「刑事コロンボ」で知られるピーター・フォークが亡くなった。
晩年はアルツハイマー症だったと伝えられている。
かつて天使だったアメリカ人俳優役の「ベルリン天使の詩」や
女子プロレスラーのマネージャー「カリフォルニア・ドールス」、
犯罪映画「ブリンクス」や「名探偵登場」での演技も忘れられない。
刑事コロンボ (TVシリーズOP)
僕の両親と二人の妹は家族全員「刑事コロンボ」の熱烈ファンだ。
テレビを見ながら眠ってしまうことの多い父にとって、「コロンボ」はお気に入りの番組だった。
それは番組の最初に犯罪が起き、コロンボが犯人をいかに追い詰めていくかがストーリーだから。
つまり、犯人捜しのミステリーでないので考えなくていいし、途中で眠ってしまっても結末に安心できる・・・というのだ。
母は父と逆にミステリー好きな人。だからコロンボよりも「名探偵ポアロ」の方が向いている。
そんなうちの一家は見るテレビがないよね・・・という話が出ると
いつの間にか「コロンボ」のビデオテープがどこからともなく出てきて、
家族で楽しんでいた。
そんな僕の家族が特に好きだったエピソードがこの10作品。
■「逆転の構図」
ディック・ヴァン・ダイク扮する写真家が妻を誘拐にみせかけて殺害するお話。
プロを見事に追い詰めるコロンボの姿が素晴らしかった。
■「意識の下の映像」
潜在意識やサブリミナルという言葉、それにキャビアの知識を僕はこれで初めて知った。
■「忘れられたスター」
わが妹一番のお気に入りはこれ。犯人は「サイコ」のジャネット・リー。
ショウビズの裏側を扱った面白さと、挿入される映画の数々が楽しい。
♪walking my baby~ と口ずさんでいたお茶の間。
■「魔術師の幻想」
プロを打ち負かす爽快さといったら、これ以上のものはないだろう。
魔術師サンティーニを追い詰めるコロンボのかっこいいこと!
■「殺しの序曲」
IQの高い天才が仕組んだ完全犯罪。これをコロンボが打ち破る。
結末を迎えたときの爽快さがついつい繰り返し見る要因。
■「美食の報酬」
料理評論家の犯罪に挑むコロンボ。犯人はルイ・ジュールダン。日系人俳優マコ岩松も登場する。
監督は「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミだけに見応えのあるエピソード。
■「白鳥の歌」
わが家で人気があったのは音楽もの。
ジョニー・キャッシュが犯人を演じたこの作品や、ピアニストが犯人の「黒のエチュード」は繰り返し見た。
■「構想の死角」
スティーブン・スピルバーグ監督作品。シリーズ化された第1作。
■「別れのワイン」
ドナルド・プレザンスが犯人を演じた名作。逮捕前にグラスを持参するコロンボの優しさと、プレザンスの名演が光る。
何回見ただろう。
■「攻撃命令」
映画「市民ケーン」がネタになっていることと、ドーベルマンに襲わせる殺害方法が印象的な名作。
他にも「秒読みの殺人」「歌声の消えた海」「自縛の紐」などもわが家では何度も見た作品。
こんな家族の団らんがあったのは、ピーター・フォークさまのおかげです。
心から冥福をお祈りします。
晩年はアルツハイマー症だったと伝えられている。
かつて天使だったアメリカ人俳優役の「ベルリン天使の詩」や
女子プロレスラーのマネージャー「カリフォルニア・ドールス」、
犯罪映画「ブリンクス」や「名探偵登場」での演技も忘れられない。
刑事コロンボ (TVシリーズOP)
僕の両親と二人の妹は家族全員「刑事コロンボ」の熱烈ファンだ。
テレビを見ながら眠ってしまうことの多い父にとって、「コロンボ」はお気に入りの番組だった。
それは番組の最初に犯罪が起き、コロンボが犯人をいかに追い詰めていくかがストーリーだから。
つまり、犯人捜しのミステリーでないので考えなくていいし、途中で眠ってしまっても結末に安心できる・・・というのだ。
母は父と逆にミステリー好きな人。だからコロンボよりも「名探偵ポアロ」の方が向いている。
そんなうちの一家は見るテレビがないよね・・・という話が出ると
いつの間にか「コロンボ」のビデオテープがどこからともなく出てきて、
家族で楽しんでいた。
そんな僕の家族が特に好きだったエピソードがこの10作品。
■「逆転の構図」
ディック・ヴァン・ダイク扮する写真家が妻を誘拐にみせかけて殺害するお話。
プロを見事に追い詰めるコロンボの姿が素晴らしかった。
■「意識の下の映像」
潜在意識やサブリミナルという言葉、それにキャビアの知識を僕はこれで初めて知った。
■「忘れられたスター」
わが妹一番のお気に入りはこれ。犯人は「サイコ」のジャネット・リー。
ショウビズの裏側を扱った面白さと、挿入される映画の数々が楽しい。
♪walking my baby~ と口ずさんでいたお茶の間。
■「魔術師の幻想」
プロを打ち負かす爽快さといったら、これ以上のものはないだろう。
魔術師サンティーニを追い詰めるコロンボのかっこいいこと!
■「殺しの序曲」
IQの高い天才が仕組んだ完全犯罪。これをコロンボが打ち破る。
結末を迎えたときの爽快さがついつい繰り返し見る要因。
■「美食の報酬」
料理評論家の犯罪に挑むコロンボ。犯人はルイ・ジュールダン。日系人俳優マコ岩松も登場する。
監督は「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミだけに見応えのあるエピソード。
■「白鳥の歌」
わが家で人気があったのは音楽もの。
ジョニー・キャッシュが犯人を演じたこの作品や、ピアニストが犯人の「黒のエチュード」は繰り返し見た。
■「構想の死角」
スティーブン・スピルバーグ監督作品。シリーズ化された第1作。
■「別れのワイン」
ドナルド・プレザンスが犯人を演じた名作。逮捕前にグラスを持参するコロンボの優しさと、プレザンスの名演が光る。
何回見ただろう。
■「攻撃命令」
映画「市民ケーン」がネタになっていることと、ドーベルマンに襲わせる殺害方法が印象的な名作。
他にも「秒読みの殺人」「歌声の消えた海」「自縛の紐」などもわが家では何度も見た作品。
こんな家族の団らんがあったのは、ピーター・フォークさまのおかげです。
心から冥福をお祈りします。
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