教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

大阪は「何を間違えた」のか…第4波で「かつてない医療危機」に陥った大阪府、見えてきたコロナ対策での「誤算」

2021年05月29日 18時23分59秒 | デジタル・インターネット
大阪は「何を間違えた」のか…第4波で「かつてない医療危機」に陥った大阪府、見えてきたコロナ対策での「誤算」
5/29(土) 14:21カンテレ「報道ランナー」


第4波で重症患者が「病床数を上回る事態」に
新型コロナウイルスの感染拡大第4波で、大阪府では、重症患者が確保した重症病床を超える初めての事態に陥りました。


【動画で見る】大阪の医療危機なぜ?キーパーソンが語る「実情」
カンテレ「報道ランナー」
取材をすると大阪のコロナ対策のある誤算が見えてきました。


【大阪府・吉村洋文知事】
「今これだけ病床がひっ迫している中で感染が再拡大すれば対応できない状況になってきます。そうなってからでは遅い」


緊急事態宣言の再延長を国に要請した大阪府。
背景には、苦い経験があります。


新型コロナウイルス感染拡大の第3波のピークが過ぎた今年2月時点で、大阪府が確保していた重症病床は、224床。


しかし、その翌月から始まった第4波で初めて確保していた病床を重症患者が上回る事態になったのです。


かつてない医療危機は、なぜ起きたのか。
大阪府のコロナ対策のキーパーソンである健康医療部の藤井部長に話を聞きました。


想定以上に膨らんだ「重症患者」
カンテレ「報道ランナー」
【大阪府健康医療部・藤井睦子部長】
「400人を上回る重症患者が発生する想定をしていなかったのかと言われれば、それは想定していなかった」


大阪府では、コロナ患者の症状によって受け入れる病院を分ける方針を取りました。


重症の患者を治療するのは、高度な医療に対応する設備がある大学病院など。
中等症の患者は、呼吸器内科などがあるなど、地域の比較的大きな病院。
軽症や無症状で、基礎疾患がない人などは、ホテルや自宅で療養してもらうことにしました。


しかし、重症病床がいっぱいになったことで、影響は全体へと広がっていったのです。
この時に、重症患者を受け入れていた病院は、どうなっていたのか。


第4波は…重症化のスピードが速い
大阪医科薬科大学病院。
人工呼吸器や人工心肺装置・ECMOでの治療が必要な重症患者を受け入れています。


4月、大阪府からの緊急要請を受け、10床から14床に増やしましたが、ベッドは常に埋まり、空けばすぐに別の患者が入ってくる状態でした。


第4波では、これまでとは明らかに違う点がありました。


【大阪医科薬科大学病院・南敏明病院長】
「重症化のスピードが速い。いったん重症化したら1~3波に比べて非常に治るのに時間がかかる」


カンテレ「報道ランナー」
症状が回復するのに時間がかかり、病床をなかなか空けることができなかったと言います。
さらに、変異ウイルスは重症化するスピードが早く、自宅で入院を待っている間に症状が悪化した患者が、次々と運ばれてきました。


【南 病院長】
「今まである程度中等症の病院で輸液されて、それでも肺炎が良くならないという形で運ばれてきたというのでなくて、来た時からさらにワンランク進んだ重症な状態でくる患者も多い」


早めに入院し、適切な処置を受ければ、重症化を防げる可能性が高まりますが、一体なぜ、できなかったのか。


4月22日時点で、大阪府では軽症・中等症患者に確保している1798の病床に対して入院していた患者は1436人。


カンテレ「報道ランナー」
なぜか2割にあたる300床以上が空いていました。


病床に余裕あっても…人員が不足
堺市の耳原総合病院。
軽症や中等症の患者のみ20人ほどを受け入れていました。


しかし、大阪府は、重症病床がいっぱいになったため、患者が重症化しても転院させずに、治療を継続するように要請します。


【看護師】
「酸素ボンベもらっていいですか?」
【看護師】
「サーチ(酸素飽和度)いくつですか?」
【看護師】
「90!」


重症化した患者は、病院の集中治療室ICUで治療を継続しましたが、中等症患者の4倍ほど看護師が必要でした。


カンテレ「報道ランナー」
重症化した患者の治療を続けた結果、人手が不足し、中等症病院も患者を受け入れることができなくなったのです。


――Q:中等症の病床は実際に(大阪府が)発表していた病床数よりも、実数は少なくなっていた?


