Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

「ぼくらの小松崎茂」展

2006-08-12 | その他のつぶやき
 北九州市立美術館分館で開催中の「ぼくらの小松崎茂」展に一人で行ってきた。いやもう、「ぼくらの」という表現の何と正しいことか。長きに渡って、少年の夢を駆り立ててくれた小松崎先生。館内には戦後すぐに先生の絵で夢を与えられた年配の方々や、明らかにプラモ世代だろうと思われる40代など、小松崎チルドレンがうようよ。女性客はいるのだが、足取りが妙に速い。子連れのお母さんは
「まぁ、これはお父さんが好きそうよね。」
などと言っている。ご夫婦来られている方(羨ましい・・・ウチなんてこれ行こう!と行っても絶対に興味は示さない!)もいらっしゃった。
「こういうの、実家に帰ったらあるんじゃないの?」
「ははは、そんなことないよ。」
そう答えていたお父さん、自分の好きだったものを認めてもらえたようで、ちょっと嬉しそう。「海底軍艦」の轟天号のメカニックデザインは小松崎先生だったのかぁ。素晴らしいよな。無性に観たくなった。おお、売店には先生が箱絵を手がけたゲッターロボのプラモが!。

 1960年代生まれの僕ら世代だと、小松崎先生の絵は小学館の「なぜなに学習図鑑」やプラモデルの箱絵で記憶している。「なぜなに・・・」についてはこのブログで語る機会を是非持ちたいっ!。この催しに行ったことで当時の自分を思い出した。何やら空想巡らして宇宙ステーションやら宇宙人やらあれこれ「じゆうちょう」に描いていた自分。それはこうしたものの影響が少なからずあるのだ。思わず図録を購入。「メカニックファンタジー」での作品では先生の想像力に圧倒され、そして先生が愛し続けた戦艦大和を描いた最晩年の油絵には感動を覚えた。うちのルーク・スカイウォーカー(7歳児)にもこの図録見せちゃおうかなぁ。それにしても、この展示は見応えあります。今も心に少年がいるあなたなら、きっと楽しめること間違いなし。
コメント (2)
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