『新型インフルエンザの患者1人が他人にうつす人数を1割減らすだけで、国内患者の総数は4分の3にとどまり、ワクチン1600万人分の効果に匹敵することが、田中剛平・東京大学助教(数理工学)らの計算でわかった。 マスクの着用など患者のちょっとした心がけが、新型の蔓延(まんえん)防止に大きな効果を生むことを示す初めての結果だ。 東大の田中助教と合原一幸教授は、新型インフルエンザの感染力が、通常の季節性よりやや強く、感染者1人が平均1・4人にうつすと仮定。感染者の半数が発症するとして、感染の広がりを計算した。 その結果、特別な対策をしないと、最悪の場合、1回の大流行で国民の4分の1に当たる3300万人が新型インフルエンザを発症する。一方、マスク着用や外出を控えたりすることで他人にうつす割合を10%減らすと、25%の患者を減らせることがわかった。うつす割合を20%減らせれば、患者の減少は60%にも達した。 仙台医療センターの西村秀一・ウイルスセンター長は、「患者全員がまじめにマスクをすれば、感染の広がりを止める力は大きい。簡単な実験では、せきなどの飛沫(ひまつ)は、マスクで20分の1から100分の1程度に減らせた」と強調する。 慈恵医大の浦島充佳・准教授(公衆衛生)も「南半球の調査では、感染者の半数以上に自覚症状がなかった。少し具合が悪い、家族に患者がいるという人がマスクをすることで感染拡大を防げる」と話している。 」 最終更新:9月24日14時36分読売新聞
新型インフルエンザに掛かっている患者がマスクを付ければ、咳やくしゃみから空気感染を防げると思いますが。やはり新型インフルエンザに掛かっている人は人の集まる所には、外出を控え、自宅療養してもらうのが1番良いのではないでしょうか。くしゃみや咳をしても手やハンカチを当てないマナーの悪い人もいて、人にうつすと治ると言う馬鹿げた人も実際にはいます。どのようなマスクが感染予防に効果があるのか、正しいマスクの付け方や使い方を説明し、啓蒙すべきです。新型インフルエンザ感染予防の為にと日本人の一億人がマスク付けたら、日本中でマスクが足ら無くなります。一億総火玉ならぬ、一億総マスクでは異常で、異様な光景と外国から来た人達に思われます。昨今ではエタノールの消毒液も足りない状況です、新型インフルエンザに掛かっているかどうかの正確な診断も大切だと思います。新型インフルエンザの簡易検査キットの不正確さも問題です。陰性であれば違う筈ですが。新型インフルエンザに掛かっていても簡易検査キッの検査結果が陰性の場合も有ったようです。新型インフルエンザに掛かっているか、掛かっていないかの正しい診断ができないのも問題と思いますが。新型インフルエンザに掛かったら安静にして休養を取るのが一番では有りませんか。新型インフルエンザのワクチンの接種も12月下旬では流行予防に間に合わないという薬剤師さんもいます。私は、亡くなられた元軍医の開業医の先生に教えて頂きましたお湯での手洗いとお湯による嗽を実行しています。お湯だけの嗽でも効果があると京都大学医学部の実験で証明されています。戦争中物資の乏しい中、前線で治療に苦労された老先生の今の世でも通用する簡単な手洗法です。