寄付をいただいた皆さんと共に私は希望に向けて歩み始めます
私は数字の上では惨敗しました。
今度のような、安倍自民党も公明党も、そして野党も、いわゆる既存の政党、政治家が、文字通り生き残りをかけた歴史的な選挙において、すべて敵に回し、文字通り無所属で、小選挙で立候補した時点で、厳しい選挙になることは覚悟していました。
しかし、私の立候補の目的は、議席を得ることではありませんでした。
私が今度の選挙に出馬した唯一、最大の目的は、次の事を東京21区の有権者に、そして全国の国民に、訴える事でした。
すなわち、このままでは日米同盟という名の従属的な日米軍事関係が固定されてしまう。
そんなことになれば、いくら憲法9条を守ろうと叫んでも、それは茶番でしかなくなる。
いまこそ憲法9条違反である日米安保条約(つまり日米地位協定)の改定をこの国の政治の最大の問題としなくてはいけない。
そのためには、共産党や社民党が憲法9条を叫んでいるだけではいけない。
共産党や野党が主導する野党連合などと、のんきな事をいっている場合ではない。
良識ある自民党議員を巻き込み、保守的な有識者を巻き込み、そして何よりも、一般市民を覚醒させて、文字通り新党憲法9条なるものをつくる必要がある。
そのような新党をつくらない限り、日米同盟を党是とする対米従属の自民党政権には勝てない。
そういう政党をつくってはじめて、自民党に代わる受け皿を国民に提供する事が出来る、本当の政権選択の選挙になる。
これです。
私はそれを連日街頭で訴えました。
そしてそれを動画にしてインターネットで全国に配信しました。
その動画は永久に生き続けます。
そして、今度の選挙の結果が、私の正しさを見事に証明してくれました。
もはや今の野党ではどうにもなりません。
社民党は消え、共産党と選挙協力しようとした民進党は解体し、野党統一を叫んだ共産党はその本性を国民から見破られました。
この国の中には護憲政党がなくなるのです。
いや、そもそも護憲政党という名前がおかしいのです。
安保反対政党でなければ意味がないのです。
そして、これからの安保反対は、全学連や全共闘の叫んだ安保反対にとどまらず、良識ある保守層が立ち上がって、かつての安保反対派や戦争を知らない若者た ちを引っ張っていく形で、そして、デモのような直接的な行動ではなく、選挙の一票で、これ以上、日米同盟強化を許さない、という形の安保反対なのです。
私はそれを真っ先に訴え行動に移しました。
その時点で私は勝者です。
私は、今度の選挙の後に、すぐに自ら動くつもりはありません。
今度の選挙の後で、敗北した野党がどう動くかを見極めたいからです。
今まで通りの動きをするなら展望はありません。
特に野党第一党になった立憲民主党の動きを注視しようと思っています。
なぜならば、その顔ぶれを見る限り、とても本物の政治家たちとは思えないからです。
小池百合子に排除された者たちが集まった事に対する同情票で第一党になっただけだと思うからです。
詳しくは後で報告させていただきますが、選挙前にいただいた皆さんの寄付金は約1600万円であり、今度の選挙で使ったのはそのおよそ半分でした。
供託金300万円の他、街宣車借り上げ70万円、ポスター、チラシ作成、貼り付け費50万円、動画作成、インターネット関連経費約100万円、事務所借り上げ、ウグイス嬢、そのた人件費、交通費などです。
この金額は私が12年前に神奈川11区で小泉首相に挑戦した時とほぼ同じ額です。
あの時は全額自己負担でしたが、今度は皆さんの寄付で選挙が出来ました。
まだ800万円ほど残っています。
この資金を大切にして、2年後の衆参同日選に備えようと思います。
この次こそ、最後の選挙になります。
この次は、私一人が動く選挙にはしません。
皆が、これしかない、という思いで、新党憲法9条の下に集まって来る、そういう事になってはじめて動きます。
その時こそ皆さんの寄付が生きる時です。
既存の、政党、政治家が、あるいは有力な人たちが動かなければいけないのです。
その時が来なければ日本に未来はないのです。
そういう思いで私は、既存の政党、政治家、有識者たちの動きをしばし見守る事にします。
安倍自民党も、野党も、つまり、既存の政党、政治家は、そして彼らを応援した者たちは、皆今度の選挙で敗者です。
あたらしい顔ぶれで、あたらしい政治が始まらないと、日本は変わらない。
私は本気でそう思っています。
私は寄付をいただいた皆さんと共に、きょうからまた、希望に向けて歩み始めます(了)