06月04日 11:30
「3歳児神話」、専門家の意見は?(※イメージ)
(dot.)
子育てと仕事の両立を考えている女性にとって気になることのひとつが「3歳児神話」。3歳までの子どもと母親の関わりが大切だとするこの説、専門家の意見はどうなのか。
安倍晋三首相が「3年間抱っこし放題」をキャッチフレーズに、育児休業を3年間に延ばすよう経済界に要望したのは、2013年のこと。それを機に、子どもが小さいうち、特に3歳までは、母親が子育てに専念したほうがいいという「3歳児神話」をめぐる議論が再燃した。
この3歳児神話、1998年の「厚生白書」で「少なくとも合理的な根拠は認められない」と否定されたのに、小さい子どもを持つ母親が働きに出ることをためらう理由としていまだに挙がることが多い。
「言い換えれば、男は仕事、女は育児という生き方。戦後の高度成長期には好都合だった考え方が、いまも残っているに過ぎません」と言うのは、発達・家族心理学が専門で東京女子大学名誉教授の柏木惠子さん。
「子どもは小さい頃から親以外の人と触れあうことで、社会性が発達していきます。少子化が進むいま、複数保育はこうした力を伸ばすのにむしろ必要になっていると思います」
そう語る柏木さんは、子どもが母親以外の大人と接する機会をつくることを勧める。
「母親は、子育てへの責任からつい子どもに構いすぎて、子どもが自ら学ぶ機会を奪ってしまいがちです」
柏木さんらの研究によると、仕事を辞めて育児に専念する母親のほうが、働き続ける母親より育児への不安が強い傾向にあるという。
「不安とは、子どもの成長や発達よりも、自分自身の生き方や将来に対するものが強い。働いた体験のある女性が増え、母親としてだけ生きることに不安を感じてしまうのです」
母親が子どもから離れ、社会と関わったほうが、不安が減り、子どもに優しく接する余裕も生まれるようだ。(アエラ編集部)
※AERA 2016年5月30日号より抜粋
神話と言う書き方は、問題があります。専門家は三歳児神話は、「高度成長期の考え方」と考えること自体おかしいことです。
子供の家庭教育に高度成長も低成長時代も有りません。
真理は、一つ日本人としての自覚と誇りを持ち、家庭教育を大切にすることです。
アメリカ流の独立心と自立心を育てる幼児教育を真似ても日本の幼児教育になじまないと思います。
日本には、長い伝統と文化に根ざした三つ子の魂100までの教えがあります。
三歳まで、家庭で、親の愛情を受けて、ちゃんと躾られ育った子供が、社会性のない子供に育ち、親を殺害したりするような子供に成長するでしょうか。
アメリカよりも日本のほうが、歴史に基づく、長い伝統文化を持つ国です。
働くママの方が、契約社員待遇で、厳しい労働環境に置かれ苦労しているのが、現実です。アメリカの自由主義経済学の盲信とアメリカの心理学の信奉ですか。
すでにアメリカの心理学は、破綻しているではありませんか。日本の子育てを崩壊させる女子大学亡国論の最たる日本を滅ぼす思考停止した心理学者をバッサリ国外に、国賊として追放すべきです。
昭和60年代に日本の教育学者が、心理カウンセラーとクライエントだけでは、抱えている悩みも問題も解決しないと結論づけたでは、有りませんか。そんなにアメリカの心理学が、素晴らしいのなら子供の抱えている心の病も鬱病も全部治っているはずです。
元大阪の暴走族の親衛隊長で、今は改心して牧師になっている野田詠司さんは、小さい時にから、お母さんが、働いていてさびしかったのが、グレた原因と新聞に打ち明けていました。
いい加減アメリカの歴史の浅い心理学に陶酔することなく、対米従属から自立する必要が、日本の心理学者にも今求められているのではありませんか。
従軍慰安婦問題以来現場取材もせず、調査もせず、裏取りもせず、平気で記事を書いた朝日新聞ももう終わったと思います。新聞人としての責任を放棄した結果です。今回の記事でも幼児教育へのスタンスが、日本の伝統のある子育てを否定するような見解では、長年ご先祖様から、伝え教えられ親から子供に受け継がれて来た家庭教育をないがしろにし、破壊するものでは、ありませんか。
一体頭が、どちらを向いているのかと問い正したくなります。朝日新聞幼児教育で、日本の国を滅ぼす無かれ無かれです。
出典ライフスタイル子育て
「三つ子の魂百まで」はやっぱり正しかった!3歳児神話のヒミツ | 女性 ...
josei-bigaku.jp/sansaiji8572/
Date:2012.07.26
「3歳児神話」という言葉を聞いた事はあるでしょうか。俗に「三つ子の魂百まで」ということわざと同じ意味です。しつけや教育、そして人間に必要な心の情操教育の影響が生まれてから、3年間でほぼ固定されるという考え方
好き・嫌いや、暑さや寒さへの耐性もこの頃にほぼ決定されるとまで考えられています。ようは、両親が子供を3歳までにしっかりと育て上げないと、子供の将来にも影響されますよという事なのですね。
幼い時に培った習慣は、老人になっても覚えていると言う事から「スズメ百まで踊り忘れず」とも表現されます。
子供の社会的成長は、生後3ヵ月から始まる?
