教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

小4担任、「一番嫌われている人」募り公表 生徒が提訴

2008年05月10日 14時21分54秒 | 受験・学校

「 『 小学校時代の担任教師がクラスで嫌いな人のアンケートを取り、一番嫌われている人として実名を公表したために級友からいじめられて精神的な苦痛を受けたとして、千葉市内の男子中学生とその両親が、千葉市を相手取り、約1千万円の損害賠償を求める訴えを千葉地裁に起こしていたことが10日、わかった。「いじめが始まった後に学校側が十分な対策をとらなかった」と主張している。  訴えによると、05年4月、当時千葉市立の小学校4年生だった男子生徒の担任教師が、クラス内で「好きな人と、嫌いな人」の実名を全員に書かせたとされる。教師が1週間後に、公表するかどうか子どもたちから多数決をとったうえで一番嫌われている人としてこの男子生徒の名前を発表。これを機にクラスメートからいじめを受けるようになったという。男子生徒は約1年半後に、別の市立小学校に転校した。 千葉市教育委員会は「事実関係を調べているが、係争中なのでコメントできない」としている。』2008年05月10日 アサヒコム

自分のクラスで、嫌いな生徒のアンケート 調査をすべきでは有りませんし、採決を取り皆の前で公表すれば 一番嫌われている子供がいじめのタゲットになるのは明らかで、担任の先生がいじめの原因を作ったと言われても仕方が有りません。この先生の人権感覚を疑う事件です。実名を書いて何の意味と目的 が有るのでしょうか。後の結果を考えないのは問題です。生徒の人権も尊重すべきでは有りませんか。厳しい言い方をすれば、自分の学級の生徒管理も出来ない駄目な先生と評価されますよ。先生だけの生徒指導の資料にするならまだしもと思いますが。このようなアンケートを実施して、公表しても効果は無いと思います。児童の実名を書かせてするのは、問題です。公表したら学級の生徒同士の友達関係に亀裂が生じることは明かなことです。児童同士の好き、嫌いで、友達を区別する習慣をつけたら人格形成が損なわれるだけです。クラスの仲間が、皆仲良く遊び、勉強するのが学校では有りませんか。自分の好き嫌いで友達関係を決めるものではないと思います。このよう名事をすれば、いじめや学級崩壊にも繋がルと言う事が分からなかったのでしょうか。 この先生、担任として自分のクラスでいじめが出るようなことを結果的にしたと思います。生徒の立場に立つた考え方必要です。最近のいじめ事件や問題に対する認識が甘かったのでは有りませんか。生徒の目の高さに立った生徒指導や生活指導が必要です。いじめの原因を作ったのが担任の先生ですから責任はあると思います。反省すべきいじめ事件です。いじめが始まっても学校側が十分責任を果たすなかったのも無責任ですが。この担任の先生の生活指導の方法に問題があると思います。児童の目の高さに立って、先生は生徒を指導し、教えるべきでは有りませんか。生活指導は、いじめ問題であっても、非行の問題であっても、小さい内に対処し、 解決を図るのが教育現場での生活指導の原則です。生活指導の出来ない先生と言われても仕方が有りません。アンケート調査を公表してしても生徒指導や生活指導に本当に役に立つでしょうか。自分の担任の学級で、いじめ事件が起こったのですから教育者としては、恥で、反省すべきでは有りませんか。このアンケート調査をした担任の先生が、いじめの根本原因作ったのですから、この先生が迅速に対応し、担任としてこのいじめ問題を解決すべきで責任と義務が有ったのではないかと思います。

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