教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

山内康一ブログ 『 蟷螂の斧 』 政治の動きと分析 統計不正などの忖度政治を生む原因

2019年02月23日 14時45分22秒 | 国際・政治
 
立憲民主党福岡3区(福岡市早良区・西区・城南区の一部、糸島市)

統計不正などの忖度政治を生む原因

毎月勤労統計の不正でも首相秘書官の関与が明らかになりました。官邸主導と官邸一極集中の弊害、忖度政治の問題があらためて注目を集めています。

官僚主導の政治から政治主導(内閣主導)の政治への転換をめざし、橋本行革以来、内閣機能(官邸機能)が強化されてきました。その効果はてきめんでした。

いまでは政治主導が強くなりすぎ、内閣人事局による幹部人事の政治介入が官僚機構を委縮させて行政をゆがめています。森友・加計問題、統計不正など、政治主導の弊害の方が目立つようになったのが、安倍政治の現状です。

かつては官僚主導の弊害が大きく、それを是正する政治主導が唱えられてきました。こんどは政治主導が行きすぎて、政治主導の過剰の弊害が目立っています。右の極から左の極の行きすぎた感じで、ほど良い中庸な状況ではありません。

政治主導の行きすぎは、官僚機構の自律性を弱めすぎてしまいました。人事権をもつ官邸の方を向いた行政を生んでいます。国民の方を見るのではなく、官邸の方ばかり見ている幹部公務員が増えるのは、望ましいことではありません。その結果が忖度政治です。

安倍政権では今井首席秘書官をはじめ経産官僚が重用され、官邸官僚の多くは経産官僚です。個別の案件についての専門知識は農水省や厚労省、文科省といった各省の官僚の方が強く、官邸官僚は政策の専門性では劣ります。

しかし、官邸官僚は「首相案件だ」などと言って、各省の官僚を脅し、水戸黄門の印籠のように「官邸の意向」を示し、指揮系統をあいまいにしたまま責任はとらずに、強引に案件を進めます。森友・加計学園疑惑でも、毎月勤労統計問題でも、同じ構造だと思います。

安倍総理のお友だち優遇は第一次安倍政権時代から有名です。政治家も官僚も安倍総理との距離の近さが出世につながります。内閣人事局という新たな組織があるせいで、各省の幹部人事に情実がはびこり、官邸の意向に逆らった人物が左遷されたり、省内で評価の低い人物が官邸の引きで出世したりといった状況が常態化しています。それが霞が関の行政機構に機能不全を引き起こしているのは明らかです。

政治学・行政学の牧原出教授は、著書の「崩れる政治を立て直す」のなかで安倍政権について次のように述べます。

問題が生じたときに、政治家も官僚制も責任を取らない事態が生じている。政治主導でありながら、首相をはじめとする政治家は、官僚制に責任を転嫁する。官僚制は文書を廃棄し、知らなかったことを強弁して責任を逃れようとする。その結果、官邸の官僚チームとこれに従う各省幹部に対して、各省のノンキャリアを中心とする官僚たちが冷たい関係に立つ事態を生み出した。

まったくです。政治家が責任を官僚になすりつけるから、官僚は仕方なく公文書を改ざんしたり、ウソの答弁をしたり、日報がなかったことにしたり、統計データを不正に処理したりするわけです。ある意味で官僚も気の毒です。官僚よりも悪いのは、官邸の無責任な政治家たちです。財務省のノンキャリアの公務員は責任を押し付けられ自殺する人まで出ました。

政権の無責任体質を改め、責任ある立場にある政治家(首相や大臣)は、結果に対して政治責任をとることは当然です。当たり前のことを当たり前にできていないのが、安倍政権です。まずそこを改めるべきです。

次に安倍政権下で情報公開が後退しています。報道の自由度ランキングも先進国としては恥ずかしいレベルまで低下しています。情報公開を進めることが優先課題です。

外交秘密や防衛機密等も含め、中にはすぐには公開できない情報もあります。それは公文書としてきちんと保存して何年後かに公開し、歴史法廷に判断をゆだねることを明確化すべきです。「歴史に裁かれる」という感覚があれば、一国の指導者は変なことをしにくくなると思います。

そして官僚を過度に悪者にしてバッシングせず、政と官の適切な距離感を保ち、官僚制の一定の自律性を尊重することが大切です。情実人事や報復人事で霞が関に恐怖政治をしけば、官僚は委縮して恐怖政治に唯々諾々と従うしかなくなります。

権力者は人事権の行使には抑制的であるべきです。政治権力が幹部公務員の一定程度の人事権を持つことは必要ですが、その権限を濫用しない節度も大切です。忖度政治の弊害を防ぐのは、政治の側の自己抑制であり、私利私欲の情実人事を拒む自制心です。首相や大臣に必要なのは、謙虚さと自制心だと思います。いまの政権に欠けているものだと思います。

*参考文献:牧原出 2018年「崩れる政治を立て直す」講談社現代新書

 

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全日空でまた飲酒 30代副操縦士、呼気検査で判明 神戸−羽田で遅れ

2019年02月23日 14時34分46秒 | ニュース


毎日新聞2019年02月22日12時01分

 全日空は22日、30代の男性副操縦士が乗務前の呼気検査でアルコールが検出され、19日早朝の運航便が遅延したと明らかにした。全日空グループでは昨年10月以降、パイロットの飲酒による運航便の遅延が相次いでいる。

 同社によると、副操縦士は19日午前1時ごろ、宿泊先の神戸市のホテルで、いずれも350ミリリットルの缶ビール1本と酎ハイ半分程度を飲んだ。同6時過ぎに神戸空港に出勤した際、呼気1リットル中0・05ミリグラムのアルコールが検出された。副操縦士が乗務予定だった神戸発羽田便はパイロットを交代し、約1時間40分遅れて同8時44分に出発した。

