10月23日
今日は、なまはげ伝説の残る
男鹿三山縦走
真山(567m)、本山(715m)、毛無山(645m)
真山神社から秋田杉の林を抜け
稜線へ出てしばらくすると
真山神社奥の院・頂上に。
稜線からは鳥海山、秋田駒ケ岳、
太平山、森吉山と秋田県の名峰が
一望に。
本山、毛無山の頂上には
自衛隊のレーダー施設があり、
興ざめするのですが、
山麓や山中には、
真山神社、なまはげ伝説、
五社堂、
男鹿半島に残る
安東水軍を率いた安東氏の巨大な居城跡など
古来から大陸との往来を彷彿とさせる
遺構や伝説が色濃く残っていました。
秋田天然杉林、ぶな、ミズナラなどの 日本で一番低い「富士と名の付く山」と 日本山岳会秋田支部が認定した 明田富士(35m)秋田駅からクルマで10分ほどの 住宅街の中に聳えていました。 今回は、“日本1000名山”と全国各地にある“ふるさと富士”を 登られている方からのリクエストで 3日間ご案内させていただきました。 北海道百名山も終わり、東北百名山も 後3つほどとのこと、、、 おかげさまで、いろいろな山の楽しみ方を 教えていただきました。 「百名山」登っただけでは山登りはまだまだ初心者よ!二百、三百名山と登らないと山の楽しみがわからない、、、」 と言い残して秋田新幹線で帰って行かれました!!
広葉樹林帯も魅力的です。
最後は、
10月22日
前日、鹿角市に泊まり
今日は
登山情報がほとんどなく、
登山道もない山、
毛馬内富士(茂谷山)362m、
前田富士(七角山)275m、
そして、男鹿半島の寒風山。
毛馬内富士は
予想以上に快適な道が
続き往復2時間ほどで頂上へ。
遠くから毛馬内富士に
登りに来たことを伝えると
秋田三大盆踊りの一つで、
国の重要無形文化財に
指定されている
“毛馬内盆踊りの”
笛のお囃子と
毛馬内甚句を披露して
いただき、
一同、大感激しました。
この山には、
1200年前、
坂上田村麻呂が
東北征定の際必勝祈願のため
建立されたといわれる
月山神社があります。
その参道では今でも
市が立っていました。
次の
前田富士、
275mの山ですが、
急登あり、ヤブありと
変化に富んだ展望の山でした。
最後の寒風山
クルマで頂上近くまで移動して、
三角点にタッチ、
日本海がきれいに見ていました。
このエリアも中世時代、安東氏の居城があった場所、
当時の栄華を感じる遺構見当たりません、、、
10月15日
白鷹山(994m)
奈良時代から山岳信仰の山として栄えた山です。
米沢城東北の鬼門守護として
米沢藩より大切にされてきました。
倹約経営、「伝国の辞」で有名な
米沢藩主上杉冶憲(鷹山)の
隠居後の号「鷹山」は
この白鷹山から採られたといわれている。
最近は、
キャロライン・ケネディー氏が
駐日大使に就任してから、
ちょっと注目を浴びた山です。
キャロライン・ケネディー氏が
米沢市を訪問した際
「父(ケネディー元大統領)は、
(米沢藩主9代目)上杉鷹山公を
尊敬していた。、、、」と語っていました。
また、元大統領が
「上杉鷹山の善政と公益への献身も
賞賛していた」とも発言していました。
そのような縁から、
2014年5月13日
白鷹山に建立され、副碑に
キャロライン・ケネディー氏からの
メッセージも刻まれています。
この時期、紅葉もきれいなです、
ちょっと時間あれば、
半日で充分楽しめ山です。
10月10日~13日
今回も、香川県の旅行社
“旅 八”企画の山旅です。
9日
紅葉に燃えていた青森から
郡山市内へ移動。
古くからある
「串の末広」のメニューに
先日、魚沼市銀山平で
いただいた越後の地酒
“緑川”を見つけ、、、
11日
安達太良山
人、人であふれていました。
天気が良かったので寄り道、道草、
くろがね小屋経由、
奥岳遊歩道を歩いて
寄り道して、岳温泉へ。
12日磐梯山
今日も、寄り道しながら
八方台から登って、
銅沼からの赤埴山を望みながら
裏磐梯スキー場へ下りてみました!!
今夜は、白布温泉・西屋
13日、白布温泉から
ロープウェイ・リフトを乗り継いで
西吾妻山へ
吾妻小屋では
ちょっと、霰が落ちて来ましたが??
何とか、何とか、荒れる前に
西大顛経由
グランデコスキー場ゴンドラで
下山できました。
今回は久しぶりに、
福島の磐梯山、安達太良山へ登る
機会をいただきました。
好天に恵まれ“山”は多くの人で
賑わっていました。
人が多い山を敬遠される方も
いらっしゃるとおもいますが、、、
わたくしも、人が多い山は苦手です。
2011年3月
東日本大震災以降
風評被害?
遠慮して?
