女優・中江有里(43)が1日、TBS系で放送された「爆報!THEフライデー」に出演。90年代に共演し、同世代のライバルでもあった人気アイドル・川越美和(享年35)さんの孤独死について思いを語った。
川越さんは1988年に歌手デビューし、翌89年には「夢だけ見てる」でレコード大賞新人賞を獲得。89年に放送されたTBS系「時間ですよ・平成元年」の7代目マドンナに16歳で抜擢されるなど、エキゾチックな美少女ぶりで、“ポストゴクミ(後藤久美子)”と言われ、ドラマでも活躍した。中江とは2000年、TBSのドラマ「ダンナ様は18歳」で共演。02年には、姉妹役で映画共演する企画もあったが、この映画が撮影10日前に突然、製作中止になり、再共演は叶わなかった。
川越さんは07年にひっそりと芸能界を引退。週刊誌の報道によると、04年ごろには借金や酒浸り生活を送り、摂食障害もありガリガリに痩せ、08年4月、人知れず亡くなっていた。死後数日に自宅で孤独死しているのが発見されたのだった。
中江は川越さんの死について、「どうして…って気持ちもありました。(彼女に)色々ある、っていうのは聞いてたんですよ。事務所辞められた、とか、名前(芸名)を変えられた、とか、その後、また『川越』に戻った、とか…。気にはなっていて…。何か私にできたことはあったんじゃないかな、って…」と無念の思いで唇をかみしめた。
芸能界について「みんなライバルでもあるし、仲間でもあるし、孤独な世界だし、波もある」と語り、「一緒に仕事をして(川越さんの)人柄も知ってるし、ぜひ川越美和という素晴らしい女優さんがいたことを、知ってもらいたい」とスタジオで川越さんについて話した思いを明かしていた。
人の一生は、誰にも分かりません。ご冥福を心からお祈り申し上げます。