友人のナフィサ(カルパナ・
パディット)と出会い、自分のレストランを開きたいと、
夢を語り付き合い始める。ビルはナフィサに尽くすが、
ナフィサは海外へ出張に行ってしまう。

 前半は行動が伴っていないプレイボーイであったが、
 ナフィサの件から後半はいろいろ話が動き始める。

ビルはホテルの本屋のシャルミシュタ(リトゥパルナ・
セングプタ)に花を贈った事により誘われる。
いとも簡単にものにしたビルであったが・・・・
シャルミシュタは人妻だった! シャルミスタはビルに問う。
私と結婚する気持ちがあるの?と。
ビルは誰とも結婚するつもるはないと答える。

サンディヤは、ナフィサの事もシャルミシュタの事も、
知っていたからか、ビルに相談する事もなく結婚を決める。
レストランのみんながビルに聞く。
サンディヤを愛しているのだろう?と。ビルは考え、
シェフの先輩を伴ってサンディヤの結婚式に行き、
自分の気持ちをしどろもどろになりながら伝える。

9カ月後・・・ビルは自分のレストランをオープンした。
そこにはサンディヤがいた。

 これね、私の一番納得いかないパターン。
 だいたい自分が愛している事に気づいていないってあり得ない。
 インド映画にはよくあるんだけど、こう言う事ってある?
 自分がこう言う人間じゃないから納得いかないんだろうけど。
 いや・・・ないわぁ・・・・。

 と言うわけでストーリーもイマイチだし・・・・。
 何の感動もないし・・・

 ランディープは無難にこなしていたけれども、
 なんかスマートさに欠けたしカッコよくないんだな。残念。

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ビジャイー・マンダル。

2020年11月03日 22時50分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

引きこもっていると精神的に異常を感じる事がある。
この半年間で1度、本当にヤバイと思った事があった。
なんとか持ち直したが、気候も良くなって来た今日この頃、
たまには「ちい散歩」でもするか、と出かけてみた。

我が家からはバスと徒歩で行けるハウズカーズの一帯である。
デリーは1200年頃に初めてイスラム教徒に侵略され、
そこから社会科で習ったムガル帝国の支配下になった歴史から、
その時代の遺跡がたくさんある。

今回行ったのはデリー・スルタン朝の3番目の王朝、
トゥグラク朝(1321~51年)時代の遺跡。
このあたりはペルシャ語でジャハナパナと言う都市があり、
モロッコからの旅人の為の避難所であったらしく、
1000本の柱を持つ建物の跡地である。

裏口の様だったが、ここから中に入る。

するとこのような建物があった。
イスラム神学校も併設されていたらしいので、
その建物かもしれない。


その向かい側には、シェイクハサンタヒルと呼ばれる、
スーフィーの聖人のダルガーといくつかの墓がある。

奥にある建物に向かって進んで行く。
右側にかすかに見える丸いドームがこちら。

左手の建物の内部がこちら。

特に目立った特徴もなく・・・
まぁ入場無料だしこんなものかと。

ちなみにビジャイー・マンダルとは
ヒンディー語では穀物の輪と言う意味であるが、
なんだろね。

警備のおっちゃんがいて上に登れると言われたんだけど、
登らなかった。

引きこもり中のちい散歩1回目はこれで終わり。

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麻婆豆腐を作ってみた。

2020年11月02日 21時44分59秒 | デリーNCR / DELHI NCR

引きこもり生活も半年を超えると備蓄していた日本食材も、
底をついて来た。日本米もあと5合・・・。
麻婆豆腐の素があったので麻婆豆腐丼にした。

問題は豆腐が入手できるのか?である。
お金さえ出せば入手できるが、わざわざ日本食材店まで行って、
高いお金を出す必要があるのか?
ただでさえ(泣)収入がない今日この頃。(涙)

 

近所のスーパーで「TOFU」と書かれた物を発見!
裏をみるとちゃんと大豆の写真がある。
値段は60Rs(約100円)。おおっ!手頃。これなら、
いつも代用しているパニール(インドのカッテージチーズ)と、
比べても安いくらいである。購入決定。

袋越しでも固いのが判ったのだが、
まぁ真空パックだからかなと思う事にした。
インドなので小さい事にこだわってはいけないのである。

取り出してみると、ちゃんとおへそがある。
ちょっと位置が・・・だけど。
それにかなり固いが、まぁ豆腐っぽい。

切ってみた。全く崩れる気配もないくらい固い。
しっかりした豆腐って事で・・・・。

さいの目に切ったけど、写真でもハッキリ判るくらい固い。

具材と混ぜてみたが、全く崩れる様子もないくらい固い。

とろみをつける。

出来上がり。長ネギがないので玉ねぎで代用。

まぁこんなものであるが、新潟県産のお米様だったので、
それだけでも味も価値も上がったのだった。

豆腐? 固いけど問題なし。
大豆の香りはなかったけれど、まぁ豆腐であった。
60Rs(約100円)だし問題なし。
ただし冷ややっこでは無理、鍋物なら良し。

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【インド映画】 ~メーレー・カワボン・メン・ジョー・アーヤー~

2020年11月01日 22時04分59秒 | 映画 / MOVIE

2009年の作品、タイトルはヒンディー語で
「私の夢の中に誰かが来た」。1995年にリリースされた
「勇気ある者は花嫁を連れて行く」と言う曲に基づく。

この映画の中でランディープ・フーダは幻想の登場人物として、
悪戯な天使のような(笑)設定。ロックシンガー、警官、神、
ジゴロとコスプレ三昧だが、演技の幅が良く解るので、
その点では良い。また「ラール・ラング」と比べて、
ヒンディー語が聞き取りやすかったのは、
やはり前作はハリヤナ訛りだったのだと思う。

私もかなりな妄想クィーンなので・・・・
こういう映画は好きである。

  <ストーリー> 

マヤ(ライマ・シン)は夫ヴィクラム(アルバーズ・カーン)と
娘のプリヤ(エカ・クマール)とデリーで暮らしているが、
ある日、電話で夫が愛人と話している会話を聞いてしまう。

結婚前のマヤは音楽や歌が好きだったが、
ヴィクラムは全てを封印させ生活を支配していた。

 なんだよ・・・。好きな物を辞めさせといて浮気かよ!

マヤは空想の中でジャイ(ランディープ・フーダ)と言う
アバターを登場させ夢を見始める。

隣に住むバンドマンの若者の勧めである事務所に
歌手として契約しオーディションに出る。

娘のプリヤが病気になるが病院に行くお金さえも、
持たされておらず隣人に借りて行く。しかも夫は、
(おそらく愛人と一緒で)全く電話にも出ない上に、
帰宅しても思いやりのかけらも示さない・・・。
マヤは友人のタッパウェアの訪問販売を手伝い、
小遣いを稼ぐようになる。

どうしても歌手になりたいマヤは隣人のバンドと一緒に、
オーディションに出て合格しデビューする事になる。
ヴィクラムはマヤに娘の母親が必要なだけである、
結婚生活の破たんの原因は全てマヤであると言う。

主婦からスターになったマヤだが、ヴィクラムは
一切認めようとはせず家を出て行く。

バンドのヴォーカリストとして成功したマヤの家の、
向い側に誰かが引っ越してくる。
それは・・・・空想していたジャイだった。

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