様々な理由から
東北の山から、しばらく
登山者の姿が消えてしまいました。
そんなことを思い出しながら
山が賑わっていることに
感謝し、福島の山を
登らせていただきました。
合掌
10月7日~9日
香川県の旅行社
“旅 八”企画で
青森の山 岩木山、八甲田山と
世界遺産・白神エリアを
回ってきました。
台風18号とともに前日
青森市に移動。
7日
岩木山は肌寒く
展望もありません。
外観が日光の東照宮を思わせるとして、
「奥日光」とも呼ばれている、
岩木山神社の様子です。
西暦800年、坂上田村麻呂が
岩木山大神の加護により
東北平定を成し得たとして
山頂に社殿を再建したという
記述が残っている由緒ある
神社です。
東北平定から数百年
奥州藤原氏三代平泉文化が
花開くまで、東北は
十和田湖噴火、
前九年、後三年の役など
内乱が続きました。
宿は
アソベの森岩木山
津軽三味線ライブが
心を和ませてくれます。
白神エリア代表的な
安門の滝の様子です。
酸ヶ湯からの
皆既月食??
いいデジカメが欲しくなります!
9日は
八甲田・大岳
毛無岱
酸ヶ湯付近の紅葉
昨年は、大雪に見舞われましたが、
今年は、秋晴れに恵まれ
青森の山を楽しんでいただきました、
ありがとうございました!
9月28日
今日は、早池峰山です。
花の時期に人気の山ですが、
秋の早池峰山もいい感じでした。
コウベコウリ辺りからの景色。
濃赤はハウチワカエデ(葉団扇楓)の紅葉です。
コメガモリ沢源頭部中岳方面
ヒロハヘビノボラズ(広葉蛇上らず)
実生 メギ科
ハヤチネウスユキソウ(早池峰薄雪草)
キク科
ナンブトラノオ(南部虎の尾)
タデ科
ナンブソモソモ?(イネ科)
早池峰山・河原ノ坊コース 8合目付近
秋空の早池峰山山頂
河原の坊コース遠望
小田越コース 御金蔵遠望
イワウメ(岩梅)
イワウメ科
ムツノガリヤス(陸奥野刈安)
イネ科
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)
シソ科
ホソバイワベンケイ(細葉岩弁慶)
ベンケイソウ科
オオツリバナ(大吊花)
ニシキギ科
秋も高山植物の
枯れた花、葉、実生などを観察しながら
楽しい山歩きが楽しめました!
早池峰山の山麓の紅葉
来週辺りから見頃を迎えそうです。
9月27日
岩手県の焼石岳を中沼コースから
登ってみました。
まだ、中沼周辺のブナ林の紅葉は
10月初旬に見頃を向かえそうです。
中沼: オオカメノキ(大亀の木)スイカズラ科が
きれいに色づいていました。
ぶなの木
上沼には
エゾノリュウキンカがまだ咲いていました。
中沼からは、
赤く色づいた山肌が遠くに見えてきました。
銀名水を過ぎ、高山植物帯を過ぎると
鮮やかな紅葉が飛び込んで来ました!
ハウチワカエデ(葉団扇楓)カエデ科
ミネカエデ(峰楓)カエデ科
横岳直下の斜面の様子
泉水沼と焼石岳 壱
泉水沼と焼石岳 弐
焼石岳山頂
山頂からはこんな光景が
紅葉にはまだ早いかなと思いながら
登った焼石岳でしたが、
思わず「はっ?!はあ~!!」と
ため息が出てしまった
山頂から見た見事な紅葉に
感動してしまいました。
山頂から見た泉水沼
山頂から見た秋田県側の様子
泉水沼に写る紅葉
栗駒山の紅葉もすばらしいですが、
ブナの森、湖沼、高山帯と変化に富んだ
“焼石岳”も甲乙つけがたい紅葉の山です!
秋は“食欲の秋”でもあります。
紅葉を眺めながらの
昼食もたまにはいいものですね!
マイズルソウ(舞鶴草)の実生 ユリ科
9月23日
秋田県由利本荘市・商工観光部より
「鳥海山案内人の会」のみなさまへ
研修の依頼をいただき、、、
鳥海山へ出かてきました。
紅葉は、
来週が見頃なようです。
ミネカエデ(峰楓) カエデ科
コナラ(小楢)ブナ科
本来、樹高20mになる木ですが
鳥海山竜ヶ原湿原で見かけた木は、
気象の影響でしょうか樹高2~2mです。
ハウチワカエデ(葉団扇楓)カエデ科
天狗の持つ葉団扇に見立てたもので
メイゲツカエデの別名もあります。
アカミノイヌツゲ(赤実の犬黄楊)
モチノキ科
東北の山でよく見かける常緑樹です。
竜ヶ原湿原 草紅葉
オヤマリンドウ(御山竜胆)リンドウ科
“歩かせ上手
休ませ上手な
ガイドになる”
そんなガイド研修を考えてみました。
今年の山は、
熊の出没情報が多いようです。
東北は、昨年ブナの実が豊作で
熊の繁殖率が高まり親子熊が
多いようです。
自然は非情で、
ブナの実が豊作の翌年の秋は、
ブナの実は極端に少なくなります。
小熊がたくさん生まれても
山には十分な餌がなく
危険を承知で里で餌を求めるのです。
熊の落し物です。
こちらは、秋田名物
“ミズの実”(ウワバミソウ)をおひたしです。
お酒がすすみます!