古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

ハリガネムシ     吉村萬壱

2018-03-16 10:04:32 | 小説の紹介
文藝春秋     2003年5月。



あまりの酷さに失笑するしかなかった。文章が酷いというんじゃあない。



文章は芥川賞をとっているのだから、ちゃんとしているのだが、イタい、


というか、人間の持つ滑稽さといおうか、生の営みの性に対する切なさ



哀しみを最後には感じてしまった。


人間はこうも墜ちていくのだ、と思うと、女と男の関係の怖さ、とか、


おかしみ、を感じる。


文学というものの本質を突いている、といえばいえるワケである。

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