『 東京大学は28日、海洋研究所の浦川秀敏准教授(37)が、07年度の大学院新領域創成科学研究科(自然環境学専攻)の修士課程の入試問題を複数の学生に漏らしていた、と発表した。25日付で浦川准教授を解雇、当時の専攻長の教授(62)を半日分の減給という懲戒処分としたほか、研究科長ら4人も訓告などの処分にした。小宮山宏総長と担当理事らは給与の1割を1カ月自主返納する。 東大で入試問題の漏洩(ろうえい)が発覚するのは、学部も含めて初めてという。学内の調査委員会によると、浦川准教授は06年6月末から8月上旬にかけ、同専攻で自分が受け持つ研究室を第1志望とした学生に対して複数回、電子メールや電話などで「この分野を勉強しておくように」と具体的内容を伝えていた。准教授は07年度入試の出題委員の一人で、専門分野の出題6問のうち5問に、漏洩にあたる個所があったという。金銭の授受など不適切な関係はなかった、としている。 同専攻にはこの年度、82人が受験し56人が合格。漏洩を受けた受験生は全員が合格したという。一方で同大は「学生側は入試問題とは知らずに情報提供を受けた。いわば被害者」として、関係した学生の人数など詳細は公表しなかった。また、精査の結果、合否が覆るほどの影響はなかったとして、再試験や不合格者の救済もしないという。 漏洩は今年2月、情報提供を受けた学生が別の教授に相談して発覚した。浦川准教授は「自分の研究室を希望する学生を入れたかった。申し訳なかった」と話しているという。』アサヒコム
東京大学の開学以来の出来事だインターネットで報じられていました。皆世間の人は、驚いていると思います。独立行政法人からと言って、国立大学の長年培われた来て信用や実績を無くさないようにして下さい。国立大学は、情実や金銭的授受が無く、入学試験で不正がないとずつと言われて来ましたから、世間の信頼を裏切らないようにして下さい。本当に残念です。大学院の出題委員の入学試験問題の漏洩は、試験の公正と公平性を損なうものです。大学院新領域創成科学研究科、自然環境学専攻の修士過程は、東京大学学分出身以外の学生も受験するのですから、他大学の学生にも不利にならないように公平性と公正な大学院の入学試験を実施して下さい。東京大学の最高学府としての名誉を損なうようなことは止めて下さい。えこひいきや不正は良く有りません。公正無私で、不正の無い大学院入試を実施して下さい。今の世の中不正と汚職ばかりで、偽りがまかり通るご時世です。天下の伝統ある東京大学は、他の大学の先頭に立って、襟を正乱れた世の中の正して下さい。より良い日本を作る為に日本のトップの大学として筋を通して欲しいと思います。