天木 直人 | 外交評論家

<time checkedbycsshelper="true"></time>2014年9月12日 8時0分<iframe class="hatena-bookmark-button-frame" title="このエントリーをはてなブックマークに追加" src="javascript:false" frameborder="0" width="70" scrolling="no" height="20" allowtransparency="true" checkedbycsshelper="true" style="WIDTH: 70px; HEIGHT: 20px"> </iframe>
きょう9月12日の東京新聞「こちら特報部」は、安倍政権の高市総務大臣と稲田政調会長のネオナチ極右代表とのツーショット写真を取り上げて、「欧州なら即刻辞任」と書いた。
その通りである。
だから、両議員側も、この人物がここまで右翼的だとは知らなかったなどと見え透いた苦しい釈明を繰り返してごまかそうとしているのだ。
ところが安倍政権の番頭である菅官房長官は11日の記者会見で、素性を知らなかったことを理由に、まったく問題ないと突っぱねた。
いくらなんでも「まったく問題はない」は言い過ぎだろう。
このところ、ことごとく開き直るようになった菅官房長官。
よほど安倍政権は行き詰まっているに違いない。
ところが、この菅官房長官の開き直りを、検証して批判したのは、この東京新聞のこちら特報部だけだ。
この右翼団体と自民党のつながりは高市・稲田写真だけではないという。
朝日騒動の陰で、この大スキャンダルがやり過ごされようとしている。
こもまま幕引きになってしまうのか。
東京新聞はそう懸念してこちら特報部を終えている。
それはわからない。
すべては国際世論の反応次第だ。
つまり国際ユダヤ人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」の反応次第だ。
安倍政権の命運は国際社会に握られている。
朝日新聞の誤報が国際信用を傷つけたというのなら、安倍・菅政権の命運は国際社会に握られてしまったということだ。
もっとたちが悪い(了)
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2003年、当時の小泉首相に「米国のイラク攻撃を支持してはいけない」と進言して外務省を解雇された反骨の元外交官。以来インターネットを中心に評論活動をはじめ、反権力、平和外交、脱官僚支配、判官びいきの立場に立って、メディアが書かない真実を発信しています。主な著書に「さらば外務省!」(講談社)、「さらば日米同盟!」(講談社)、「アメリカの不正義」(展望社)、「マンデラの南アフリカ」(展望社)。