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乱の時代(その3)<本澤二郎の「日本の風景」(4473)
2022/06/13 08:451
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乱の時代(その3)<本澤二郎の「日本の風景」(4473)
<公明党創価学会が中道リベラルから右翼改憲軍拡政党へ変身>より、転載させて頂きました。
民のカマドの煙に心を注いだ為政者が当たり前の世の中と思いきや、その反対に緊張を意図的に創造する、悪魔のような政治指導者の存在を、人びとは現在目の前で見ることが出来る。それを支援する宗教政党が、カルト教団・創価学会の公明党である、と断じることが出来るだろう。宗教指導者・池田大作が指揮棒台から姿を消した途端、A級戦犯の岸信介の遺言に突っ走る国粋主義者・安倍晋三の配下となり、平和主義を放棄した政教分離違反の創価学会政治部(公明党)に、特に平和を追求する人々は衝撃を受けている。乱の時代第三弾を記録したい。
財閥を除くと、おそらく日本一の資金を誇る政治宗教組織といえる。日の当たらない貧困層に、自身の資金から善政をばらまくのであればいいが、借金を膨らませる血税バラマキによって、集票力を上げることに特段の力量を発揮し、無知な国民を騙すことに長けている信濃町。大方の世評であろう。
世に左翼から右翼に転じた新聞人がいたが、彼らは中道から右翼に変じて、反省も謝罪もしない不思議な宗教政党である。
宗教も政党もこんなもんさと吹聴しているようで到底、それに屈する訳にはいかないだろう。どうだろうか。彼らのお陰で岸が夢見た政府は、イケイケどんどん政治路線を突っ走っている。立憲主義の憲法を踏みにじって恥じない。
<日米安保の段階的解消論いまは昔=自衛隊の戦争に前のめり>
融通無碍・寄らば大樹の、信念のない個人・団体は、気楽なものである。過去には信濃町に右翼の街宣車がうなりを上げていたというが、今はない。全くない。右翼も歓迎する宗教政党となった。
そのはずである。自民党の支持母体・神社神道と提携する公明党創価学会なのだから。その変身ぶりも極まっている。地下鉄サリン事件という無差別殺人を強行したオウム真理教は、表は宗教の仮面をかぶった裏は極右の政治団体だったことが、日系アメリカ人の島津洋一の徹底追及で判明したが、ことによると創価学会にも同じような懸念が噴き出ている出ているらしい。
中道時代の信濃町は、日本属国の元凶である日米安保を段階的に解消すると公約して、ワシントンにも槍を突き付けていたが、今は羊のように変身して、全く恥じない。岸の野望実現に共闘する公明党創価学会と断じることが適当であろう。
岸の孫の安倍が強行した自衛隊参戦法・特定秘密保護法・共謀罪という「戦争三法」は、公明党創価学会の手柄といってもいい。日本の若者の命を奪う靖国神社へと落下しているのではないか。所詮、宗教は若者の命を奪うものであることが、ウクライナとロシアの戦争でも証明されている。目下、宗教界は悲惨な人殺しに沈黙している、これも不思議であろう。
<池田大作を裏切った太田ショウコウの公明党の前途と学会の内紛>
元気なころの池田大作は、安倍の戦争法強行に突進した太田ショウコウ(昭宏)を重用していたが、彼の野心に気付くと創価学会から排除して、公明党に追いやった。そして側近らに「ショウコウ監視」を命じたとされる。
太田もさるもの、国粋主義者の軍門に下って、それまで国是として禁じてきた集団的自衛権の行使を破って、戦争しない日本を「戦争する日本」にさせた。これに安倍からの謝礼がいかほどか、政界雀の話題になって久しい。集団的自衛権行使容認には、山口那津男や北側一夫、石井某らも深く関与した。
この場面で公明党創価学会の内部は揺れた。離反する信者は多かったようだ。沖縄の野原善正のような山本太郎と連携して、3年前の参院選に出馬した。東京で20万票以上の支持を得ている。
<上命令下服の集票教団に神社神道の自民党も大歓迎>
