尾身会長“白旗”無責任発言のア然…コロナ対策トップが国民に自己責任促しまるで評論家
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が15日、共同通信の単独インタビューに答え、東京新聞や神戸新聞など契約紙に一斉に掲載されていたが、その中身には驚いた。コロナ対策の専門家トップという自らのポジションをすっかり忘れ、評論家のような無責任発言のオンパレードだったからだ。
「社会活動を完全に止めるようなオプションはないのではないか。対策は新しいフェーズ(局面)に入った」
「完全に人流を止めて(街から)人がいなくなる光景にすることはもうないだろう。感染リスクの高い状況を賢く避けてほしい」
「4月末からの大型連休でさらに感染者が増え、高齢者のワクチン3回目接種の効果が下がる6月ごろ、重症者が増える可能性がある」
オミクロン株は重症化リスクが比較的低いとしてこうした発言が出たようなのだが、岩手や宮崎など9県で、今月12日までの1週間の新規感染者が過去最多を更新している。感染力の強い「BA.2」への置き換わりや、その「BA.2」より感染者の増加速度が12.6%高いという「XE」の拡大に首長らが危機感を強めているのに、「感染リスクの高い状況を賢く避けて」と自己責任を促すのは、専門家として“白旗”を揚げているようなものだ。
■上昌広氏は「もうお辞めになったら」と
「6月ごろ、重症者が増える可能性がある」とシレッと発言しているのも看過できない。ワクチンの3回目接種の遅れが高齢者施設でのクラスターを頻発させ、医療が行き届かず命を落とす“手遅れ死”が多発した。重症者を増やさない対策を考えるのが専門家の仕事ではないのか。医療ガバナンス研究所理事長の上昌広氏が言う。
「もう会長をお辞めになったらどうでしょう。判断材料を提供するのが科学者であり専門家なのですが、尾身氏の発言は一般論ばかり。過去にも『気の緩み』などと言ったことがありました。3回目接種が遅れたのは、昨年9月にすぐ動かず、尾身氏らが『慎重に議論を』とブレーキをかけたからです。そのため日本は、欧米のような感染ピークに合わせた接種からタイミングがズレてしまった。評論家のような発言を繰り返すのではなく、こうした失敗について自ら説明すべきですよ」
尾身氏がズルズルと会長に居座っていることで、岸田政権のコロナ対策への本気度も分かる。
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チェルノブイリ危機発覚!<本澤二郎の「日本の風景」(4419)
2022/04/19 08:19コメント11
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チェルノブイリ危機発覚!<本澤二郎の「日本の風景」(4419)
<被ばく研究者バンダジェフスキー博士の血の出る叫びが日本にも届く!>より、転載させて、頂きました。
フクシマの被ばくジャーナリストが、チェルノブイリ原発の被ばく実態を現在も継続している、ユーリー・バンダジェフスキー博士の緊急支援メッセージを、昨日メール送信してきていたことを見つけたので、あわてながらblogで発信したい。まずは、日本政府の真の善意を見せてもらいたい。国境なき医師団の活躍にも期待したい。
フクシマの関係者は、もう彼のことをご存知のはずだ。チェルノブイリ原発の放射能被ばく研究の第一人者である。真相を隠したいウクライナ政府に逮捕された不屈の医学者で、悲しいかな彼のような医学者は日本に一人もいない。
ロシア軍の侵略によって、博士の所在が心配されていたが、無事だった。彼の血の出るような緊急支援メッセージによって、生きていることが判明したことになろうか。
チェルノブイリ制圧に関与したロシア兵の放射能被ばくが、大きく報道されたが、肝心の地元の住民の深刻な生活や健康被害の実態について、ゼレンスキー政府は、知ってか知らずか蓋をかけてきたが、今回、バンダジェフスキー博士の叫びで、その悲惨な事実が発覚した。
