7月24日~26日にかけて、飯豊連峰の上級コース石転び雪渓から飯豊本山、ダイクラ尾根を縦走してきました。
入山前の天気予報は、25日ころから小さな高気圧が日本海から東に通過するということで好天を期待をしていたのですが、いつの間にか高気圧が消えて、東北南部に停滞前線が延び、次々と飯豊連峰上空に雨雲が現れ、連日バケツをひっくり返したような雨でした、自宅のある山形でも25日はスコールのような雨だったと家人が不安げに話してくれました。
花は、最盛期をむかえているようです、石転び雪渓上部の小尾根中ノ島は、ハクサンコザクラ、ハクサンチドリオタカラコウが咲き、梅花皮小屋から御西岳にかけてはオノエノラン、シラネアオイ、ミヤマキンポウゲ、ショウジョウバカマ、チングルマ、イワカガミ、イワイチョウ、ハクサンチドリ、ミヤマカラマツ、チシマギキョウ、コキンレイカ、ヨツバシオガマ、アオノツガザクラ、クツマユリイブキtラノオ、イワショウブ、コシジオウレン、シナノキンバイハクサンフロウ、ハクサンシャジン、タカネマツムシソウと6月下旬から8月上旬にかけて咲く花が咲き乱れたいました。特に御西小屋付近のニッコウキスゲは御西小屋管理人の松葉さんも驚くくらい見事に咲き誇っているようです。
残雪情報:飯豊・石転び沢は梶川の出会から石転び沢出会間は融雪が進み雪渓上を歩きの危険ですので、夏道を歩いてください。この夏道も危険な場所が随所にありますので慎重に行動してください。
石転び沢出会(860m)から黒滝上部の草付までは雪渓は安定していましたが、本石転び沢出会(1230m)からは傾斜もきつく、両岸からの落石がありますのでたえづ上部からの落石を警戒しながら、できる限り休まず、雪渓上部の小尾根・中ノ島までは慎重に行動してください。
中ノ島上部から梅花皮小屋までは雪渓も小さくなり、夏道が出ていますので迷うことなく小屋へたどり着けることでしょう。
梅花皮小屋から御西小屋までの縦走路上には、登山道上に残雪がかなり残っています。
特に御手洗い池前後には規模の大きい雪渓が登山道上にありますので、荒天時は道迷いに注意、また雪渓が硬くなっていますので、軽アイゼンを装着して慎重に行動してください。
ダイクラ尾根は、連日雨が続いたため非常に滑りやすく、行動中は緊張の連続でしたが、千本峰を過ぎたころから雨も止み3日ぶりに日差しを身体に感じたときは思わず皆で喜び合ってしまいした、自然の力はすごいですね。
飯豊に入山する際は、地元の公共機関、HP、小屋の管理人の方からの情報をもとに、無理のない行動を心がけてください。
詳しい情報や問合せ先は飯豊連峰の登山者情報というHPを参考にしてください。