教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

大学卒業時点で借金6百万…過酷な奨学金返済で貧困転落続出 貧困で路上生活の若者も

2016年05月06日 20時13分51秒 | 受験・学校・学問

05月02日 06:06
高校卒業時点で借金6百万…過酷な奨学金返済で貧困転落続出 貧困で路上生活の若者も
(Business Journal)
--ブラック企業が横行する日本。これでは、安倍晋三政権が掲げる日本再興戦略「JAPAN is BACK」 ならぬ「JAPAN is BLACK」ではないか。しかし、そんな暗闇に満ちた社会で一生懸命に働く当事者たちはまぶしい光を放っている。本連載では慶應義塾大学経済学部教授の金子勝氏が、そんな当事者の人びとにスポットを当てて、ブラックな社会の実態に迫る。--
今回金子氏は、『釜ヶ崎から』(ちくま文庫)の著者で、野宿者の支援を行っている「野宿者ネットワーク」代表の生田武志氏に、
・路上生活者の支援の現状
・路上生活をする若者が増えている原因
などについて話を聞いた。
●奨学金を払えない若者たちが路上生活者に
金子勝氏(以下、金子) 生田さんは、現在どのような活動をされているのですか。
生田武志氏(以下、生田) ひとつは、野宿している、あるいは野宿生活になりそうな生活困窮者の支援です。最近は、ギリギリまで我慢してから相談に来る人が多いです。たとえば、被災地で仕事をしていたが、大阪に帰ってきたら仕事がなくなり、家賃が払えなくなったという人がいました。釜ヶ崎(大阪市西成区北部の通称)から電車で300円ぐらいかかる市からのSOSの電話だったのですが、そのとき50円しか持っていないと言うので、私が迎えに行きました。寝る場所もないので、西成区役所に一緒に行って相談しました。その後、鬱状態になり自傷して病院に入院。そのような経緯を経て生活保護を受けることになりました。
なお、2008年末から09年初頭に東京・日比谷公園で開設された派遣村以降、生活保護が受けやすくなりました。いわば生活保護が適正化されたので、野宿者の数は減っています。
金子 野宿からアパートに入ることで生活は改善されますか。
生田 野宿者ネットワークの活動の半分は、野宿からアパートなどに入った人への支援です。生活保護を受けて住居に入り職を探そうとしますが、安定的な仕事はなかなか見つかりません。介護職だけはあります。なぜなら介護の現場はひどいので、みんなすぐにやめてしまうからです。50~60歳の人でも介護の学校に通い、介護ヘルパーになるというケースは多いです。
●奨学金が重荷となり生活が困窮する若者たち
金子 最近、若者からの相談が多くなっているようですね。
生田 その大半は、奨学金返済を抱えています。正社員であれば返せますが、非正規雇用では月3~4万円の返済は困難です。奨学金を返済するために家計が圧迫され、毎月少しずつ借金がたまってしまう人が多いのです。大学や専門学校を出た段階で、500~600万円の借金を抱えています。返済の猶予措置があることを知らない人もいます。
金子 15~24歳で非正規雇用は48%。つまりほぼ5割だから、奨学金を返済できず生活が困窮する人が増えるのも当然ですよね。
生田 また、ひとり親家庭、虐待家庭で育った人も多いです。いざというときに頼ることのできる家族がいないと、ささいなことでもたちまち生活に困ってしまいます。先日は、住民票を置く住居がないという女性から相談がありました。親との関係がよくないため、実家に帰ることもできない。そのため、住民票の提出を求められないアルバイトばかり選んで働いていたそうです。相談に来たときは、インターネットカフェで生活しており、バイト先にはそこから通っていました。野宿者ネットワークの関係者が運営しているシェルターに入ってもらい、そこを住所にして仕事を見つけることができました。親との関係が悪く非正規雇用、そんな人にトラブルがあると路上生活に直結しかねません。

金子 家庭というセーフティネットがない人は、行き場がないのですね。

生田 活動の2つめは、野宿者襲撃問題への対応です。野宿者を襲撃するのは主に少年グループで、暴行、エアガン射撃、放火などが全国で日常的に起きています。しかし、公的統計も存在せず、マスコミも報道することが少ないために、ほとんど知られていません。実は1970年代半ばから途絶えることなく続いています。

