Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

僕の「ラブソングができるまで」

2007-06-01 | その他のつぶやき
映画の感想は以前に書いていたのだが、ちょっと書き足りなくて・・・付け足しのようなもんです。

「ラブソングができるまで」御覧になりましたか?。もう80年代音楽を愛する者にとっては、楽しくて仕方ない映画でしたよね。 ヒュー・グラント演ずる80年代のポップスター。映画の冒頭では、主人公が在籍したアイドルバンドPop!(なんてバンド名!)の86年の(架空の)ヒット曲が流れる。これがもうたまんない!。ワム!を彷彿とさせるツインボーカル、モノトーンの衣装、立てまくってる髪型、デジタルシンセのリフレイン、そしてストーリー仕立てのPV・・・もうすべてが80年代の再現。名が挙がるアーティストもデビー・ギブソン、ティファニー、FGTH・・・僕はきっと映画館の暗闇でニタニタしながら観ていたと思うのだ、多分。この曲といい、劇中流れるケアレス・ウィスパーそっくりの曲といい、映画観てから数日経つというのに頭から離れない。 そして僕はついに携帯の着メロをこのPop!に代えちゃいました。

 「映画鑑賞日記」にも書いたけど、高校時代の僕はオリジナルを作詞・作曲していた。大学受験をひかえた夏休みだっちゅーのに、デモテープを作ったりなんかして、今思えばつくづくバカだった。その頃、僕は片思い中。同じ部活に所属している女の子。国語の成績もよくって普段の会話もセンスがよかった彼女に、僕は思いきって作詞をお願いした。「いいよっ。」意外にも彼女はすんなり引き受けてくれた。数日後、2つの詞が完成して手元に届いた。僕はタイトルがつけられていないその詞に曲をつけ始めた。人の詞に曲をつけるなんて初めて。でもそれだけに楽しくて・・・。数日後、曲ができあがった。「ステイン・アライブ」の主題歌だったFar From Overにそっくりのイントロを持つこの曲(恥)は、今でも思い入れのある一曲。

 曲を作ったことはもちろん嬉しかった。でもそれ以上に 「作詞/×××美・作曲/tak」 って楽譜の隅に名前が並ぶことがとても嬉しかった。先日、引っ越しをしていたときにそのデモテープが出てきた。当時の思い出がよみがえったけれど、そのテープに収められた12曲のオリジナルたちは、恥ずかしくてとても聴けなかった。この曲はこのまま僕の心の隅に封印しておく方がいいだろう。

 その後は×美チャンと僕、全く進展はなかった。今だから言えることだけど、大学受験で僕が志望する大学を下方修正しようとしたときに、「妥協しちゃダメ!」って励ましてくれたのは、実は彼女だった。それは今でも感謝している。ついでに言っちゃうと、あの頃僕が一番熱望していたのは、彼女とデュエット曲を作って二人で録音すること。彼女の歌の実力なんて知らない。でもそれは叶わない夢だった。だから、この映画でドリュー・バリモアとヒュー・グラントがデモテープにデュエットを吹き込む場面、妙に感動したのだ。ラブバラードWay Back Into Love。サントラ買っちゃおうかなぁ・・・。

ラブソングができるまでラブソングができるまで
サントラ ヒュー・グラント ヘイリー・ベネット

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メインHPから転載。

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コメント (4)
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