【大阪府健康医療部・藤井睦子部長】
「はい、そういう認識です。中等症患者を1人とってもらうのと、重症患者を1人治療継続してもらうのは、そこにかかるマンパワーが全く違うので、多くの中等症病床が運用できなくなることが起こっていた」


感染者のうち、入院できた人の割合は、4月27日時点で、全国最低の10.5%まで低下。
自宅で療養している人は、最大で1万8000人を超えました。


カンテレ「報道ランナー」
【藤井部長】
「結果として入院していただける患者の割合が非常に低くなってしまったということで、早期に治療していただくことで重症化を防ぐ循環を生むのが、本来は重要だった」


病床運用での「新たな構想」も
重症化を防ぐアプローチが足りなかったと説明した藤井部長。


今後どのような備えが必要かはこれから協議すると話しながらも、中等症から重症まで一体で治療する病院を増やす構想を明らかにしました。


【藤井部長】
「中等症までしか診れませんという病院になると、そこで挿管対応が必要かというのは重症病院での判断になる。重症病院に転院してもらったが結果として挿管せずに治療が可能だったという事例もある。そこが同じ院内だったら連携して一体的に運用していただけるということで今後重要な機能になると思っている」


ただ、大きな病院にさらなる負担がかかるため、どこまで協力を得ることができるのか、そして、どこまで病床を増やすことができるのか、まだ見えていません。


これまでの教訓を生かすためには、多くの課題をクリアする必要があります。


カンテレ

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【速報】大阪で新たに216人の感染確認 感染者31人が死亡 5/29(土) 17:06

2021年05月29日 18時17分53秒 | ニュース

【速報】大阪で新たに216人の感染確認 感染者31人が死亡
5/29(土) 17:06

関西テレビ
大阪府で29日、新たに216人の新型コロナウイルス感染が確認されました。

検査件数は1万4631件で、陽性率は1.5%でした。

これまでに大阪府内で確認された感染者数は、計9万9424人となります。

また、大阪府内では、感染者31人の死亡が確認されました。

重症者数は258人となり、このうち9人は軽症・中等症向けの病床で治療を受けていて、医療体制は厳しい状況が続いています。

大阪で216人感染、31人死亡 業務逼迫で死者数計上遅れも
5/29(土) 18:26共同通信

 大阪府は29日、新型コロナウイルスに216人が感染し、感染者31人が死亡したと発表した。府内の感染確認は9万9424人、死者は2291人となった。

 新たな重症者は60~80代の男女6人。1週間の陽性率は2.2%だった。大阪市の高齢者施設、守口市の医療機関でクラスター(感染者集団)が発生した。29日に発表された死者31人のうち17人は1週間以上前に亡くなっていた。府は医療機関などの業務逼迫による計上遅れとしている。
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人口30万人達成の兵庫・明石市 市長「政令市への移行目指す」 国に要望へ

2021年05月29日 14時28分40秒 | 国際・政治


人口30万人達成の兵庫・明石市 市長「政令市への移行目指す」 国に要望へ
5/27(木) 22:28神戸新聞NEXT

国と県に権限の委譲を求めていく方針を表明する明石市の泉房穂市長=明石市役所
 兵庫県明石市の泉房穂市長は27日の記者会見で、市内人口が初めて30万人を超えた機をとらえ、さらなる権限の移譲を進めるために政令指定都市(政令市)への移行を目指す考えを明らかにした。


