11月8日~10日 燕山荘と燕岳
わたくしの活動原点が、月山・朝日ガイド協会。発足してから10数年になるこの組織は、いつの間にか山形でもふるいガイド組織のひとつに数えられるようになった。月山朝日ガイド協会では毎年様々な研修・講習会が開かれている。シーズン前に行なわれる月山登山コースの危険箇所チェックを兼ねた“ガイディング研修”、ドクターの協力で月山エリアにはいち早くAEDも設置されるようになったことからはじまった“AEDと救急法講習会”、月山の植生、歴史を学ぶ“月山学”、冬の“雪崩事故防止講習会”などが行なわれている。今回は“先進の山岳エリアから学ぶ”という趣旨で、燕山荘スタッフとの交流を兼ねた研修。ハイシーズンは忙しく中々県外の山々へ出かける機会のない会員に北アルプスの山、山小屋に触れ、月山や朝日連峰の魅力再発見、ガイドのスキルアップにと企画。燕山荘の支配人はじめスタッフのみなさまには、小さな組織のささやかな研修を理解、快く受け入れていただき、感謝、感謝。
冬支度の忙しい中、夜は小屋のお話、翌日は普段触れることのない小屋の隅々まで案内いただき、実りある研修となったようです。
小屋の雰囲気、北アルプスの雄大なロケーション、何よりも登山者を温かくむかえてくれるスタッフの自然な笑顔。この三つが上手くかみ合っているから、人気があり、何度訪れても飽きない“泊まってみたい山小屋NO,1”の理由がそこにあるのだな~と。