親子との絆を通して確立される信頼関係は、やはり生まれてから3歳頃までに培われるようですね!これは、生後まだ3ヵ月以内では無差別に反応するようです。
生まれてからようやく目が見えるようになった赤ちゃんは、顔をのぞき込まれれば誰に対しても笑顔を振りまきます。これは自分を守る力がない赤ちゃんが、むやみに攻撃されるのを防ぐための防衛反応だとも言われています。
しかし、3ヵ月を過ぎると、自分の世話をしてくれたりかまってくれる親・兄弟への反応が強くなり、他人への反応とはあきらかに差がつくようです。
もっと成長が進むと、泣く・笑う・後を追いかけるなどの行動が増え、他人に対しては人見知りが出てきます。
3歳になると親や他人の行動やある程度理解できるようになるのです。このような社会的反応は生涯において影響され、それゆえ3歳までの赤ちゃんへの関わり方が大切になるという訳なのですね。
脳の発達にも影響する「サイレントベイビー」
この3歳までの大切な時期に親との関わりがうまくいかなかった子供は、どのようになるのでしょうか。赤ちゃんは泣くのが仕事とばかりに、夜泣きなんかもおかまいなしです。
あまりに夜泣きがひどいと、母親の方も睡眠不足でまいってしまう事もありますが、逆にほとんど泣かない赤ちゃんもいるようです。
夜泣きなどがないのはありがたい事ですが、もし、笑うなどの喜怒哀楽感情表現も出さないようでしたら、それは「サイレントベイビー」の可能性があるかもしれません。
一概には言えませんが、「サイレントベイビー」になる背景には母親とのスキンシップ不足が原因とも言われています。
脳の大切な神経細胞の橋渡し、ニューロンの数は生後1年でマックスになる!
3歳までの子育てが大切な理由に、脳の発達に関係するニューロンの数が1歳でピークを迎えるからという事が上げられます。
成人レベルになると、その数はピーク時の2/3程度まで減るようです。脳のネットワークを作り上げる働きは、この乳幼児に最もさかんなのです。
脳の発達に影響を及ぼすこの時期は、特に子育て環境が大切だという事がうかがえますね。
脳科学おばあちゃんが明かす「三つ子の魂百まで」の本当の意味-Suzie ...
suzie-news.jp/archives/12680
『赤ちゃん教育――頭のいい子は歩くまでに決まる』(久保田競、久保田カヨ子著、ダイヤモンド社)は、脳科学の権威である久保田競さんと、“久保田式育児法(クボタメソッド)”を確立したことでも知られる久保田カヨ子さんによる育児バイブル。
もともとは1983年にベストセラーとなったもの。一時期はアマゾンのマーケットプレイスで1万円以上の値がついたという名著を復活させたものです。
また久保田カヨ子さんは、2009年に放映された『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系)や『エチカの星』(フジテレビ系)で「脳科学おばあちゃん」として取り上げられたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
いわば、その原点というべきが本書だというわけです。
対象にしているのは、0歳から1歳。
激しく成長・発達する赤ちゃんに、脳の発達の時期に応じて「なにを与え、なにをさせればよいか」を、脳研究の専門家ならではの知識、そして実際に子育てをした経験をもとに書かれたものだそうです。
育児に役立つ実践的な内容が魅力的ですが、きょうはそのなかから、数字に関係する記述をご紹介したいと思います。
■赤ちゃんは育て方ひとつで変わる
お父さん、お母さんから受け継いだ遺伝的なものを持っているとはいえ、人間の赤ちゃんは自分ひとりでは生きていけない「たよりない生きもの」。
いうまでもなく、他の四足動物のように、生まれたその日から歩いたり、走ったりはできないわけです。
しかし、どの赤ちゃんも呼吸して、「泣く子こと」と「吸うこと」はできます。個人によって、働きの差もそれほどありません。
でも、外からいろいろな刺激を与えて育てていくことで、いろんな働きをおぼえます。その結果、生後6ヶ月もすると頭の働きには個人差が出てくることに。
つまり、頭の働きのよい子に育てるのも、働きの悪い子に育てるのも、育て方次第。こうして、からだの成長と頭の働きの発達も、性格、考え方、知能も違ってくるというわけです。
■「三つ子の魂百まで」の本当の意味
「三つ子の魂百まで」という格言をご存知だと思います。
人間としての頭の働きの基本が3歳ごろまでにほぼできあがってしまい、それがいつまでも残ると、昔の人は考えたということ。
しかし、「たしかに、そのとおりなのです」と認めたうえで、著者は次のようにつけ加えてもいます。
「ことばがしゃべれるようになり、他人とつきあえるようになって、人間の頭の働きの基本がほぼ決まってしまう、2~3歳のころに教育すればよいということではない」ということ。
2~3歳ごろに十分教育できるよう、その前、具体的には「歩きはじめるころまでに教育しておかないといけない」ということなのだそうです。
この時期の赤ちゃんの反応は限られていますし、与える刺激も単純。そのぶん苦労は少ないものの、手抜きをすると、よい結果は得られないと著者は断言します。
そこでお母さんは、自信を持って育児にあたることが大切だという考え方。
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医学的根拠と実体験がミックスされているだけに、とても応用しやすい内容だと思います。赤ちゃんがいる方は、ぜひ手にとってみてください。
(文/書評家・印南敦史)