掛川市の西部地区の和田岡地区には、5世紀ごろに築造されたとする、いくつかの古墳が残っており、それらを総称するのが和田岡古墳群です。
付近の南北2.5km,東西1kmの中に前方後円墳が4基、円墳が16基、方墳が3基あるといわれており、県西部(中でも東遠地区)の一大古墳群として注目を集めています。
当ブログでは、歴史的観点よりも、掛川市内の一名所として和田岡古墳群をご紹介します。次に中でも国の史跡指定を受けた五つの古墳の所在地を地図でご紹介いたします。(上の小画像を拡大してご覧ください。天浜線の西側で、原谷川沿いに縦(南北)に並んでいます。)
今日はその中の①吉岡大塚古墳をご紹介いたします(画像はいづれも今年撮影したものです)。
①吉岡大塚古墳 (よしおかおおつかこふん)
吉岡大塚古墳は、掛川市吉岡字大塚にあります。和田岡古墳群の中では3番目に大きな古墳で前方後円墳。全長は55m,後円墳の一番高いところで7.2mと言われております。数年前までは古墳全体に杉の木が生い茂っていましたが、今は発掘調査も行われ、杉の木も全部伐採され切り株がところどころに残っていました。以下画像でご紹介いたします。
吉岡大塚古墳の案内標識と後方が同古墳(円墳部分)。
茶畑の中に位置しています。 左側が方墳、右が円墳。
数年前までの杉の切り株。 円墳頂上と切り株。
円墳頂上から見た前方が方墳。 円墳の頂上から見た付近の茶畑風景
なお、同古墳の歴史的詳細について知りたい場合は掛川市の教育委員会等にお尋ねください。また、前記にご紹介した文や数字については掛川市のホームページを参考にいたしました。