 同社は規定で、宿泊先での乗務24時間前以降の飲酒を禁じている。【花牟礼紀仁】

飲酒運転ならぬ最近飲酒操縦が多いようです。
空の上、急に天候が悪化したりしないとも限りません。
以外とアルコール依存症為っている操縦士もいるのではないかと思います。

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社会 「嫌な思い」高3男子が自殺=いじめの有無、確認急ぐ―埼玉

2019年02月23日 09時36分34秒 | 受験・学校・学問

2019/02/22 20:56時事通信

 『埼玉県加須市で、県立高校3年の男子生徒が首をつって自殺していたことが22日、捜査関係者などへの取材で分かった。生徒の自宅から遺書のようなものが見つかり、「嫌な思いをした」という趣旨のことが書かれていた。県警などが詳しい状況やいじめの有無の確認を急いでいる。

 捜査関係者などによると、今月17日、男子生徒が公共施設の敷地で首をつって自殺しているのを通行人が見つけた。県警は学校関係者や生徒の友人、家族などに事情を聞くなどして経緯を捜査。県教育委員会も事実関係の確認を進めている。 』

自殺してから原因を調査しても後の祭です。
今の大人社会の投影なのか、虐めや自殺が無くならないのは平和な日本で、残念な事です。
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韓国の「反日運動」=「三・一運動」最中、安倍晋三首相は2月22日、東京・元赤坂の東宮御所を訪れ、皇太子殿下と面会、21日には天皇陛下に内奏、その真意は不明である

2019年02月23日 09時30分39秒 | 国際・政治

板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
~ニュースにブログ~
韓国の「反日運動」=「三・一運動」最中、安倍晋三首相は2月22日、東京・元赤坂の東宮御所を訪れ、皇太子殿下と面会、21日には天皇陛下に内奏、その真意は不明である
2019年02月23日 07時59分22秒 | 政治
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
韓国の「反日運動」=「三・一運動」最中、安倍晋三首相は2月22日、東京・元赤坂の東宮御所を訪れ、皇太子殿下と面会、21日には天皇陛下に内奏、その真意は不明である

◆〔特別情報1〕
 韓国内では、文在寅大統領の政権下、丸で熱病に取りつかれたかのように「反日運動」が再燃している。その最中、安倍晋三首相は2月22日、東京・元赤坂の東宮御所を訪れ、皇太子殿下と面会し、4月30日の天皇陛下退位から5月1日の新天皇即位までの流れについて報告したとみられる。皇太子殿下が新天皇に即位された後、最初に会見する国賓となる見通しのトランプ米大統領の来日(5月26日)や、元号の選定手続きなども報告した模様で、皇太子殿下への報告は異例で、安倍晋三首相は2月21日には皇居を訪れ、天皇陛下に内奏を行っている。その真意は不明である。それも、三・一運動(1919年3月1日に日本統治時代の朝鮮で起こった日本からの朝鮮独立運動。独立万歳運動・万歳事件、韓国は「三一節」として祝日に指定)100年周年を控えての「反日運動」の最中である。正直言って、大半の日本国民は、無関心である。


第88回 板垣英憲「情報局」勉強会のご案内
2019年3月16日 (土)
13時30分~16時45分
出版記念講演
「日本の覚悟 イルミナティ解体 「新機軸」発動
人類補完計画 この一大事に世界を救う盟主となる」
場所 都内某所
参加費 2,000円

【『一由倶楽部 鉄板会』】
平成31年3月23日 (土)14時~16時
会 場 都内某所
参加費 5,000円

◆板垣英憲のオススメの著書ご案内◆

クリエーター情報なし 日本の覚悟 イルミナティ解体 「新機軸
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HOME天木直人のブログ一切報じられないまま迎える天皇在位30年記念式典...

2019年02月23日 09時19分53秒 | 国際・政治


一切報じられないまま迎える天皇在位30年記念式典の異常さ

2019-02-23



 あす2月24日、いよいよ辺野古移設の是非をめぐる沖縄住民投票が行われる。

 きょう2月23日の各紙がその事を一斉に報じている。

 ところが、その同じ日に行われる天皇在位30年を祝う式典の事は一切報じられていない。

 それどころか、これまでに天皇在位30年祝賀式典に関して報じたメディアは皆無だ。

 政府広報の広告を東京新聞と日経新聞が一度だけ掲載しただけだ。

 しかし、これは広告収入を得て掲載したわけだから報道ではない。

 唯一報道されたのは、数日前に共産党の穀田国対委員長が、天皇の政治利用に反対して欠席すると記者会見で述べた事だけだ。
 
 この報道のなさは、あまりにも異常である。

 私はこの異常さを何度も指摘してきた。

 メディアがそれを目にしていないはずがない。

 この異常さの裏には何かがある。

 何も知らされないまま、明日、当日の朝刊で、我々はそんなことが行われるのかと言う事を知るのだ。

 辺野古移設の住民投票の結果がどうであれ、安倍・菅官房長官コンビは辺野古移設は国策だと言わんばかりに粛々と強行すると発表するに違いない。

 その同じ日に、天皇在位30年を安倍首相は祝うつもりだ。

 これほど天皇陛下を悲しませることはない。

 それでも天皇陛下は式典をボイコットできない。

 究極の天皇いじめだ。

 こんな安倍首相を国民は絶対に許してはいけないだろう。

 自分の首相在位最長記録ばかり宣伝報道してどうするんだ(了)

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2月22日(金)のつぶやき

2019年02月23日 05時53分34秒 | 受験・学校・学問
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