やられた!うーん、一日遅かった。危ないと思ってたんだ。そろそろ収穫時、藁かぶせただけじゃ賢いカラスを欺せっこないよ。楽しみにしていたスイカ5個、見事にえぐられた。ちゃーんとわかってんだよな、食べ頃だって。
カラスって学習能力高いから、人間の浅知恵なんかすぐに見透かしてしまう。去年もやられて、藁じゃごまかせないってことはわかっていたんだ。そろそろろ、こっちも奥の手出さないと、と考えていた矢先だもの、本当に残念。
どこもスイカ狙いのカラスには手を焼いている。懲りに懲りた家では、畑の周囲も上もすべて防鳥ネットで囲んでいるところさえある。かと思うと、お隣さん、と言っても100mも先、のスイカには種子用のネット袋かけてるだけなのに、何故か、スイカを欺き通せている。 カラスにも知恵のあるもの、無知なもの、いろいろいるのかもしれない。ともかく、我が家周辺をねぐらにする一派は、間違いなく知能犯で、経験から学ばぬ我々をあざ笑っているに違いないのだ。
カラスに舐められて黙ってはいられない。なんとしても有効な防衛策を講じなければならない。昨年の苦い体験からたどり着いた方法は、スイカにコンテナをかぶせてしまうことだった。
着果が確認できたら、すぐにコンテナをかぶせてしまう。実にお日様があたらなくても生育するものか?甘みはのるのか?不安はあった。でも、コンテナの外いっぱいに生い茂った葉がたっぷりと光合成をしてくれるようで、日々果実も大きく生長し、獲れたスイカの味も上々だった。
出鼻を見事にかっさらわれたショックは小さくなかったが、幸い我が家の畑はスイカと相性が良いらしくその後も次々と実を着けてくれている。ものによっては夏の盛りを過ぎての収穫と間の抜けた事態も想定できるが、せっかく植えた苗、獲れないよりは獲れた方がいいに決まっている。
あっ、またあった!ここにも!危ない、危ない!ほんじゃコンテナ。と、かぶせかぶせて、ただ今、畑はコンテナ畑!