医療・医薬品や食料の緊急支援が求められている。本来の人道支援とは、このような事態を前提にしている。一部の国のNGO支援が届いたようだが、本格的な支援にEU諸国もアメリカなど西側諸国は、南部マリウポリ攻防戦に釘付けになっていて、北部のチェルノブイリ原発放射能被害に目を向けていない。それは西側のウクライナ取材陣の怠慢とも重なっているのだろう。
<森林大火災とロシア軍の制圧で子供や住民が深刻な放射能被害!>
チェルノブイリ森林火災による、放射能の拡散による被ばく被害の深刻さを、博士は既に論文で発表している。詳細は下記のURLに詳しい。
このことは、フクシマにも当てはまるものである。大掛かりな放射能除染でも、それは森林原野に及ばない。現在も高濃度の放射性物質が、森林に付着している。そこが火災になると、住民は新たな重い被ばくを受ける。この研究が日本にはない。原子力ムラが禁じているのだろう。200万福島県民は、いわば棄民・人体実験にさらされているようなものなのだ。
バンダジェフスキー博士は、そのことを論文にして発表している。なんと現在も森林火災は続いているのである。住民の健康被害は確実に起きている。特に抵抗力のない子供たちは、放射能のない遠隔地に避難させるしか、生存が約束されない。そのことも博士は緊急要請している。同じことがフクシマでも起きており、現在は法廷で裁かれようとしている。
<日本の人道支援が期待される深刻な場面=動け岸田文雄!>
日本は、戦争当事国に武器弾薬の支援を禁じている国家だ。それでも防弾チョッキなどを自衛隊輸送機で送り届けた。主権者である日本国民は、憲法9条で戦争に関与することを禁じているため、政府は国民の意思に反したことになる。理解できない人は憲法を学んでほしい。
為すべきは人道支援である。チェルノブイリ放射能被ばく住民を救済するための食糧や医薬品・医師団の派遣と、そして被ばく地で生きられない子供たちを避難させることに、しっかりと貢献すべきなのだ。これはフクシマにおいても、現在も有益な対応策である。
<ロシア軍の立ち入り禁止区域占領に勝利するために補給物資と汚染地区からの避難を緊急要請>
戦争ほど残虐・悲惨なことはない。それがウクライナのチェルノブイリ原発と周辺の立ち入り禁止区域で繰り広げられた。ロシア軍の狂気を物語っている。ロシア兵も放射能に被ばくして、現在もベラルーシの病院で治療を受けているようだが、これなどは自業自得の部類に違いない。
戦争に常識や道理は通用しない。断じて起こしてはならない。日本国憲法は、主権者に対してそのことを命じている。政府に対しても「許さない」と禁じている。いま安倍の清和会は、抑止力というケチな屁理屈でもって改憲軍拡を強要しようとしているが、主権者は断じて動じてはならない。清和会を撲滅する義務を負っていることに気付くべきだ。
そのためにもバンダジェフスキー博士の緊急要請に応じるべきだろう。岸田文雄よ!ヒロシマの教訓を活かす好機ではないか。
<今も森林火災による恐ろしい放射能被ばくが住民・子供たちに>
森林火災というと、アマゾンやアメリカなどを連想するが、旧ソ連圏でも多発する。そして今チェルノブイリ森林が燃えて、放射性物質を人々の体内体外に付着させている。
分かりきったことだが、いま我々はその深刻な実態を知った。真っ先に岸田内閣の人道支援を強く求めたい。
<家を失った子供たち600人から700人も放置されている!>
立ち入り禁止区域周辺には、今も放射能被ばくにほとんど抵抗力のない子供たちが、600人以上いるという。彼らにとって、そこでの生活は無理だ。避難する必要がある。日本が真っ先に支援の手を差し伸べるべきだろう。
NHKが国民のための放送局であるならば、明日にでもバンダジェフスキー博士との会見を報道してもらいたい。
<詳細は以下のURLにアクセスして現実を知ってほしい!>
https://savekidsjapan.blogspot.com/2020/04/urgent-help-needed-chernobyl.html
2022年4月19日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)