『 担任教諭に暴力を振るってけがをさせたとして、青森署は5月15日、青森市内の中学3年の男子生徒(15)を傷害容疑で逮捕した。生徒は容疑を認めているという。 調べでは、生徒は昼休み中の8日午後1時ごろ、校内で担任の男性教諭(38)の胸ぐらなどをつかんでけり、右足に打撲など約5日間のけがをさせた疑い。 生徒は昨年暮れも暴力を振るうなどし、同署が青森地検に書類送検していた。県警は「また事件を起こす可能性があり、拘束する必要があった」としている。』毎日新聞
中学校で、このところ先生に暴力を振るう生徒が増えています。学校は、生徒が先生に暴力を振るうところでは有りません。ともに学び、人格陶冶、人格を高める「学び舎」では有りませんか。学校で先生に注意されたり、叱られたり、校則に違反していたりするとかっとなつて切れて暴力を振る傾向は教えを受ける生徒として良く有りません。学校嫌いや勉強嫌い、家庭的な要因も有ると思いますが。学校として調べることも大切です。小さいときが家庭教育で親が、子供を躾け、教えていない結果もあると思います。親も自己中心的で突然切れる大人が多い昨今です。喧嘩、喧嘩に明け暮れ、喧嘩なれした中学生は、先生を蹴ったり、殴ったりするのは朝飯前でしょうが。父親の心の投影や大人への反感もあるのかも知れませんが。何でも喧嘩や暴力に訴え、話し合いの出来ないのは不幸ですし、将来人間関係においてうまく行かなくなる原因と思います。ゴンタ仲間で、先生を殴ったんやと自慢して、自分に虚勢を貼り、威張る生徒もいます。自分の強いところを他の仲間に見せ付けたいのだと思います。先生としては、生徒に殴られる困りますし、精神的に立場が弱くなります。先生の方は、学校教育法第十一条[児童・生徒の懲戒禁止]により、先生の体罰は禁止されていますので、生徒は先生を殴っても殴り返さないと思い込んでいる生徒が多いのも事実です。ゴンタもんの生徒でも自分の有利になることはちやんと勉強しているのです。学校の先生も生徒と本当の喧嘩はしたくありませんし、教育者として生活指導上難しいところです。先生に暴力を振るい怪我をさせたびたび問題を起こしている生徒を対しては、どのように教育上対処するのか、教育現場の現状を見据え文部科学省も教育委員会も検討して欲しいと思います。全国的に荒れている中学校も統計調査上増加傾向に有ります。学校崩壊になったら大変です。義務教育での出席停止やその後対策も考え直す必要があるのではないでしょうか。生徒も学校で先生に暴力を振るい怪我をさせても、学校の器物類を壊しても罪に問われないと考えるのは、社会通念上大きな間違いです。何をしても自由ではない、責任と義務を果たさなければならないことを教えるべきです。大人になつて、自分気に入らないことや思うとおりにならないとすぐ暴力を振るう人間ばかりが増えたら社会秩序や人間社会が破壊されてしまいます。安全な日本では、今無くなって来ているでは有りませんか。小・中学校の義務教育での法学教育の充実を望みます。