7月24日
1689年、松尾芭蕉と門人・曾良が
奥羽、北陸を旅して生まれたのが
「奥の細道」です。
ちょうど、三百数十年前
芭蕉一行が登った時期と
同じころに月山へ登ることになりました。
頂上からの展望は
望めませんでしたが、
かつて、芭蕉一行が2日かけて登った山、
いまは、リフトを利用して
わずか数時間で頂上に立つことができます。
でも、月山神社は、
千年以上変わらぬまま
白装束の参拝者を受け入れていました。
そんな光景を見ていたら
奥の細道の書き出しを
思い出しました。
「月日は百代の過客にて、
行きかふ年も又旅人也、
舟の上に生涯を浮かべ
馬の口ととらへて
老いをむかふる物(者)は、
日々旅にして、旅を栖とす」
ガイドも日々山に登り
老いをむかふる物(者)になるのでしょうね。
芭蕉は、
月山・出羽三山ゆかりの歌を多く残しています。
「涼しさやほの三日月の羽黒山」
「有難や雪をかをらす南谷」
「語られぬ湯殿をぬらす袂かな」
芭蕉は、山形滞在も長く、
各地に名句を残してます。
一度、訪ねてみてください。
月山から降りて、
仙台屋旅館で
名物“月山そば”をいただき
仙台空港へお送りして
3日間の山旅が終わりました。
みなさま、お疲れ様でした。