8月5日にTokyo FMで、村上春樹本人が選曲し語る初めての番組が放送された。これは聴き逃せない!としばらく使ってなかったラジオ録音ツールRadikoolを復活させて録音。
ちょっと間を置いた第一声。貴重な機会が始まる!というワクワク感。「走る時に何を聴いているか」というテーマで選曲された楽曲。聴く前はジャズ寄りの選曲になるのだろうと思っていたが、1曲目はドナルド・フェイゲン。さらにビーチ・ボーイズ、ジョーイ・ラモーン、ジョージ・ハリスンと意外にも軽め。喋りは決して流暢ではないが、優しい語り口が好印象。
小説を書くにあたってこだわりやスタイルが垣間見られる話題もあって、春樹氏のエッセイを耳で読んでるような楽しさ。特に文章の書き方が音楽から影響受けている♪ってわかる気がする。常々台詞のテンポに乗せられて読んでいる気がしていたので。
自分の葬儀にかけたい曲は?というリスナーからの質問に「生きているうちにあれこれ音楽聴いたから、死ぬ時くらいは静かなの方がいい」と答えた。そう言いきれるくらいに好きなことに懸命になれるってカッコいい。これ、第2弾やって欲しいな。