古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

食い地獄      赤瀬川原平

2022-10-29 12:03:05 | 本の紹介

「もの食う話」所収。   「夢泥棒」昭和50年5月号

 

食べるということは恥である、ということが描かれている。

 

古代から人はものを食べてきた。弱いものを食べてきた。

 

弱いものが殺され、一日に三度、食べられてきた。これを、

 

赤瀬川氏は神の失敗だという。

 

ここまで、食べるという行為が汚く描かれると、ほんとに

 

食べることが恥ずかしくなってきて、女性がものを食べている

 

姿を見ると、うへっ、となってしまう。

 

食べるということは、出すということと、直截つながることだ。

 

恋人同士で食事に行くっていうのも、考えてみれば、それだけで、

 

相当エロティックであるな。

 

ぼくに一緒に食べるような、女はいるかって? いないな、ハハは

 

女じゃないしな、ぴえーん。

 

          (読了日 2022年10・16 1:10)

                    

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする