古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

家靈        岡本かの子

2022-10-27 06:13:29 | 小説の紹介

「もの食う話」所収

 

これもどこかで読了済みのような気がする。いや、気がする

 

だけかもしれない。

 

かの子さんといえば、太郎のお母さんとして有名だ。与謝野晶子

 

に師事していたとは知らなかった。一平の献身によって、文学的

 

才能が開花したらしい。

 

この話だが、どぜう店の娘が会計になって、母親の代からツケで

 

食べている彫金師に、どぜうをねだられる、というものだ。

 

広島には、どうやら、知る限り、このどぜう屋はないようだ。や

 

はり、関東のものなのだろう。

 

この徳永という老人、落語家張りに自分の仕事を説明するのだが、

 

職人がそんなに話が上手って、その職人の腕はあまり信用できませんな、

 

って思うわしは、職人ってのは、寡黙なイメージが頭にあるせいなんだ

 

ろうな。

 

            (読了日 2022年10・15 22:12)

 

コメント
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