ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

さあ、来い!秋野菜

2017-08-14 08:14:30 | 農業

 畑にゃ、ナスやらトマト、キュウリにピーマン、どっさりこ。シシトウなんて、狂っってるから、実着けんのに。待て、ちょっと待て!喰いきれんだろが、なんて悲鳴にゃお構いなく、夏野菜の季節だぜぇ!と、勢いを競い合ってる。身近に食い物があふれてる、てのは、なんて言っても豊かで、文句言う筋合いなんてない。有難いよ、せいぜい無駄にせず頑張って食べるからな。

 と、幸せな気分に浸ってばかりはいられない。秋野菜の準備を始めねば。いや、もう疾うに取っかかってる。キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、育苗終えて、すでに畑に移植完了。順調な根付きで、今じゃ大きな葉っぱを広げている。もちろん、紗幕トンネルの中でね。去年播き遅れて手首くらいにしか太らなかった大根、今年は失敗するもんかい。おっと、人参なんざぁ、とっくの昔に芽が出て、ふさふさと茂ってる。

 でも、秋野菜の始まりって言やあ、白菜だよ。去年は直播して、種、4袋がほぼ全滅!辛うじて発芽した芽を移植したりしてどうにか半結球ものを10数個確保できただけだった。ともかく、畑土の中にゃ、ヨトウムシやらなんやら、新芽を食い尽くすやつらがどっちゃりいるんだ。芽が出るそばから食い倒したり、葉を穴だらけにしたり、そりゃもう暴虐の限りだ。

 そうか、そうなのかい。そんじゃ、こっちだって黙っちゃいないぜ。直播があいつらの土俵なら、ふふふふ、ポット播きでどうだ?水やりも思いのままだし、発芽までは軒下で強い日差しから守ってやれる。紗幕で覆ってやれば空中からの害虫の襲撃だって防げる。何より、ヨトウムシフリーの床土で苗まで育てられる。

 80日ものの「錦秋」「聖徳」と「60日耐病」ってやつを播いた。まっ、それぞれ20個ずつも収穫できれば御の字なんだが、種が余っちまった。そんじゃ念のため、さらに5割増しで。それでも余ったのは、捨てるのももったいない、ええい、発芽不良を見越してポット1個に10粒以上播いちまえ。わずか3日後には発芽!1週間足らずで出そろった。

 うわーっ!こんなに出っと、間引きせにゃならん!まいったなぁ。でも、出ないより、喰われて無くなるより、はるかましだ。丁寧に大切に育てて畑に移植までもっていこう。

 で、その畑の準備だ。白菜の他に、小カブ、大カブ、赤カブだろ。それに青菜、茎たち、ホウレンソウ、鍋に欠かせぬ春菊も、播かにゃならんタネはたっぷりあるのさ。ジャガイモ掘りあげたところや春人参、春大根の跡地、そこら全部、耕して盆明けの移植と種まきに備えにゃならんのよ。

 まず、草を刈って大きな残渣はすべて畑の外に運び出す。たっぷりと堆肥を散布、ぼかしも撒いて、さらに籾殻堆肥を念のため。

 そして、久しぶりのトラクター登場。野菜の畑なんてたわいない、30分程度で耕耘完了。さっ、これで、秋野菜の準備万端整った。

 今年こそ、全種類見事に作って豊かな冬眠生活を達成するぞ!おい、頼むぜ、冬の暮らしは君らにかかってんだからな。

 

 

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