【表】国勢調査に基づく明石市の人口推移

 中核市となるのに必要な人口が30万人から20万人に引き下げられたことを受け、同市は2018年に中核市へ移行。保健所や児童相談所、動物管理施設などを開設してきた。

 泉市長は、政令市への移行でも、人口要件を50万人から30万人に緩和するよう地方自治法の改正を国へ要望する意向を表明。同時に政令市と同じ水準の権限を求め、兵庫県に対して今年6月、条例改正を提案する。

 具体的には病院の開設許可、病床数や病床の種別変更に加え、市立学校の教職員の任命などに関する権限を想定している。

 泉市長は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、重症患者向け病床が不足した事例を挙げ、「市民の生活と命を守るためには、責任を果たせる権限を確保しないともどかしい」と訴えた。(長尾亮太)

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吉村知事「感染者1000人超えるのすぐ」 イベントなどの厳しい規制“なぜ大阪だけ?”にも協力を念押し

2021年05月29日 13時05分11秒 | ニュース
吉村知事「感染者1000人超えるのすぐ」 イベントなどの厳しい規制“なぜ大阪だけ?”にも協力を念押し
5/28(金) 17:50スポニチアネックス

大阪府の吉村知事
 大阪府の吉村洋文知事は28日、大阪府庁で囲み取材に応じ、大阪が特に厳しいとされるイベント、テーマパークなどへの休業要請について「“なんで大阪だけなの?”と声は上がっているのは承知している。(感染者が)1000人を超えるのはすぐなんです。そういうことを考えた上で、何とか演芸場、劇場、テーマパークについてご協力をお願いしたい」と強調した。

 31日まで発出されていた緊急事態宣言が、再延長されることが濃厚な中での会見。「変異株は感染力が強い。いつでも再拡大する。2週間あれば(感染者数が)1000人に達する、というのが大阪が経験した事実。病床も逼迫(ひっぱく)している状況が続いている。クラスター対策ということではなく、人と人との接触機会は引き続きケアして頂いて、感染対策の徹底をお願いしたい。医療体制の逼迫(ひっぱく)を解消するには時間かかりますので、時間を与えて頂きたい」と重ねてお願いした。

 さらに、会見の中では「緩和という言葉を使わない」と強調。「緩和という言葉は“もう大丈夫なんだ”という誤ったメッセージにつながる」と気を引き締めた。
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「五輪やってる場合か」広がる貧困 炊き出しの列、過去10年で最多

2021年05月29日 12時40分39秒 | 社会・経済
「五輪やってる場合か」広がる貧困 炊き出しの列、過去10年で最多
イチオシ 木許はるみ 
社会
速報
毎日新聞 2021/5/29 10:00(最終更新 5/29 10:00) 有料記事 4235文字

