(DVD)
ロバート・レッドフォードの旧作に凝っていまして、その路線です。
正統派の名作ですね。
主人公はカレンというデンマークの女性。
彼女は恋に破れ、ほとんど破れかぶれという感じで彼の弟とアフリカのケニアに渡り結婚してしまいます。
彼女には男爵夫人の地位が、彼には、彼女の資産が手に入るということで、お互い納得ずくの結婚。
カレンはそこで酪農を行うつもりだったのですが、
夫が勝手にコーヒー園にきめてしまい、さっそく意見が合わない。
夫は家をとびだしたまま、しばらく帰らない。
意に染まないながらも、コーヒー農場の経営に取りかかり、一切を取り仕切るカレン。
さて、そこでロバート・レッドフォード登場!
(実は、この農場に着くより先に一度会っているのですが)
象牙を売ったり、サファリ客の世話をしたりして生活しているデニス。
二人は次第に惹かれあっていくのです。
カレンと夫はやはりお互いうまくいかず、ついに離婚。
夫は農園を出て行きます。
そこでフリーの身となるカレンなのですが。
しかしデニスは束縛される生活は望まない。
結婚で自由を失うよりは、どこかで一人で野垂れ死んだ方がマシ、と思っている。
そもそもそんな彼だから愛してしまったことをカレン自身よくわかってもいるのです。
結論は別れでした。
彼女はたくましく一人でこのアフリカの地で生きようと決意しますが・・・。
そんな時に訪れる更なる悲劇・・・。
ロバート・レッドフォードはこういう役が似合います。
女性にはやさしいのだけれど、でも、最後にどこか踏み込ませない一線があるというか・・・。
それから、メリル・ストリープ。
実は私、今のようにせっせと映画を見始めたのはせいぜいこの6~7年。
学生時代もまあ、見てはいたのですが、ほとんど記憶には無い・・・。
だから私の知っているメリル・ストリープは、
いい役どころではありますが、ほとんどオバサン役なんですよ・・・。
それで、このようなヒロイン役をみて、わお、美人だったんだ・・・なんて、いまさら思ってしまいました。
それから、プロフィールを見ていてアッと思ったのは、「マディソン郡の橋」。
当時何もしらず、久しぶり~に見た映画だったのですが、それに出ていたんですねえ・・・。
クリント・イーストウッドはさすがに知っていましたが、その恋の相手がメリル・ストリープだったなんて、今日はじめて認識しました!!
今度借りてこようかな?
雄大なアフリカの大地。
素朴な原住民。
このような最果ての地でロマンスは燃え上がる・・・。
同様にアフリカが舞台の映画で「名も無きアフリカの地で」というのがあるのですが、こちらも夢を持ってアフリカにやってくる一家の話。
しかし、アフリカの大地はなかなか容易に白人を受け入れないようです。
あとは、アフリカを食い物にする欧米、政情不安、貧困、そんなことをテーマにしたものも多いですね。
1985年/アメリカ/161分・・・長いです!
監督:シドニーポラック
出演:メリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード、クラウス・マリア・ブランダウアー
原題はOut of Africa