“クリスマスイブ”だった24日昼下がり、小さなケーキ屋さんの駐車場。入り口付近が自家用車で混雑していた。店の入り口には次々とケーキを求める客が訪れ、かなりの賑わいだった。
去年の光景を見ていないので比較はできないが、普段は静かなケーキ屋さんなので忙しそうな客や従業員の姿を見ると嬉しくなった。
記憶を半世紀前に戻そう。 1年をこの日で稼ぐ・・・といえば大変失礼になってしまうが、クリスマスイブのケーキ屋さんの店頭には、デコレーションケーキの入った箱が高く積まれ、昼過ぎから夕方にかけて次々と訪れる客が買い求める風景があった。
ところが、“予約販売方式”が始まり、この光景がどんどん少なくなってきた。この形式の方が商品の販売個数を掴み易い上、生産管理ができやすいことなどからしっかり浸透して、現在の予約販売形式になっているようだ。
個人経営のケーキ屋さんは普段のショートケーキ販売プラスアルファで数字を伸ばすなど工夫しているようだ。だからクリスマスのケーキ屋さんの光景は影を潜めてしまってしまった。
通信販売が幅を広げ、お節料理などもこれに加わり、テレビの画面からは次々と美味しそうな料理が紹介される時代、クリスマスケーキやお節がこうだから、半世紀後はどのように変わっているのだろうか?
👇バラの花