ナショナル・トレジャー、シリーズの2作目です。
この映画は、お正月のお楽しみとして12月中には見ないでとっておいたもの・・。
まあ、つまり、この手の映画はあまり深く考えずに、単純に楽しめば良いと思います。
はい、そういう意味で確かに、単純に楽しませていただきました。
話はスピーディーに展開します。
ちょっとやそこらの疑問を疑問と思う隙も与えずに。
前作でおなじみの歴史学者ベン・ゲイツ。
彼の祖先であるトーマス・ゲイツがリンカーン暗殺者であるとの濡れ衣を着せられ、その汚名を晴らすため、残された日記の暗号解読に乗り出します。
暗号を解くためのヒントは世界に散らばっており、
パリの自由の女神、
ロンドンのバッキンガム宮殿、
そしてホワイトハウスの大統領執務室・・・、
まさに東奔西走。
果ては、なんと米大統領誘拐までしてしまうという・・・。
痛快ですね。オーシャンズ13も真っ青。
そうして、ようやく行き着く先の洞窟で、また命がけの冒険。
命がいくつあっても足りなさそうです。
今回のライバルというか敵は、ウィルキンソン。
(結局彼は何者だったんだ? よくわからない)
何しろ彼は自分では何も推理せず、ただベンたちの情報を盗み、後をつけ、最後においしいトコだけいただこう、というせこいヤツ。
はじめの方で、彼とベンたちのカーチェイスがあるのですが、
ロンドンの人通りも多い街中でいきなり銃撃。
おいおい、いくらなんでもそれはむちゃくちゃではないの・・・。
そこまでするヤツが、最後が余りにもあっけなかったなあ・・・。
アビゲイルを人質にして、さっさと抜け出すことはできたような気がする・・・。
謎だ・・・。
それから、多分私の理解度が足りないのだろうと思うのですが、黄金都市を発見したことと、トーマス・ゲイツの汚名をはらすこととは、どうつながっていたのでしょう?
誰かきちんと教えて~。
洞窟でのあのバランス板みたいな仕掛けは、なかなかスリルがあってよかったです。
チームワークと、知恵が必要。
この仕掛けを作った人は、なかなかイケテル。
後世の欲に目のくらんだ冒険家たちに、そんなことまで要求するなんて・・・。
まあ、派手で単純に楽しめるということで、お正月用としては良かったと思いますよ。
2007年/アメリカ/124分
監督:ジョン・タートルトーブ
製作:ジェリー・ブラッカイマー
出演:ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジョン・ボイト、エド・ハリス
「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」公式サイト