 背景には、野宿者に対する差別意識と社会の側のストレスの充満があると思われます。「ホームレスは怠け者で働かず、税金も払わずに広い公園を使っている」という思い込みが多くの人にあります。ただそれは、「自分は好きではない仕事をやらされ、狭い家に住み、高い税金を払っている」という意識を投影しているだけなのかもしれません。子供たちにも、「自分たちは学校に行かなくてはいけない、親のもとでしんどい。それに比べてホームレスは働かずのうのうと生きている」といった意識があるのかもしれません。このように考える人たちのストレスを解決しないと、野宿者への差別はなくならないのかもしれません。
●知的障害者に対する社会の偏見
金子 ほかに考えられる要因はありますか。
生田 襲撃した子供たちをみると虐待家庭が多いようです。自分でも抑えきれない怒りやストレスがたまっていて、それが何かのきっかけに放出されるということがあるのです。集団でひとりの弱者を追い詰めるという意味で野宿者襲撃といじめは似ています。特に野宿者襲撃は貧困者に対するヘイトクライムとして、社会的に位置づけられるべきだと思います。

 相談に来る若い人には発達障害のあることが多く、職場で人間関係を築きにくいという面があります。聴覚過敏で職場にいること自体が難しい若者もいます。いま、人間関係をつくったりコミュニケーションをとることが難しいため、バイトすらできない高校生が増えていますが、こういった若者は貧困化していく可能性が高いかもしれません
金子 人間は本来、多様なものが交じり合い、さまざまなことを体験しながら多くのものを習得するのに、社会の分断が進んで孤立する方向に向かっています。
生田 襲撃への対応として、小学校から大学まで野宿問題に関する授業を2001年から行っています。これは劇的な効果があります。野宿者が実際に話したり、私が経験を話したりします。川崎市では、こういった取り組みの結果、襲撃事件の数が半減しました。私は15年間で400回くらい授業をしていますが、多くの場合、授業のあと子供たちも「夜回りをしたい」と言ってくれるのです。釜ヶ崎では子供夜‘回りもあって、学習会をしておにぎりをつくり、大人と子供が夜回りをします。襲撃を減らし、野宿者と子供の相互の理解がつくられる効果的な方法です。
金子 生田さんが活動を始めたときにはなかったような問題が増えていますね。
生田 5年たつと風景が一変し、10年たつとほとんど別の問題になっているという感覚です。90年代前半までは、野宿者はほとんどが日雇い労働で、90年代後半には一般の失業者、そしてDVなど家族の問題や失業によって女性や若者が野宿をするようになりました。野宿の現場も、路上や公園からネットカフェ、ファストフード店、個室ビデオなどに変化していきました。精神障害、知的障害の問題も明らかに増えています。

金子 状況が少しずつ変わって、次々に新たな問題が発生し、また別の場所でも同様の問題が発生していくという感じですね。

生田 「釜ヶ崎の全国化」と呼んでいるのですが、釜ヶ崎で起きた問題が全国各地に広がっていくイメージです。

金子 『釜ヶ崎から』は、当事者として日雇いで働きながら生活困窮者を支えるルポとして考えさせられることが多いですね。ありがとうございました。
(構成=松井克明/CFP)


毎日新聞大阪本社のある記者が、一昨年所得格差が拡大し金持ちしか大学にいけない時代と言いましたが、今の日本の本当の現実です。
実体経済の景気が、本格的に回復しないと奨学金の返還も不可能です。
未来の日本を背負って立つ若い人たちへの人材養成と投資を忘れてしまった文明先進国日本の社会問題です。
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大阪本町に仮眠室「リラスペース」 米発ビーズソファ「ヨギボー」も

