「ねじのかいてん」所収。
SFの大傑作の三部作の前哨戦となる本書の大トリ。
背後霊を扱った短編ってなかなかないんでないの、
と思うんであるが、この本書も思えば、いろいろと
いろんなテーマで攻めてきていた。
一編を一晩か二晩で書きあげてしまうらしい。
30~40枚をワンナイトでか、やはりシーナさんは
すごかったってことだ。どれも、捨て牌なしの9篇。
突き抜けるような思考の冒険にハラハラしたり、ドキドキ
したり、胸躍るものばかりだった。いやはや、大したもんだ。
この短編集のベストはやはり、表題作ということになって
しまうのだろうねえ、というところで幕を下ろしたいが、
いかんせん、背後霊がなんか言ってきてうるさい、何者だ?
と思ったら、カエルの背後霊だった!
(読了日 2023年1・16(月)21:06)
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