宗教団体の特徴の一つは、軍隊のような組織である点である。思考停止の教団ばかりである。上の指令を、黙々と従うだけの、正に羊軍団に等しい。
本来であれば、崩壊するような事案でも組織が分解することはない。内紛で飛び出す信者は少なくないが、それでも本体は残る。現在の信濃町の現状といえる。
近年は腐敗も激しい。銀座の女にのめり込んだ人物とか、議員宿舎に彼女を連れ込む輩とか、清潔さとは無縁の公明党議員ばかりだ。
それでも集票機械とも呼べる創価学会は、小選挙区制の下では神社神道の自民党は大助かりだ。野党分断にも成功して、今では戦争前夜の大政翼賛会のような政治状況が生まれている。
<日蓮御遺命(神社神道参詣禁止)を放棄した信濃町に顕正会が諫言>
数か月前、参院議員の小沢一郎側近で知られる青木愛の政治集会に参加した市民活動家の青柳さんが、会場入り口で何やら新聞のようなチラシを配っていたことを見つけた。それを受け取って、わざわざ自宅に郵送してきた。初めて知る顕正会という教団機関紙で、内容は池田・創価学会を真っ向から批判。気にも留めなかったが、そのうち自宅に同じような新聞を、センスのいい近所のNさんらが持参した。新聞だけでなく分厚い書籍まで。むろん、興味などなくずっと放置していていたが、やはりNさんの手前、パラパラとめくった。
そこで何と新発見!それは房総半島の漁師の子から釈迦仏法を極めた鎌倉時代中期の僧侶・日蓮(日蓮宗の開祖)の御遺命をめぐって、宗門(日蓮正宗)と池田・創価学会との論争などを記述してある。わが目に飛び込んできたのは、いち早く神社参詣を禁じていたことだ。「邪教信仰は国滅ぶ」が立正安国論の核心という。現に当時は蒙古が中国を占領、朝鮮半島も支配し、二度にわたって蒙古襲来に怯えた鎌倉幕府のことも。
明治期に大英帝国の支援を得て、日清日露の大戦に勝利したものの、天皇ヒロヒトによる朝鮮と中国侵略に手を広げたあげく、米国の2発の原爆を投下されて日本は敗北した。この明治からの日本の戦争は、森喜朗の言う天皇を神とする国家神道・神社崇拝のもとで、遂には侵略戦争を強行した。神道天皇のヒロヒトが、赤紙一枚で若者を戦場に狩り出して、300万人もの命を落とした。
それでも戦後に神道は復活して、再び若者と年寄りの命を奪いかねない目下の日本政治だ。311の時、誰かが天罰・仏罰と叫んでいたが、顕正会は「本物の仏罰を日蓮聖人が予言している」と叫んでいる?
いま平家物語が流行っている!沙羅が開花する季節である。友人の警告は厳しい。
<永田町・平河町・信濃町に諫言=読者の怒りここにあり>
おはようございます。
今、早朝散歩では、町のあちこちの家で紫陽花の競演が見られます。様々な色、形、大きさの紫陽花は梅雨時のうっとしさを吹き飛ばしてくれます。我が家でも、真っ白の大輪(花の直径22cm)が通りがかりの人の注目を集めています。その紫陽花の隣には、沙羅の木が花を咲かせています。
この沙羅の木は、平家物語の「祇園精舎の鐘の音 諸行無常の響あり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ。ひとへに風の前の塵に同じ」を思い起こさせます。(日本で沙羅の木は、釈迦の周りに植えられていた沙羅双樹とはちがって、夏椿のことと言われています)
平家物語でのこの続きもなかなか興味深く、中国でも、日本でも、快楽を極め、諌言を顧みることなく・・・庶民の憂いをしらなかったので、長くつづくことなく滅亡してしまった者どもに触れています。
21世紀なっても、今だけ、金だけ、自分だけの強欲人間たちによる戦争、人殺しの戦争に狂奔する者共に対して、庶民は悲嘆にくれるばかりというのはあまりにも酷い、人類はこんなにも愚かなのかと
ふつふつと怒りがわいてきます。
2022年6月13日記(東芝製品・サントリー・トヨタ不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)
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