2016年05月06日 19時42分24秒 | ツアーバスの運転手
大阪本町に仮眠室「リラスペース」 米発ビーズソファ「ヨギボー」も
07:00


「リラスペース」で一番人気だというヨギボークッション席
(みんなの経済新聞ネットワーク)
 大阪・本町の御堂筋沿いに仮眠室・読書室「rela-space(リラスペース)」(大阪市中央区久太郎町3)がオープンして1カ月がたった。(船場経済新聞)
 漫画喫茶のような店内、奥には女性専用の個室も
寝転がったり読書をしたりすることが可能な個室を1時間から提供している同店。アメリカ発のビーズソファ「ヨギボー」やリクライニングソファ、仕事にも適したデスク席を用意する。店舗面積は45坪で、席数は30席。経営はNEGOHAN(北区)。
 500冊以上の書籍・漫画を自由に読むことができる。全室に電源コンセントを備え、Wi-Fiの使用が可能。フリードリンク制。
 利用者のおよそ半数はスーツ姿の男性会社員で、女性客は全体の2割程度。中には、休憩ではなく仕事をする客や週に1度利用する常連客もいるという。
 代表の小野さんは「自分が忙しい時期に休憩を取る場所がなく、使いたいと思うものを作った。『昼寝スペース』の需要があるのか手探りの状態。今後の展開も柔軟に考えていけたら」と話す。
利用料金は、1時間=500円、1日=3,000円。営業時間は11時~21時(土曜・日曜は17時まで)。祝日定休。

頭も眼の神経も疲れるインターネット時代のストレスに苛まれている現代ビジネスマンの休憩所で、仮眠が出来ればストレス解消の骨休めと睡眠不足が、解消出来るオアシスになるとと思います。防犯と安全と衛星管理にも力を入れて欲しいと思います。
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第52回◆板垣英憲「情報局」勉強会◆「G7伊勢志摩サミットは、成功するか」

2016年05月06日 19時28分15秒 | 国際・政治


板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
~ニュースにブログ~
第52回◆板垣英憲「情報局」勉強会◆「G7伊勢志摩サミットは、成功するか」
2016年05月06日 06時37分57秒 | 政治
G7伊勢志摩サミットは、成功するか
~どうなる世界経済、どう動く日本の景気
(世界から狙われる日本の金塊)

【講師】 政治経済評論家・板垣 英憲
【日時】2016年5月8日(日)
  午後13:00~15:50(午後12:30受付開始)
【会 場】 小石川後楽園内「涵徳亭」 (広間)
(東京都文京区後楽1-6-6( TEL 03-3811-3015)
アクセス


【定 員】 38名 
※先着順 定員になり次第締め切らせていただきます
【会 費】 2,000円  (お振込み下さるか、会場にて申し受けさせていただきます)
お申し込み
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
金正恩第1書記は4年4か月、二桁に上る不穏分子を殺し、恐怖政治を行って、独裁体制を築いたらしい
◆〔特別情報1〕
 「第2の日本」北朝鮮の金正恩第1書記=元帥は5月6日から朝鮮労働党第7回党大会を36年ぶりに開催する。父・金正日総書記が2011年12月17日、心筋梗塞のために死去、最高指導者の地位を継承し、4年4か月を経て、ようやく独裁体制を築いたらしい。この間、金正恩体制における実質的なナンバー2と見られていた張成沢国防副委員長(金日成の娘で金正日の実妹にあたる金敬姫の夫)を「国家転覆陰謀行為罪」で死刑判決、即日処刑したのをはじめ、二桁に上る不穏分子を殺し、恐怖政治を行ってきた。だが、朝鮮人民軍による「クーデター」や米国からの「核攻撃」による体制崩壊の危険にさらされている限り、「枕を高くして眠れる夜」はなく、それだけに核武装を強化する道を急ぐしかない。かすかな希望の光は、米大統領予備選挙で「北朝鮮は、中国に任せればよい」と宣言している共和党の不動産王ドナルド・トランプ氏が次期大統領に当選することしかなさそうである。
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天木直人のブログ民主党政権時代から野放しになっていた自衛隊制服組...

