冬場の屋外作業は控えめ。そんな時、かつての収集品の切手図案で20世紀(1901~2000年)を振り返るいい機会となりました。
2011年~12年にかけ、当時の郵政省が、毎月1シートに10種類の20世紀に起きた事件や話題を切手にして発行しました。その数17回(シート)にわたり、合計170種の切手が発行されています。
過去2回は、1901~64年までの明治、大正と昭和初期までの話題でしたが、今回(最終回)は1964~2000年までの近世分ですので、皆様にも懐かしく思われる話題が登場するかと思いますので一緒に振り返ってみませんか。
最終第17集の記念切手のシートです。(毎回このような形で発行されました)
今回ご紹介は第13集から最終の17集までを3枚のリーフに整理しました。
上画像は左半分が第13集分(2000.8.23発行)。右半分が第14集(2000.9.22発行)分です。
13集は主に1964年~1971年ごろの話題です。ひょっこりひょうたん島、ウルトラマン、川端康成と大江健三郎のノーベル賞受賞などが題材となっています。
14集は、1972年~1974年ごろの事柄です。高松塚古墳壁画発見、ジャイアントパンダ初来日、ベルサイユのばら、ON時代などが描かれています。
上画像は左半分が第15集分(2000.10.23発行)。右半分が第16集(2000.11.22発行)分です。
15集は主に1975年~1983年ごろの話題です。およげたいやき君、秋桜・UFO、3年B組金八先生、おしんなどが題材となっています。
16集は、1986年~1993年ごろの事柄です。 青函トンネル開通、それいけアンパンマン、美空ひばり国民栄誉賞受賞、Jリーグ開幕などが描かれています。
次は最終第7集です。
左半分の第17集でシリーズ終了でした。
第17集(2000.12.22発行)は、主に1993年~1998年までの話題です。題材は、皇太子殿下ご成婚、阪神・淡路大震災、日本人宇宙飛行士活躍、長野五輪などでした。
21世紀に入ってすでに20年余、切手画像とともに、あなたの思い出印象に残る事件や事項があったでしょうか。
【余談】
ご紹介した郵便切手170種は、発行当時、全部を入手が難しい使用済み切手で集めてみました。
これをストックブックに整理し、ブランクリーフ(印刷されていない白い台紙)に罫線やタイトル文字を自分で印刷し作成してみました。それが下画像です。
右下のリーフに張り込んだのが、3回に渡り、ご紹介した画像になります。
かつてはこんなこともする時間があったようです。(回顧)
※ 上の見出し画像は郵政省が、各シート切手の発行毎に合わせ、解説書として発行(無料)した解説リーフです。(第17集用)
理由として、安心と安全なキャラクターの使用が望ましいことと、アンパンマンのアニメで「顔が濡れて力が」というシーンがかつて東日本大震災で津波に巻き込まれて被災した青森県三八上北・下北地方・岩手県・宮城県・福島県浜通り地方・茨城県・千葉県太平洋沿岸の地域の郵便局を連想させて不幸・不吉・不適切なことと、京急沿線にはアンパンマンが嫌いでセーラームーンやプリキュアが好きな人が多いためです。