それでも東京でやるの???
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東京五輪招致成功から3年。
アベノミクスが失敗と言われるなか、
成長戦略としての五輪開催は破綻している。
新競技場建設、膨れ上がる費用など問題山積のまま。
開催万歳の同調圧力に屈しない痛快座談会に、
最新語り下ろし鼎談を加えての文庫化。
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まもなくリオ五輪開催。
しかし、盛り上がるというよりも懸念材料が多すぎて、なんだか不安。
そう思うと2020年の東京五輪はどうなんだろう・・・
というタイミングで出た本です。
が、実際は2014年に単行本として出たもので、
東京五輪開催が決まった直後の鼎談。
その頃、私もあれ?と思ったのですが、
それまで、オリンピックの東京招致は、
割と反対というか、積極的ではない意見が多かったように思うのです。
ところが、東京開催が決定した途端、誰もが歓迎し始めた・・・。
と言うか、マスコミで批判意見が全然出なかったというべきなのでしょう。
そのことをこの3人は、「おかしい」と、
世間の風潮にあえて苦言を呈しているのです。
あの時、滝川クリステルさんの「おもてなし」の言葉が、
流行語大賞に載るくらいに受けたのですが、
実のところなんだか面映ゆく感じたのは私だけではないのではないかと思います。
「おもてなし」ねえ。
なんだか欧米人が日本に抱く『フジヤマ、ゲイシャ』のイメージそのままで、
気持ち悪い。
首相の「放射能は完全に管理されている」などというウソ八百のこととか、
オリンピック開催は金儲けのためとしか思えないこと、
そしてこの当時まだ問題になっていなかった、
バカバカしいほどに巨大で巨額を要しそうな国立競技場のことなど・・・
3名がバッサ・バッサと東京五輪を斬って行きます。
その後もエンブレムのこととか、賄賂のこととか、問題続出。
私は前のエンブレムのほうがやっぱり好きだな。
少しくらいのいちゃもんなんか強硬に突破できなかったのでしょうか。
そして、肝心の東京都知事はその時点から数えて3人目・・・。
もう、この際返上したほうが良いのでは・・・と思ってしまいます。
が、そんなことを言うのはタブーなんでしょうね・・・。
私もこれ以上はもう、やめておこう・・・。
「街場の五輪論」 内田樹・小田嶋隆・平川克美 朝日文庫
満足度★★★★☆
![]() | 街場の五輪論 (朝日文庫) |
内田 樹,小田嶋 隆,平川 克美 | |
朝日新聞出版 |
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東京五輪招致成功から3年。
アベノミクスが失敗と言われるなか、
成長戦略としての五輪開催は破綻している。
新競技場建設、膨れ上がる費用など問題山積のまま。
開催万歳の同調圧力に屈しない痛快座談会に、
最新語り下ろし鼎談を加えての文庫化。
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まもなくリオ五輪開催。
しかし、盛り上がるというよりも懸念材料が多すぎて、なんだか不安。
そう思うと2020年の東京五輪はどうなんだろう・・・
というタイミングで出た本です。
が、実際は2014年に単行本として出たもので、
東京五輪開催が決まった直後の鼎談。
その頃、私もあれ?と思ったのですが、
それまで、オリンピックの東京招致は、
割と反対というか、積極的ではない意見が多かったように思うのです。
ところが、東京開催が決定した途端、誰もが歓迎し始めた・・・。
と言うか、マスコミで批判意見が全然出なかったというべきなのでしょう。
そのことをこの3人は、「おかしい」と、
世間の風潮にあえて苦言を呈しているのです。
あの時、滝川クリステルさんの「おもてなし」の言葉が、
流行語大賞に載るくらいに受けたのですが、
実のところなんだか面映ゆく感じたのは私だけではないのではないかと思います。
「おもてなし」ねえ。
なんだか欧米人が日本に抱く『フジヤマ、ゲイシャ』のイメージそのままで、
気持ち悪い。
首相の「放射能は完全に管理されている」などというウソ八百のこととか、
オリンピック開催は金儲けのためとしか思えないこと、
そしてこの当時まだ問題になっていなかった、
バカバカしいほどに巨大で巨額を要しそうな国立競技場のことなど・・・
3名がバッサ・バッサと東京五輪を斬って行きます。
その後もエンブレムのこととか、賄賂のこととか、問題続出。
私は前のエンブレムのほうがやっぱり好きだな。
少しくらいのいちゃもんなんか強硬に突破できなかったのでしょうか。
そして、肝心の東京都知事はその時点から数えて3人目・・・。
もう、この際返上したほうが良いのでは・・・と思ってしまいます。
が、そんなことを言うのはタブーなんでしょうね・・・。
私もこれ以上はもう、やめておこう・・・。
「街場の五輪論」 内田樹・小田嶋隆・平川克美 朝日文庫
満足度★★★★☆