2016年05月06日 19時25分42秒 | 国際・政治

6May
2016
民主党政権時代から野放しになっていた自衛隊制服組の暴走

 少し前の記事だが、極めて重要で深刻な記事であるので、ここに書きとどめて置きたい。

 4月14日と23日の二回にわけて、東京新聞の「こちら特報部」が、自衛隊制服組の上級幹部学校である「統合幕僚学校」が取りまとめた部内研究報告書なるものをを紹介していた。

 民間団体の「軍事問題研究会」が情報公開で入手したものである。
 その詳細をここで書く余裕はないが、一言で言えば安倍首相の集団的自衛権行使容認を先取りした、600ページにも及ぶ憲法違反の軍事行動計画の数々である。

 ここまで自衛隊制服組はシビリアンコントロールを逸脱していたのだ。

 それが放置されていたのだ。
 驚くべき事に、それが作成され、統合幕僚長に提出されたのが2012年3月というから、民主党政権下だったという事実だ。

 この特集記事を書いた田原牧記者は「デスクメモ」で書いている。

 大げさではなく、この国には軍国主義が復活しつつあるのではないかと。

 危ういのは安倍政権の特異性だけではないと。

 米国の威光を使い、戦争体制を整える、そんなシナリオが透けて見えると。

 野党は、政局のために戦争法反対を叫ぶばかりではなく、いまこそ、この東京新聞の「こちら特報部」が警告した特集記事を深刻に受け止め、自衛隊制服組の暴走を、政治の力で止めなければいけない。

 そうしなければこの国は取り返しのつかないことになる(了)
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天木直人のブログ核抑止を認めながら核なき世界に貢献したいと語る厚...

2016年05月06日 19時22分00秒 | 国際・政治

6May
2016
核抑止を認めながら核なき世界に貢献したいと語る厚顔無恥

 きのう5月5日の読売新聞「顔」欄で、秋山信将(48)という人物が紹介されていた。

 知る人ぞ知る人かもしれないが、私はまったく知らない人物だ。

 一橋大学の教授をこの3月末に退職し、ウィーン国際機関政府代表部公使参事官として核なき世界を目指す日本の考えを世界に発信するという。

 私がその記事で驚いたのは、1998年から広島市立大広島平和研究所で核軍縮・不拡散の研究に取り組んでいた時、被爆者を救う活動をしている人から、「核抑止を認める限り、核はなくならない」と批判されたと書かれていたところだ。

 彼は今でも核抑止を認めているのだろうか。

 もしそうなら、核なき世界に貢献したいと言う資格はない。

 もっとも、外務省からウィーン国際機関政府代表部に勤務を命ぜられ、読売新聞の「顔」欄に取り上げられてほめられる、それだけで私は評価しない。

 それにしても広島平和研究所はどこまで核廃絶に本気なのだろう(了)
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米軍駐留経費の全額負担を=日韓など同盟国に要求―トランプ氏

2016年05月06日 13時29分07秒 | ツアーバスの運転手
時事通信05:15
【ワシントン時事】米大統領選で共和党の指名獲得が確定した実業家ドナルド・トランプ氏(69)は、4日のCNNテレビのインタビューで、大統領に就任すれば、米軍が駐留する日本や韓国などの同盟国に駐留経費の全額負担を要求する考えを明らかにした。応じなければ米軍を撤退させる考えも強調した。
 2大政党の一角を占める共和党の指名が決まった後の発言だけに、改めて波紋を広げそうだ。
トランプ氏はインタビューで、日本などによる駐留経費の一部負担について「なぜ100%でないのか」と問題提起。インタビュアーが「米軍受け入れ国に、全ての費用を払わせたいのか」とただすと、「もちろんだ。彼らが全額支払うべきだ。なぜ私たちが払うのか」と力説した。
 トランプ氏は「米国を大切にしないなら、彼らは自国で自国を守らなければならなくなる」とけん制。ただ、「私は日本に(核)武装してほしいのではない。費用を払ってほしいということだ」と述べ、基本的には同盟国が要求に応じ、米軍の駐留を継続できることが望ましいと指摘した。 』

アメリカの財政赤字削減の為に結論は、駐留経費を全ての同盟国に全額求めて行く方針のようです。
アメリカ軍を同盟国に長い間貸しているので、借り賃を払いなさいは、不動産業を営む不動産王らしい賃貸借契約の発想です。

