河出文庫 (初)1991年~1992年
二十七年前に発表された四冊の本が、十三年前に一冊になって
出版された。
一周回って新たな作品世界が見いだされて、とてもボクは好き
である。
現在形で語ると世界観は変わってしまったらしいが、少年アリ
スといい、この作品群といい、この頃の長野さんの作品が、お
っさんだが、心は少年(自分で言う?)のボクは好んでいる。
宵里という少年とアビと言う名の少年の二人世界を描いているが
メルヘンチックな世界観と相まって、実に心地良い虚構を創り出
している。
言葉の使い方、漢字の使い方も凝っていて、その世界を表すのに
有効に働いているように思う。
もっと読まれてもいいし、知られても良いと思う神がかった作品
である。
二十七年前に発表された四冊の本が、十三年前に一冊になって
出版された。
一周回って新たな作品世界が見いだされて、とてもボクは好き
である。
現在形で語ると世界観は変わってしまったらしいが、少年アリ
スといい、この作品群といい、この頃の長野さんの作品が、お
っさんだが、心は少年(自分で言う?)のボクは好んでいる。
宵里という少年とアビと言う名の少年の二人世界を描いているが
メルヘンチックな世界観と相まって、実に心地良い虚構を創り出
している。
言葉の使い方、漢字の使い方も凝っていて、その世界を表すのに
有効に働いているように思う。
もっと読まれてもいいし、知られても良いと思う神がかった作品
である。