江戸時代以前、大河を渡るには橋もなく蓮台越しや小さな渡船が使われていました。
その川越で一番話題になるのは大井川の蓮台越し。どなたもご存じのことと思います。
それとは別に大河天竜川も川越えには大変のご苦労があったようです。
天竜川左岸(東側)の磐田市(旧豊田町)の池田地区には、当時の天竜川を船で渡った「池田の渡し」の記念碑などが残されています。
先日、その天竜川沿いにある「池田の渡し展史風景館」を訪ねました。
「池田の渡し展史風景館」↑
同記念館は道路端にあり無人無料館です。
館内に入ると、道路側のワンフロアーのみ。壁面とケース内に展示がありました。
天井に近い部分には年表や歴史写真が展示されていました。
ケース内底面には、当時の池田村の様子や、人物・荷物を小さな船で渡った”池田の渡し”の様子が、地元の皆さんによる紙人形等で作成され、表現されていました。
短時間でしたが、展示館を見学し、一昔前の天竜川を越える様子をうかがうことができました。
⇑ パンフレットには当時の渡船の乗り場(三ケ所)の絵地図がありましたが、細かくてわかりづらいですが、左側の三ケショの突き出たところが乗り場。左下が天竜川の流れだそうです。
資料館の前には立派な秋葉山常夜燈もありましたが、当時からあったものかは不明です。
(遠州の資料施設等訪問記№1)
※ この資料館のように、今年は遠州地方の歴史や資料館、神社仏閣・公園等を回ってみたいと思います。画像取得ができた折にはご紹介させていただきます。