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<神戸暴走>「持病で薬を常用」…容疑者が供述

2016年05月06日 13時20分31秒 | ニュース

(毎日新聞) 12:19


JR三ノ宮駅近くで銅像の台座に突っ込んだ車=3日午前11時50分、神戸市中央区(沢野貴信撮影)
(産経新聞)
 神戸市中央区のJR三ノ宮駅前で乗用車が暴走して歩行者5人が重軽傷を負った事故で、自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで逮捕された無職、沢井国一容疑者(63)が「持病があり、薬を常用していた」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。兵庫県警は、沢井容疑者が運転中に病気や服薬の影響で意識障害を起こした可能性があるとみている。
県警は5日、沢井容疑者を神戸地検に送検し、中央区内の自宅を捜索した。
捜査関係者によると、沢井容疑者は「事故直前の記憶がない」と供述し、同乗の息子(22)も「暴走を始めた時、父親に声をかけたが、まったく反応がなかった」と話している。県警は同法の危険運転致傷容疑も視野に捜査を進める。【原田悠自、矢澤秀範】

自動車運転時における常用している薬の身体への影響や副作用を医学的に解明する必要が有ります。
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落石が車直撃 島根県、対策必要な1,350カ所を緊急点検

2016年05月06日 12時44分18秒 | ニュース
フジテレビ系(FNN) 5月5日(木)19時5分配信
ゴールデンウイーク、親子を巻き込む痛ましい事故が相次いでいる。
山口県で、3日に発生した多重事故では、母親と2人の子どもが死亡した。
4日は、福島県の常磐自動車道で、バスと乗用車が正面衝突し、母親と子ども2人が死亡している。
さらに、島根県では、走行中の車を落ちてきた岩が直撃。
運転する母親の隣に座っていた18歳の女子大学生が死亡した。
4日午後8時半すぎ、福島・大熊町の常磐自動車道で、乗用車と高速バスが正面衝突する事故が起きた。
バスの乗客は「いきなりドンという音がして、みんなシートベルトしてたけれど、頭を打ったり、おでこから血を流したりしていました」と話した。
バスに、めり込むような形で大破した乗用車。
この事故で、乗用車を運転していた福島・広野町の秦 丹丹さん(33)と、長女の熊田京佳さん(6)が死亡。
高速バスの乗客・乗員あわせて31人が軽いけがをした。
行楽や帰省で、交通量が多くなるゴールデンウイーク。
親子が巻き込まれる事故が相次いでいる。
その原因は、予期せぬものもあった。
軽自動車を直撃したのは、1メートルもある大きな岩。
4日午後、島根・邑南町の県道で、道路脇の斜面およそ30メートルの高さから落ちてきた、直径およそ1メートルの岩が、道路を走行中の車を直撃した。
この事故で、助手席にいた山口大学の学生・栗原優奈さん(18)が、全身を強く打ち死亡。
車を運転していた母親(52)も、頭に軽いけがをした。
近所の人は「(前日は)雨が降っていたから、その影響があったかもしれないけれど、まさか、1メートルの石が降ってくるとは思わなかった」と話した。
落石による事故は4月、大分県でも起きている。
車を押しつぶしたのは、人の背丈をはるかに上回る、直径およそ4メートルの巨大な岩。
4月25日、日田市の広域農道で、斜面に杉林が崩落し、岩が、走行中の軽ワゴン車を直撃した。
運転していた60代の男性は、頭に軽傷を負ったものの、間一髪で直撃を免れた。
山間部などで起こり得る落石事故。
島根県の事故現場付近では、頻繁に起きていたという。
近所の人は「この山沿いは、よく落石事故がある。わたしの家も、落石があって、台所がグシャっとなった」と話した。
事故現場の斜面に設置されたガードパイプを突き破った岩。
また一帯には、落石防止のネットが張られていたが、今回の落石は、ネットがない部分で起きた。
島根県担当者は「(土砂災害警戒地域だが管理はできていた?)日常のパトロールから始まって、各種点検もしているので、点検上、不備があったとは考えていない」と話した。
島根県では、2001年に現場一帯を調査し、必要な場所にはネットを張っていたものの、その後は、くわしい調査は行われておらず、主に目視によるチェックだけとなっていた。
現場では、5日朝から、警察と県による実況見分が行われ、落石の原因を調べるとともに、島根県は、落石や土石流などの対策が必要な1,350カ所について、専門家を交えて、緊急点検を始めている。
最終更新:5月5日(木)22時21分Fuji News Network


この前の島根県で、起こった地震で地層がゆるんでいるのではありませんか。今回の熊本地震による遠からず影響もあるかも分かりません。
総点検をしないとまた突然落石事故が、起きる心配が有ります。


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