ステージおきたま

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さあ、ダンスだ!菜の花座公演『ニャン婆と時之助』

2017-08-23 11:33:54 | 菜の花座

 ダンスの稽古が始まった!R先生の振り付け指導で1時間半、びっしり取り組んだ。

 若手を中心に踊れるメンバー5人が前列、後ろはシニアたちが固める、菜の花座いつものパターン。踊る曲は3曲だが、今回はネコ全員で踊る2曲のうちの『嗚呼、素晴らしきニャン生』を振りつけてもらった。ずいぶんアップテンポの曲なので、ついて行けるのか配したが、さすがにRさん、無理ない身ごなしでネコらしく踊りを作ってくれた。

 今回はシニア公演とは違うので、ばんばんぶっ飛ばして、曲の2/3まで進んだ。さすがに若手+1、覚えも早いし、振りもすぐに様になっていた。センターで踊る主役時之助、見込んだ通り、動きがどこまでもコミカルだ。意図してはいるんのだろうが、やはり役者の持ち味も大きい。ただかっこよく踊るだけより、アクセントがあっていいなぁ。

 菜の花座のダンス能力については、すでに十二分に分かってらっしゃるね、後列のメンバーには簡単な振りの繰り返しと、ちょっと演技的な要素なんかも絡めて、負担を小さくしてくれていた。これならシニアたち、無理なく踊れるでしょう。アマチュアが芝居にダンスを取り込むとなると、内情をしっかり見知った指導者が絶対に必要だ。この点、菜の花座はほんと、恵まれてる。

 今回の舞台では踊らない人間役の3人やスタッフの1人も後列ダンスに加わてもらった。なんたって、菜の花座、出前のお座敷多くなってるから、いつこのダンス踊ることになるやもしれぬ。その時のためだ。ダンスが好きだけど、今回は外れてしまったメンバーなど、嬉々として踊りに加わっていた。上手い下手、配慮は当然必要だが、下手は締め出す、そんな仕上がり至上主義は絶対ダメだ。それが地域のアマチュア劇団の在り方だと思う。

 だから、お客さんにもお願い、下手は下手なりにおおらかに楽しんでもらいた。ただし、少しは踊れるって連中に対しては手厳しくダメだししてもらって大いに結構。そうやって、みんなが楽しく踊りつつ、各自のレベルを上げていかれればいいよなぁ。

コメント
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