支援団体「TENOHASI」は毎週水曜夜も、おにぎり配布と夜回りをしている。5月26日の配布は82人が並んだ。コロナ前は25人ほどだった=東京都豊島区の池袋駅前公園で2021年5月26日午後9時28分、木許はるみ撮影
 体重は17キロ減り、所持金は10円を切った。寝る場所はネットカフェから路上になった--。新型コロナウイルスの影響が長引く中、仕事を失うなどした人たちの生活がますます追い込まれている。東京・池袋の公園で支援団体が続けている「炊き出し」に集まった人数は今年に入ってさらに増えて過去10年で最多となり、リーマン・ショック(2008年)直後の水準に迫っている。苦境に耐えきれず、初めて支援を受ける人が目立つという。最近、路上で暮らすようになった男性(62)もその一人だ。緊急事態宣言下で、飲食店の清掃の仕事は2カ月近くない。「もう、もたない……」。宣言の延長が決まり、男性は絶望したように声を落とした。【木許はるみ/デジタル報道センター】
初めての炊き出し 1日1食で体重が17キロ減
 「こういうところ、来たことなかったんだ。会場のそばまで来ても、(恥ずかしくて)なかなか入れなかった。でも、さっきあいさつした人が『いいから』『いいから』って言ってくださって」。5月22日午後7時、池袋駅東口の公園。生活困窮者の支援を行うNPO法人「TENOHASI(てのはし)」が約1時間の「炊き出し」を終え、片づけをしていた。炊き出しといっても、今は感染対策のため、個別包装された食料を配っている。公園の隅で、配られたパック入りのカレーを手にたたずむ小柄な男性がいた。紺色のジャンパーに同じ色のキャップ帽。記者が話しかけると、親しみやすい口調でここ数カ月の生活を語ってくれた。
 男性が初めて食料支援を受けたのは今年2月だった。公園から少し離れた場所から様子をうかがっていたところ、てのはしの支援者に声をかけられ、食事を受け取ることができたという。男性は取材中もその支援者を見つけると、帽子を取って、深くお辞儀をしていた。
 「あれからもう3、4カ月になるのか。冬はまだ日が短くて暗かったけど、今は明るいでしょう。だからこうやって帽子をかぶっている。やっぱりまだだめなんだね、羞恥心があるんだよね」。顔を隠すように帽子を目深にかぶり直し、こう続けた。「1日1食が続き、ここ1年で体重は17キロ減ったんです。そんな生活に慣れてしまいました」
子供の存在が励み コロナで転落
 男性は約10年前に離婚し、東京都内のアパートで1人暮らしを始めた。離婚のきっかけは、男性が知人の借金の連帯保証人になっていたために、持ち家などの財産を差し押さえられたことだった。かわいがっていた2人の子供とも離れざるを得なかったが、時々レンタカーを借りて息子や娘の家の近くまで行き、元気な姿をそっと見ることが唯一の楽しみだった。「子供たちが独立して立派に暮らしていることだけが励みで」と表情を緩める。
 一人になってからは、不動産業などを経てトラックの運転手になり、全国を回った。仕事で家を留守にすることが多かったため、アパートを引き払い、ネットカフェやホテルで生活するように。更新時期の勘違いから運転免許が失効して以降は、荷物の仕分けや飲食店の清掃で生計を立ててきた。
 男性は振り返る。「コロナの前は週に5日働いて、月収15万円くらいはあったんです。食うには困りませんでした」。新型コロナの感染が拡大した昨年春以降、徐々に仕事がなくなり、仕事は週に2回、月収は4万円にまで落ち込んだ。
 「それでも、12月まではまだよかったんです。…
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看護師7回電話つながらず、宿泊療養の男性死亡…最後の会話から訪問まで15時間

2021年05月29日 11時55分11秒 | ニュース

看護師7回電話つながらず、宿泊療養の男性死亡…最後の会話から訪問まで15時間
読売新聞2021年05月28日07時25分

看護師7回電話つながらず、宿泊療養の男性死亡…最後の会話から訪問まで15時間
 京都府は27日、新型コロナウイルスに感染し、宿泊療養施設に入所中の60歳代男性が26日に死亡したと発表した。施設にいた看護師が7回電話したがつながらず、最後の会話から部屋の訪問まで約15時間かかっていた。府は対応や受け入れ体制に問題がなかったか、第三者による検証を行う。

 府によると、男性は基礎疾患があり、20日に入所。高熱が続いており、25日午後10時頃、看護師が電話で体温を知らせるよう求めたが、その後連絡がなかった。翌26日朝から少なくとも7回電話したが応答がなく、午後1時頃に部屋を訪れると、心肺停止の状態で、搬送先で死亡が確認された。

 施設には26日現在108人が入所し、同日午前中は看護師7人とスタッフ8人がいた。体温の確認は電話やSNSで行うのが原則。看護師が患者の部屋に行くには防護服の着用が必要となる。』

大阪でも起こり得る危険性が、十分有ります。

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