ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

チラシ完成!『お遍路颪』

2015-07-08 14:21:42 | 演劇

 チラシができた。もう本番まで1ヶ月を切ったところでだ。仕方ない、台本が上がってからは、原画作成の依頼、チラシ裏デザイン、顔写真撮り、発注とどうしたって1ヶ月近くはかかるもんだもの。早く対応できない台本作者の責任だ。

 今回も、シニア関係の公演ではデザインをお願いしているあすむ君の原画だ。彼の優しい色使いとファンタジックな持ち味が、果たして菜の花座の作品に合うかどうか、とりわけ今回は『お遍路颪』。和物だし、内容は、秩父蜂起。さらに男と女のぎりぎりのせめぎ合いをも描いた作品、果たして彼が引き受けてくれるかどうか、不安だった。仮に書いてくれることになっても、作品に相応しいものになるかどうか、こちらも心配。

 上がってきた作品はご覧の通り、お遍路とも武装蜂起ともほど遠い図柄。ヨーロッパ中世の巡礼の物語か?って疑問を投げる団員もいたことはいたが、面白いんじゃないか、こういうのも。色合い、引きつけるものがある。女たちを身体全体にまとった旅人が道を急ぐような絵もどこか公演作品の持つ切迫感に繋がっている感じがする。颪の文字のくずしもいいなぁ!

 作品に合わせていろんなデザインのチラシを作るのも悪くはないが、菜の花座ならこの人の絵!っていう売りがあってもいいと思うんだ。彼が引き受けてくれればの話しだけど。彼の原画に触発されて次回作品が出来ていく、なんて野球のバッテリーのような関係が生まれてくればもっと素晴らしい。

 チラシ裏の方は、制作担当が忙しい中頑張って作ってくれた。あらすじが長いのは僕の所為だ。いろんな世界が錯綜する芝居だし、秩父事件のことも大筋触れておかなくては、ということでこう長たらしいものになってしまった。それと、劇の構造がいつもの菜の花座とはひと味違って、ちょっと難しいので、その解き口も示しておきたかった。

 「10人の女が、歴史の闇を問う!」「初挑戦の野外劇!」の二つのコピーも抜かせない。でも、もうスペースない!ってことで仕方なく号外風の割付になってしまった。ともかく、新しいことわんさかいっぱいの作品だ。これは見逃す手はないと思うよ。客席は限定270席だ。チケット購入は、お早めに、お早めに!

 

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