ちくま文庫 1998年
ぼくはもの持ちはいい方だと思う。勉強机は中二のころから
ずっと使っているし、そのスタンドも30年くらい使っている。
ローテーブルは何回も色を塗り直して、30年くらい使っている。
小さな生活っていうタイトル、ここに惹かれて、この本を買った。
始め、読んで、うっせええ、と思って、一度やめてしまったが
旅好き、もの好き、暮らし好き、が良かったので、再び、手に取った。
前半はとてもおもしろかったが、後半、ぼくの集中力が切れたのか、
読む力が衰えた。それでも、最後まで読み通し、デザインのことや、
オシャレのことについてなんか、考え直すきっかけになった。
そういや、オシャレってなんだろうな、自分の好きと深く関わって
いると思うが、ちょっと背伸びもしたいしね。うーん、オシャレかあ、
難しい問題やね。センスは磨くもの、ということだな。けど、子供
に教えて分かることは、持って生まれたものって大きいという
ことかもしれない。
(読了日 2022年9・18 19:00)
(鶴岡 卓哉)